東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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五花八門の東アジア游記 第6回 日本から海外に飛び出そうとしている方へ向けて

五花八門の東アジア游記

 同人サークル五花八門ごかはちもん上條紗智かみじょうさちです。

 五花八門の東アジア游記第6回は海外旅行の準備について紹介します。ここでは東アジア方面(中国本土・香港・台湾・韓国)への旅行を念頭に、これまで上海や台湾を初めて訪問する知人をサポートした際の私の経験に基づいてお話しします。特に、海外旅行が未経験の方を念頭に、普段私が海外に行くとき何に気を配っているのか、という点を綴ろうと思います。

注:
本記事は筆者が海外旅行する際の個人的経験について記したものです。旅行に伴って発生した損害について責任を負うものではありません。読者各位の責任で、自分の条件に合わせて渡航の準備をしてください。

 

YOUは何しに海外へ?

 私は蓬莱人形の音楽CDが好きで、「明治十七年の上海アリス」を聴きながら「また、日本を捨てて海外に飛びだそうとしている方にも、是非聴いていただきたいです。」という文言を読んで、いつか上海や台湾に行ってみたいなぁと思うようになった人間です。日本を捨てるというほどではありませんが、一人旅をしたり、知人と一緒に上海や台湾の東方聖地巡礼に行くようになったことは、私にとって良い思い出でもあります。

 東方ファンとして海外旅行をする場合、①東方聖地巡礼、②東方イベント参加、③現地のアニメ・マンガショップ訪問、などが挙げられると思います。

 

① 東方聖地巡礼

 東方聖地巡礼については、私よりもずっと詳しい方々が同人誌やweb上でまとめています。個人的には、台湾の林本源庭園(蓬莱人形の窓)や上海租界(明治十七年の上海アリス)が推し巡礼スポットです。また、上海郊外の映画村、上海影視楽園では上海租界の街並みのセット見学が可能で、往時の租界を想像して楽しむにはもってこいの場所でした。

台湾の林本源庭園。近年は東方ファンの間で「蓬莱人形の窓」の知名度がかなり高まった印象があります。台湾例大祭の際も多くの方が訪問していたようでした
上海影視楽園の様子。上海租界の建物の巨大なセットが設置されています。ここで蓬莱人形コスプレ撮影すると楽しそうだなぁと思っています。上海租界については本コラム第1回も参照

 

② 東方イベント参加

 東方イベント参加については、近年中国での同人イベントの開催が非常に多いほか、比較的日本人参加者が訪問しやすい台湾・韓国でもイベントが開催されています【1】。2024年9月の博麗神社例大祭in台湾では、日本からも多くの参加者が台湾を訪問したことは記憶に新しいと思います。例大祭in台湾の次回開催は未定のようですが、2025年2月には韓国ソウルで第4回蓬莱祭が開催されます。また、中国本土で最大規模の上海THOは例年8月に開催されており、その1-2か月前に開催日程が発表されます。詳細はイベント公式サイトや公式SNSを確認してみてください。

【1】
上海THOの様子については本コラム第2回および第3回を参照、蓬莱祭は第4回を参照してください。

 

③ 現地のアニメ・マンガショップ訪問

 東アジアの主要都市ではアニメ・マンガショップが営業しており、そこでは翻訳版の日本のマンガが販売されています。東方Project公式書籍の中国語版や韓国語版を扱う書店もあるので、コレクションしたい方は是非買いに行きましょう。台湾・韓国では日系大手のアニメイトが進出しており、書籍の品ぞろえも豊富です【2】

 台湾では他に同人書店大手のとらのあな台北店も進出しています。こちらでは商業誌だけでなく台湾サークルの同人誌なども取り扱われているので、同人イベントが開催されていないときでも台湾の同人活動に触れることのできる貴重な場所です。個人的には台湾大学の近くにある個人経営のマンガ書店「緑林寮」が気に入っています。

 上記の専門書店以外でも、上海・広州・台北・ソウルなどでは市内に大型書店があり、そこのマンガコーナーにも日本のマンガの翻訳版が販売されていました。東方聖地巡礼やイベント参加に合わせて現地の観光や食事も楽しみつつ、こうした書店巡りを組み合わせてみる、ということもできますよ。

[2]
中国本土にもアニメイトの店舗が進出しているが、こちらはどちらかと言えばグッズ販売がメインのようです。

台北のマンガ専門書店(アニメイト、とらのあな、緑林寮)。また、台北市内では大手一般書店の「誠品書店」のマンガコーナーなども充実しています

 東方聖地巡礼、東方イベント参加ともに海外に足をのばしてみると、何か新しい発見があるかもしれません。「でも、私は海外旅行の仕方を知らないし、海外旅行って何を準備すればいいの?」という方も多いはずです。東アジア方面(中国本土・香港・台湾・韓国)の旅行の手配についてみていきましょう。

 

パスポートは最も大事な書類

 海外に行くための準備として、皆さんは真っ先に何を思いつくでしょうか?

 そう、パスポート(旅券)ですね。パスポートが無ければ外国の入国どころか日本からの出国すらできません。パスポートが必要になるのは出入国の時だけでなく、国際線航空便の予約でも必要です。外国では基本的にパスポートが身分証明書になります。外国のホテルにチェックインする際にもパスポートの提示を求められることが一般的です。

 海外旅行の準備をする際には、まずはパスポートを取得しましょう【3】

【3】
参考:外務省「パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)」

 

ビザは必要なの?

 東アジア方面の短期滞在については、中国(30日間)・香港(90日間)・台湾(90日間)・韓国(90日間)はビザ取得が免除されています【4】。つまり期間内ならばパスポートだけで入国できるということです。また、2024年12月現在ではこうしたコロナウイルスに関する特別な検疫規制は各国で撤廃されました。

【4】
中国は2024年11月30日から短期ビザ免除措置が再開されました。

写真は台湾入境時のスタンプの例。ビザ免除90日間と表記されている

 

航空券とホテルを予約しよう

 パスポートが準備できたところで具体的な旅程を組み立てます。いつ、どこへ、どのように行くのかを考えつつ、自分の希望に見合った航空券とホテルの組み合わせを探します。

 航空券について、私は「スカイスキャナー」や「トラベルコ」などのwebサイトで各航空会社の運賃と時刻を検討します。価格比較サイトでは旅行代理店が安値で航空券を販売されている点が魅力です【5】。また、多少値段が高くても安心できる方法が良いという方は、航空会社の公式ホームページから予約しましょう。

【5】
ただし、代理店の一部は信用が低いケースや、なかなか航空券が発券されなくてハラハラするケースもあります。

 ホテルについて、私は「AGODA」のwebサイトをよく利用します。どの予約サイトを使うかは各自の好みだと思いますが、慣れない土地のホテルを探す際には価格や立地はもちろん口コミのレビューは大いに参考になると思います。

 韓国や台湾では日系資本ホテルの選択肢が比較的充実しており、JALやANAなど大手航空会社系列ホテルや日本で見慣れたビジネスホテルのチェーンも進出しています。私は韓国で東横イン、台湾でサンルートに宿泊したことがありますが、どちらもフロントスタッフさんは日本語が堪能でサービスも日本国内とほとんど変わらない印象だったので、安心感があると思います。

 私のホテル選びの失敗談を少し紹介しましょう。2023年の上海訪問(当コラム第1回のとき)で、私はAGODA経由で手ごろな価格で小奇麗な現地資本のビジネスホテルを予約しました。しかし、現地でチェックインする際、なんと「外国人の宿泊は受け入れてない」と言われてしまったのです。「そういうことなら予約時点で外国人を弾いて欲しいな……」と思いつつ幾らか食い下がってみましたが、どうもダメなようです。

 結局、現地でスマホを開いて急遽別のホテルを予約しました。後に断られたホテルのページを開くと、口コミに外国人の投稿が一つもありません。どうやら価格が安かったのは中国人の宿泊のみを受け入れていたためだったようです。

 何回海外旅行しても、私はたまにこういう失敗に遭遇します。不安な方はHISなど旅行代理店のパック旅行にも自由行動が基本のプランが販売されていますので、そちら【6】に申し込みましょう。

【6】
日本国内ではヨドバシカメラやビックカメラなど家電量販店、amazonや楽天など通販サイト等では海外用simカードが販売されています。海外現地での購入は小規模な空港や夜間はsimカード販売店が営業していないこともあるので、慣れていない方は日本で準備する方がベターです。

 

現地で過ごすための準備

 さて、パスポート・航空券・ホテルが決まれば、あとは現地での行動に必要な準備です。通信(情報)、お金(支払)、言語(交渉)、旅行保険(安全)が大きな要素だと私は考えています。

 

① 通信機器の準備

 通信手段を確保しておくと、空港からホテルへ向かう経路を検索できますし、緊急時の対応もスムーズになることが期待されます。また、スマホの翻訳アプリを利用することで言語の問題もかなりハードルが下がります。

 通信手段については人によって好みが分かれます。私自身は、韓国・台湾・香港へ旅行する際はたいてい現地の空港でプリペイドSIMカードを購入するか、日本国内で海外simカードを出発前に購入しています。そのほか私の知り合いには、日本の通信会社(docomoやauなど)が提供する海外サービスの利用する、日本の空港でwifiルーターをレンタルする、e-simを事前に準備するといった方法を取る人もいます。海外旅行の経験が少ない方はなるべく日本を出発する前に準備しておくと安心です。

 さて、通信手段について中国本土のインターネット事情について補足する必要があります。韓国・台湾・香港では基本的に日本と同じwebサービスを利用できるので問題ないのですが、中国本土ではGoogle(GooglemapやGoogle翻訳を含む)、X、Facebook、Line等への接続が制限されていることが広く知られています(「金盾」と呼ばれるアクセス制限です)。

 したがって、中国本土のみ利用できるsimや中国本土用のレンタルwifiルーターを単に準備しただけでは上記のwebサイトにアクセスできません。とは言っても方法が無いわけではありません。私を含め中国本土の東方イベントに参加する東方サークルは現地からXに投稿していますし、中国本土在住の東方ファンをX上で見かけることもしばしばです。

 アクセス制限を回避する方法として、中国本土と香港の両方で使用できる香港simカードを利用する方は多いようです【7】。また、日本の通信会社の海外プランのうち、中国本土でのアクセスに制限がないものを利用するケースや、VPNに接続することでこの問題を解決するケースもあります。各手段の条件について、価格・通信容量・通話サービスの有無など事前によく確認しておきましょう。

【7】
これは香港simカードなのでGoogle等にアクセスが可能となっており、amazonなどで購入できます。香港域内のみ利用可能なsimと中国本土・香港双方で利用できるsimがあるので購入時に注意が必要です。

 通信と関連して、現地で利用する地図アプリを準備しておくと便利です。台湾ではGooglemapが充実していて、地下鉄やバスの乗り継ぎなども検索できます。韓国ではNevermap、中国本土では百度地図(Baidumap)が便利なので、事前にアプリをインストールしておきましょう。

 通信機器の充電にあたっては電圧とコンセントの形状がポイントになります。東アジアは日本(100v,50Hz/60Hz)、台湾(110v,60Hz)、韓国(220v,60Hz)、中国(220v,50Hz)といったように国ごとに電圧と周波数が異なります。電圧100v-240vと周波数50/60Hzに対応する家電製品であれば変圧器は不要なので、使用している機器の条件を確認しておきましょう。台湾・中国では日本の形状のプラグを差し込めるコンセントが設置されていることが多いです。ただし、韓国は日本のプラグに対応していないことが経験上多かったので、事前に変換プラグを準備しておくと良いでしょう。もし事前の購入を忘れてしまっても、韓国国内のコンビニ等で販売されていることもあります。

スマートフォン、パソコン、タブレットなどは電圧100-240vと周波数50/60Hzに対応しているものが多いので電圧変換機を使わずに充電できるものが多いです。充電器などの説明を確認しましょう

 

② お金の準備

 お金については、現金、クレジットカード、スマホQR決済などで支払うことが想定されます。現地でお金がないとかなり困りますので、複数の支払い方法を用意すると安心だと思います。
まず確実なのは現金です。日本の空港で事前に両替しておくと安心です。日本円ならば現地の空港や銀行で両替できます【8】

 韓国・台湾・香港では一定規模の店舗では国際ブランドのクレジットカード(VISA、Masterなど)を使えることが多いです。一方で、中国本土ではクレジットカードを使える店舗はほとんどありません。また、海外キャッシングが可能なクレジットカードを使って現地の銀行ATMで現金を引き出す人もいます。

【8】
市内の銀行で両替する際は時間がかかることがあるので、空港の両替所が便利です。現地で両替する場合は1万札を用意しておく方がスムーズ。

 中国ではスマホQR決済が普及しており、できるだけQR決済の手段を確保しておくと良いです。2024年現在アリペイ(支付宝)が日本のクレジットカードと連動してQRコード決済ができるサービスが提供されているので、これに登録しておくとかなり便利です【9】

【9】
特に中国の同人イベントでは支払いは基本QR決済です。サークルさんが現金のお釣りを用意していないことは珍しくありません。日本からサークル参加する場合でも、頒布代金を受け取るためにはアリペイやWechatペイのQRコードを事前に印刷して用意しておく必要があります(当コラム第2回参照

旧上海租界地区とファミリーマート。東アジアの大都市は日系・現地系のコンビニが多いので日用雑貨は旅先で買えるものも多いです

 

③ 言語について

 中国語や韓国語が分からない場合、英語ならば伝わるのか、というと案外そうでもないのが東アジアです。韓国や台湾の観光地では日本語で対応されるケースも意外とある、というのが多くの旅行者の実感ではないでしょうか。中国では街中ではほとんど外国語(日本語や英語)が通じないと思った方が良いです。

 外国人が出入りするホテルやレストラン、東方同人イベントのような例外を除けば、日本語や英単語(thisとかone)が使われることは原則としてありません。外国語が通じるかはケースバイケースですが、困ったときにはスマホの翻訳アプリを使うと良いでしょう。

 

④ 海外旅行保険

 私は必ず出国前に損害保険会社の保険に加入します【10】。旅慣れた人はクレジットカードの付帯保険で済ませる人も多いようですが、私個人のスタンスとしては、特段の理由がなければ海外旅行保険への加入は必須だと考えています。

【10】
参考までに、初めての海外旅行で使って以来、私は毎回損保ジャパン日本興亜の新海外旅行保OFFを契約しています。海外旅行保険への加入は出発前というケースが多いので、日程が確定した段階で申し込むのが良いでしょう。

 

安全が第一

 海外旅行で大事なのは安全意識です。個人レベルにおける海外安全の基本は「危邦に入らず、乱邦に居らず」だと、いつも自分に言い聞かせております。2024年の年末には、海外の治安に関するニュースをいくつか見かけました。東アジアに関しては日本人旅行者が多い地域なので、情報を入手しやすい点がメリットです。

 現地の情報として、外務省の海外安全ホームページで渡航先の情勢を確認しましょう【11】。外務省の「たびレジ」に登録すると、メールで受け取ることができます。たびレジでは重大な事件に関する情報、日本人滞在者が遭遇したトラブルなどの現地在外公館が発表した注意喚起が送られてきます【12】。こうした情報を事前に把握する心構えが大事です。

【11】
外務省「海外安全ホームページ」

【12】
たびレジ登録サイトは、外務省「海外へ渡航される皆様へ」を参照。

 これに関連して私の経験をお話ししましょう。私は2014年に初めて上海を訪問した際、有名観光地の豫園よえんで流ちょうな英語を話す初対面の若者グループに誘われまして、お茶屋で中国茶を一緒に飲むことになりました。

 ここまで読んで事情通の人はニヤニヤしているかもしれませんが、私は「これぞまさに上海紅茶館だな~(←のんき)」などと思いつつ30分ほどお茶を飲んだところ約3万円(!)の代金を請求されてしまいました。後日、日本外務省上海総領事館のホームページを見ると「観光客を狙ったお茶に誘うぼったくりが増えている」とすでに注意喚起されているではありませんか【13】。事前に情報を把握できなかった自分の不明を恥じたものです。

【13】
ちなみに中国が経済成長したためか豫園のお茶のぼったくりの話は聞かなくなったような気がします。外国語がほとんど通じない中国で流ちょうな英語を話す人に遭遇すると、緊張の糸がほぐれて安心させられてしまう魔法のような効果があったように思います。

 どんな旅行でも同じだと思いますが、安全に帰国・帰宅することがすべてに優先されます。

 

おわりに ~海外に飛び出そうとしている方へ~

 本コラム「五花八門の東アジア游記」では、中国や韓国を中心に日本国外における東方ファン活動の様子を紹介してきました。その最前線で長年活躍されている日本国内外の方々から反応をいただくこともあり、このコラムを書く機会をいただけて良かったと思っています。また、同人サークル、イベント主催者やスタッフ、一般参加者それぞれの立場から東方ファン活動に関わる方が、その活動の場が世界に広がっていることを少しでも感じて欲しいと思いながら書き進めてきました。

 東方ファン活動は東アジアにとどまらず、アメリカや東南アジアでも拡大しています。近年の日本国内の東方イベントでも海外からの参加者や、海外の東方同人作品の頒布が着実に増えたと肌で感じます。こうした国境を越えた東方ファン活動が広がりを見せるなかで、日本側からもこうした動きを受け止めて窓口になるような人材が切に求められていると思います。その際には、海外に飛び込む意欲のある人の存在はもちろん、それを手引きする人の存在も同時に重要だと思います。私が初めて海外のサークル参加を経験したときは、先輩サークルに同行させてもらうことでそれが可能になった面がありました。

 いよいよ私も先人から受け継いだバトンを渡す側の人間になりつつあるのかもしれません。本コラムが将来の東方ジャンルを担う方にとって少しでも役立つならば、私にとってこのうえない喜びです。

 またどこかでお会いしましょう。

五花八門の東アジア游記 第6回 日本から海外に飛び出そうとしている方へ向けて おわり