【全四回】博麗神社例大祭社務所インタビュー
東方Projectオンリー同人誌即売会「博麗神社例大祭」は、2020年春に初めての東京以外での開催を目指していた。しかし、2020年初頭より猛威をふるい始めたCOVID-19、いわゆる「コロナ禍」の影響を受けて中止となった。
2020年中に多くの同人誌即売会やライブイベントが開催延期・中止を余儀なくされたことは、もはや説明は要らないだろう。今もまだ世界はコロナ禍の真っ只中にあるが、その中でも「博麗神社例大祭」を運営する「博麗神社例大祭社務所(以下、例大祭社務所)」は、即売会の灯を絶やさぬよう、可能な範囲でのイベント開催を模索していた。
その努力もあり、2021年には「第十八回博麗神社例大祭(静岡)」「COMIC1 BS祭 スペシャル」「博麗神社遊芸祭」「第八回博麗神社秋季例大祭」という4つのイベントの開催にまでこぎつけている。
このインタビューでは、例大祭社務所代表の北條氏、販売統括の篠原氏、企画統括の関氏の3人に、このコロナ禍において例大祭社務所がどのような動きをしてきたのか、そもそも「博麗神社例大祭」ができあがるまでの裏側、イベントとしての現状や、即売会の中でも特異な「参加者層の若さ」についてどんな考えを持っているかなどを、併せて伺った。「例大祭」というイベントの形が見える内容となれば幸いだ。
※こちらの記事は、2021年6月、12月の2回に渡って行われたインタビュー内容をまとめたものとなっています。
文・聞き手/西河紅葉
写真/紡
目次
第一回
初めての「開催中止」を乗り越えて。例大祭と振り返る、この二年間の軌跡
更新: 2022/01/18
第二回
「今、例大祭って大丈夫なんですか?」このニ年間でイベントを開催し続けた自負と、YouTubeで即売会が発信する理由
更新: 2022/01/19
第三回
例大祭は何故「即売会“以外”」をやるの? 常に新しくなる東方ファン層と、それを後押しする「ハレの場所」
更新: 2022/01/20
第四回
この二年の結実と、新たな化学反応。そしてこれからの「博麗神社例大祭」とは。
更新: 2022/01/21