このコラムでは、同人サークル・五花八門ごかはちもんの上條紗智かみじょうさちが、東アジアに広がる東方ファンの活動事情、文化の現在についてお話しします。

　コロナ禍で停滞した外国との往来は2023年に入り本格的に活発化しました。東方の聖地巡礼や東方イベント参加のために、海外渡航を計画する日本在住の東方ファンがいよいよ増えてきたことを肌で感じます。実際に現地の東方ファンとの交流を通じて、アフターコロナを見据えた活動が各地で始まっていることが分かってきました。

　本連載を通して、東アジアの東方の「今」をお伝えします。