東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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音楽評
2022/02/02

「#東方ルナティックリリース 音楽レビュー」アツい一文をまとめました

ご投稿いただいたレビューの“アツい一文を抜粋して”掲載

【ユーザー投稿企画】「#東方ルナティックリリース 音楽レビュー」&「あなたの東方サブスクマイリスト」を募集します!

昨年夏に行われた大型企画「東方ルナティックリリース」で発表されたアルバムCDのレビューを募集したところ、さまざまな反響をいただきました。

レビュー募集企画での恒例となっておりますが、ご投稿いただいたレビューはすべて、“特にアツいと思った一文を抜粋して”掲載いたします レビューの一部にはサークルさんへの応援コメントもございますので、そちらも併せてご覧ください。

昨年掲載しましたSariさんのレビューも併せてどうぞ!

秘封倶楽部の「迷い」と「選択」、そして歩む「未知の旅」を感じられるアルバム――#東方ルナティックリリース アルバムレビュー 『The World Of Dystopia』/TUMENECO (レビューライター:Sari)

 

#東方ルナティックリリース 音楽レビューまとめ

・楽曲名(収録アルバム名)または「アルバム名」/制作者or制作サークル
・いただいたレビュー文の中で、特にアツかった一文(抜粋)
・サークルさんへの応援コメント
・レビュー投稿者のお名前

と、いう形で掲載しております。

※掲載にあたり、一部文章を編集しているものもございます。あらかじめご了承ください。

 

「東方オトハナビ」 / COOL&CREATE

私が好きなCOOL&CREATEさんや、幽閉サテライトさん、そのほかにもたくさんのサークルさんが参加しています。多くのサークルさんを新たに知ることも出来る、曲を聴くのにも、サークルを探すのにも向いているアルバムです。

ーイナバさん

「シンクロ0」 / 森羅万象

このアルバムで共通していることは「どんな境界でも「時間」が進んでいる」ことだと思っています。
陽気でふざけたパーティーナイト、あの日聞いた風音、反転した夢と二人堕ちるセカイ……さまざまな物語にも、時間という存在は嫌でも付いてきます。
そんな時間を永遠に、と願いを込めているのが新曲の「時間よ止まれ」なのでしょう。

動き出す 解けるほど 日が落ちる 少しづつ 少しづつ 見えない明日が怖くなった
夜が来る 星が降る そして動き出した現実―リアリティー

『童祭 ~ Innocent Treasures』のアレンジ部分でもあるこの箇所を聴いていると、「はぁ……明日が来るのか……」という憂鬱感ではなく、どこか切ない感情と、言葉で表現できない「幻想的な」気持ちを何度も味わえます。

サークルさんへの応援コメント

これからも陰ながら応援させていただきます!

ー狐ゆっくりウォースト さん

Vampire Majesty (2021 Rework)「Aggressive Maidens Re:boot」 / Login Records

「Vampire Majesty」は、自分の中では最高にキマってる曲だと思います。キックや声ネタが豊富で、2011年verの曲が更に聴きやすくリメイクされた一曲です。自分も作曲をしているのですが、あんなに綺麗な曲はまだ作れないなと思ってます。

サークルさんへの応援コメント

pocotanさん、これからも応援しています!

ーVanpさん

「Zekken No.6 Flight In My Room」 / ゼッケン屋

7.Like A Dolling Stone(原曲 人形裁判 ~人の形弄びし少女)  
アリス視点のアリマリの曲。(アリ→マリの一方通行?)

「忘れていったまま 置きっぱなしの あの本も」

この歌詞だけで魔理沙への想いってわかるのは流石秀三先生。この一小節しか魔理沙を匂わせる歌詞が無いのも素敵。やはり秀三さんは乙女だった!? しかし忘れて言ったあの本をアリスはどう思っているんでしょうね……

「捨ててしまおうかな 買ったばかりの あの椅子も」
「投げてしまおうかな 暖炉の中に あのカップを
使われないままの ふたつでひとつニコイチの 片方を」

アリスは魔理沙の為に……いや自分の為にも色々なものを用意するのが素敵ですよね。
でもweekenderだとすると、魔理沙って、パチュリーとはなんてことないもので足りてるんですよね……アリス自身もなんでもない「普通」の言葉に足りて心が落ち着く…そしてまた転がっていく……

サークルさんへの応援コメント

秀三先生これからも頑張って下さい!
あとこのアルバムのアリスもいい意味でどうしようも無いですけど魔理沙も魔理沙で罪な女ですね……

ー東北鉄平さん

マツヨイナイトバグ 「東方オトハナビ」 / COOL&CREATE

最後の「この世は〜」の所から盛り上がってラスサビに行くのが凄い好きです! その前のラップのような場所も良く、おそらくカラオケとかでも盛り上がると思います!

サークルへの応援コメント

COOL&CREATEのビートまりおさんはナイト・オブ・ナイツとか有名な曲を作ってるので、COOL&CREATEさん自体がもっと有名になるのを期待してます! これからも応援してます!

ーしょう夢さん

「HUNDRED DUOVIGINTILLION ARROWS」 / ZYTOKINE

「HUNDRED DUOVIGINTILLION ARROWS」はボーカル8曲、インスト2曲で構成された東方虹龍洞オンリーのアレンジアルバムです。(菅牧典さんが囁いている絵が特徴的。とても可愛いです。)

私が特に紹介したい曲は、このアルバムのタイトルにもなっている「HUNDRED DUOVIGINTILLION ARROWS」です。

さて、虹龍洞の6面ボスである天弓千亦さんは、自分の能力の元、公正な市場を何度も開きました。
市場を開いた場所は月虹が燦々と輝く夜空のもと。その特別な「ハレ」の光景を見て千亦さんは何を思っていたのでしょう。

そこには様々な問題があったのでしょう。なんせ自分の存在すら危うい状態で、誰かに利用されてでも生き残るために、アクションを起こさなければならなかったのですから。
(そのあとやってきた「賊」の対処もしなければいけなかった訳で…)

しかし、目の前にある無数の天弓の矢HUNDRED DUOVIGINTILLION ARROWSは、ただずっと燦然と輝いているわけです。そしてその輝きを見たものを虜にしてしまうことでしょう。たとえそれが神様であっても……

ただただその光景を見ていると、まだまだ未来や希望ありそうな気がして、歌の最後のフレーズでは

────愚かにも全てが美しい……

と一言。心奪われるとはまさにこのことであり、「誰のものでもない夜空」だからこそ、なし得たことなのでしょう。私はこの曲に以上のような思いが込められていると感じました。

我々も、千亦さんと同じように煌びやかな月虹を見ることは出来なくとも「ハレ」の光景には立ち会うことは出来ます。そして今までどれほど辛いことがあろうとも、我慢を強いることがあっても一度その光景を見てしまえば、負の感情すら洗い流されることでしょう。

さあ、来たる賑やかなハレの場で一緒に美しい光景を見ましょう。

サークルさんへの応援コメント

一際盛り上がるアルバムを作ってくださりありがとうございます。
クロスフェードを聞いた時から非常に興味を持ち、レビューを書こうとすぐ思ってしまうほど奮い立たせてくれる曲ばかりでした。これからもまだまだ活性化していく東方アレンジ界隈を引っ張っていってください。応援しています!

ーSariさん

「Overcoming Soul TOHO」 / DIGITAL WING

Tr.1 Sharp edge(原曲:スモーキングドラゴン)
これぞ「DIGITAL WING」を体現したかのようなアレンジ楽曲。

ハイパーテクノアレンジが持つ魅力である疾走感だけではなく、時々垣間見せる「妖艶さ」が歌詞や原曲とうまく融合しています。(駒草山如さんもどことなく妖艶な雰囲気がある気がします。)

そしてヒートアップし、ピークになった時にとカッコよく「引き裂け!!!」と叫んでフィニッシュ。

「疾走感」×「妖艶さ」×「カッコ良さ」=「狂おしい」

この三つの融合が「DIGITAL WING」というサークルの持つ魅力であるかもしれません。

さあ、引き裂け!!!!

サークルへの応援コメント

東方オトハナビで収録された「Nightmare time」や今回アルバムの「sharp edge」は私にとって凄く刺さった曲でした。またこのような何度でもリピートしたくなるような曲を作ってくださることを楽しみにしています。

ーSariさん

「東方フィルハーモニー交響楽団13 紺」 / 交響アクティブNEETs

「交響アクティブNEETs」さんは「東京アクティブNEETs」の姉妹サークルであり、
主に東方のオーケストラアレンジを行っているサークルさんです。

さて、東方とオーケストラの組み合わせですが、東方の曲を「音ゲーで知った」という方や「ボーカルで知った」という方にはあまり馴染みがないかもしれません。

しかし、この二つの相性は非常に良いもので、東方原曲の頭に残るメロディーとオーケストラの壮大さが非常に良い「親和性」を生み出しています。

オーケストラアレンジは、メロディーの速度が全体的にゆっくりになることが多いです。ですが、それだけメロディーの壮大さやリズムの緩急が他のアレンジよりも、目立っている印象がありますね。特に本アルバムのおすすめは「星条旗のピエロ」。原曲とは異なったとても落ち着いた曲調に驚くかもしれません。

じっくり聞くもよし。作業用BGMにするも良し。家でずっと流すもよし。
オーケストラ生演奏でしか味わえない、心地の良い音色をお楽しみください。東方楽曲の新たな楽しみ方やジャンルを追い求めている方にはぜひオススメです。

サークルへの応援コメント

オーケストラアレンジをよく作業用BGMとして使わせてもらっている身としては、交響アクティブNEETsさんのおかげで、気持ちよく集中できる環境があるといっても過言ではないです。これからのアレンジ活動を心ながら応援しております。

ーSariさん

エーテルの海 「ether」 / Liz Triangle 

(こちらの曲はルナティックリリースのタイミングでサブスク配信が開始しています)

純狐の感情や苦悩を表すような歌詞や、純心模様を表すような荒々しくも何処か儚さを感じる様なリズム、そしてそれらを声で届けるボーカルの声量……聴いた瞬間に、この曲の虜になっていました。それと同時にこのLiz Triangleというサークルの虜にもなっていました。

1番最初に購入したCD、1番最初に好きになったサークル、そしてこの東方Project界隈に入ったきっかけになったLiz Triangleがずっと大好きです。

サークルへの応援コメント

lily-anさん kaztoraさん azukiさん
本当にLiz Triangleが復活した時に涙が出るくらい嬉しかったです。これからもLiz Triangleにしか出せない曲の世界観を沢山感じさせて欲しいです!!
本当に復活おめでとうございます!!

ー黑ユリさん

 

これより下は、フォームに届いたレビューの中で「ルナティックリリースで発表された楽曲」ではないものを対象としていますが、せっかくなのでご紹介させてください!

蓮華花火 / MISTYRAIN

この曲を聞くと、夏祭りの様な情景が思い浮かびます。

どこか甘く切ない恋愛の様な夏の歌詞だと思いますが、それだけでなく、ところどころ夏の音が入った1曲だと思います。

サークルさんへの応援コメント

Liz triangle復活おめでとうございます!
これからも頑張ってください!応援しております!!

ーワイバースさん

孤独月 / 幽閉サテライト

「色は匂へど散りぬるを」が有名ですが、幽サトさんだと僕はこの曲が一番好きですね〜。僕はフランが推しなのでとてもマッチしています!

サークルさんへの応援コメント

これからも頑張ってください!

ーリーくん さん

永夜のパレード / Arte Refact

最後の最後に聞きたいって感じの曲、優しいテンポで涙がでる。

サークルへの応援コメント

またなんかやって。

ー闇喰らいの蝙蝠さん

改めまして「#東方ルナティックリリース 音楽レビュー」にご投稿いただいた皆さま、ありがとうございました!

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