東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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インタビュー
2020/08/04

FloweringNight2020 出演サークルインタビュー

FloweringNight2020 出演サークルインタビュー

 2020/07/04に無観客配信ライブとして行われ、大成功を収めた「FloweringNight2020」。

 東方我楽多叢誌では、出演後のサークルの皆様にインタビューを敢行!7年ぶりの開催となるFloweringNightへの思いと、それぞれのファンへのメッセージをアツく語って頂きました。

 

豚乙女

――FloweringNight2020の舞台、いかがでしたか?

ランコ:
 FloweringNightをまたやる、また出れるってなった時に、ものすごい楽しみで。
 今回こういう(無観客配信ライブの)形になってしまいましたけど、FloweringNightをやる、そしてそれに出れる、っていうことは変わらないので、実際に出演させていただいて、すごく楽しかったです。勿論みんながその場に居てくださったら、もっと楽しいと思うんですけど…!でもそれは、いつか、みんなとここで出会えるように、って思ってます。

コンプ:
 できればフロアに人がいる状態でやりたかったですけど、FloweringNightが2020年に復活したっていうのは嬉しいことなので、そのステージに立ててよかったです。他の出演者さんも含めて、一緒にやれるのが楽しかったし、ライブ自体も久々だったので、楽しかったです!

ランコの姉:
 今回無観客配信ライブでやったことで、Twitterで「FloweringNightを初めて知ったのが若いときだったから、見に行ったことは一度もない」っていう人たちの反応とかが多くて、コレを機会に「(東方の)ライブ自体初めて見た」っていう人とかが、次にあったら行きたいな……って、思ってくれる人がいっぱい居たらいいよね、って願ってます(笑)

――豚乙女のファンの皆様に、メッセージをお願いします!

コンプ:
 何かと、同人イベントやライブイベントが中止になったり、通常通りの開催じゃなくなっている昨今ですけど、こういった見えないところでも、サークルを含めて、色んな人達が動いていると思うので、みんなも心折れずに、自分なりのハッピーを探してもらえたらな、と思っています。

 

石鹸屋

――FloweringNight2020の舞台、いかがでしたか?

秀三:
 お客さんは居なかったんですけど、むちゃくちゃアツかったね!気温もアツかったし、場の空気もアツかったですよ。流石、FloweringNightでございましたよ。

内山博登(石鹸屋sprt. / Humans oul):
 楽しかったです!

小林ヒロト(石鹸屋sprt. / Humans oul):
 毎回いつも石鹸屋のライブはすごく熱があって、気持ちがこもるライブだったんで、いつもと同じアツくて楽しいライブが出来たなと思っています!

hellnian:
 もう言いたいことを言われてしまった……(笑)
 (FloweringNightを)配信ライブでやるって切り替えた時に、関わっているみんなにネガティブな感じが全く無くて。是非このイベントを見てもらおう、っていう風な流れにみんなの意思が向かっていたのが素晴らしいなと思っています。それ故にアツいんだろうなと思っています。観客がいるいないとか関係なく。

――石鹸屋のファンの皆様に、メッセージをお願いします!

hellnian:
 この状況で、いつもの形では出来なかったりして、ライブをやる俺達としては、何らかの形でどうにか届けて出したい気持ちはみんなあります。なんで、家の中からかもしれないけど、みんなにライブ見てもらって、楽しんでもらいたい。
 それでいつか会場でまた一緒に盛り上がれるように、そのために俺らも続けて、頑張っていきますんで、皆さんも楽しみながら是非また次へ、次へ、って気持ちを絶やさないで頂けると有り難いです。

 

TaNaBaTa

――7年ぶりのFloweringNight2020の舞台、いかがでしたか?

あにー:
 すごく気持ちよかったです、ただやっぱり、フロアにみなさんがいないのはとても残念で。久しぶりのフラワリで意気込んでいたところもあったんですけど、正直、無観客配信ライブでどういう風になるのかなっていう不安もありました。 でもそこは、やってみたら全然関係なかったなって。

――TaNaBaTaのファンの皆様に、メッセージをお願いします!

あにー:
 早くライブが、今まで通りにやれる世界が戻ってきたら、またライブやりますし、みんなに会いに行くので、是非また会いに来てほしいなと思います。

 

岸田教団&THE明星ロケッツ

――FloweringNight2020の舞台、いかがでしたか?

はやぴ~:
 フラワリって、不思議とこう、責任感が消えるんですよね(笑)ただただ面白いっていうね。

みっちゃん:
 すごく居心地が良いよね。

岸田:
 逆に、このザマでやってみんなから「これぞ!」とか「帰ってきた!」とか言われるの、なんだかなっていう(笑)

――ichigoさんはいかがでしたか?

ichigo:
 楽しかったです、楽しかったです。

はやぴ~:
 今「なんで私こんな奴らとバンドやってるんだろう」ってちょっと思ってたでしょ?

ichigo:
 毎日毎日思ってるよ(笑)
 それはもう、FloweringNight2007に出てしまったから、こういうことになってしまったので。

岸田:
 しかもアレだよ、あの時から一生懸命進歩とか重ねてるのに、それをひっくり返してぐしゃっとした状態をみんなから「素晴らしい!」って言われてるヤツだからね。

ichigo:
 それが役割だから(笑)

――岸田教団&THE明星ロケッツのファンの皆様に、メッセージをお願いします!

岸田:
 FloweringNightを見てくれた皆様、このクソみたいな我々ですけど、愛してくれて有難うございました。

はやぴ~:
 ぜひスパチャを!
 (※スパチャは受け付けていません)

T-tsu:
 そういうとこだよ(笑)

 

COOL&CREATE

――FloweringNight2020の舞台、いかがでしたか?

狐夢想:
 楽しかったです!
 今回2020という節目の年でしたが、世界的な事情で混乱があり、フラワリをやるって聞いた時に「やるの?ほんとにやっていいの?」って思ったのが正直なところでした。ですが、結果としてやってよかったなと、そう思う次第でございます。FloweringNight2006、最初のステージに立っているのは、今回の出演者では、ビートまりおと僕の2人だけでして。あれから、僕らはなにかを信じてこれたかな……。
 (始まりから)14年も経ってくると、ライブの楽しみ方っていうのもどんどん変わってきてて。今回ネットでの配信をしたっていうのは、ある意味、期せずして成功だったんじゃないかなーと。Twitterとか、Youtubeのとか、ニコニコとか、Periscopeの盛り上がり方を見ていると、これはこれで今っぽい、10年経って時代が変わった楽しみ方だったのかな、また新しい時代が来ているんじゃないかなと、そういう気がしました。

まこっちゃん:
 ぼくは初回(2006)は裏方で、実際出させていただいてからは2007から2011まで出ていて。今回は9年ぶりだったので、この同じメンバーでこうやってまたやってるっていうのに、かなり期待の気持ちをもって来ました。
 初期からやってきている僕らも、段々歳を取ってきたので(笑)あー、この感じ懐かしい!っていう。今回はイベントとして一緒に頑張ろうぜ、協力しようぜ、っていう気持ちになれたかなと。僕は、今日が今までで最高のフラワリだったかなと思っています。

coda:
 COOL&CREATEの映像、最初はFloweringNightではやってなかったんですよ。2009の打ち上げで「ライブやろー」って誘われて、そっからCOOL&CREATEライブの映像をやらせてもらっていて。COOL&CREATEは曲に合わせる映像も沢山のクリエイターさんが作っているので、そういう映像を見て、ファンの方が盛り上がってくれるのがすごく嬉しいなと思っています。今回は配信だったので、スクリーンはちょっと映らない部分があったり、空間の演出は難しいところがあったので、来年はリアルでの開催で、そこを実現したいですね。

ビートまりお:
 僕は、自分が思っている以上にFloweringNightって名前が大事な存在なんだなって実感しましたね。自分の大切なものの中には、東方の原作だったり、周りの二次創作だったり、色んなものがあるんだけど、フラワリだけはそれらとは別の所に、自分の青春としてあるんだなって、今日この日に思いましたね。
 それがやっぱり、10年以上続いて、こうやって若い子たちと一緒に、ずっと続いていくもんだったら嬉しいなって。いろんな世代の人がどんどん増えていくんだなって。そうやって続いていくものの、一番最初に居られたことは、それはちょっとだけ誇ってもいいのかなって、ちょっと思いました。
 楽しかったです!有難うございました!

――そんなFloweringNightを、かつてファンとして舞台の下から見ていて、今回COOL&CREATEとしてステージに立たれた3人は、いかがでしたか?

まろん(IOSYS):
 僕は、人生で初めて行ったライブがCOOL&CREATEのライブだったんですよ。そのあと、初めて川崎CLUB CITTA’に来たのが、FloweringNight2008だったんですね。その時は最初の出演者がCOOL&CREATEさんで、体力の配分がわからなくて(笑) 最後の曲が「最終鬼畜一部声」で、酸欠になってフロアの柵に寄りかかりながら高まっていたことを、すごく覚えていて。
 それを今こうやって、COOL&CREATEのライブにDJとして参加して、一緒に最終鬼畜歌ったり、マイクを通してえーりん叫べたりして……エモかったですね!
 他の出演サークルさんもみんな僕の青春の方々なので、こうやって共演できたのはまりおさんの背中を追っかけていてよかったな、って思った瞬間でした。

ムー(リストカットガール,ワタシキサマ):
 僕は岐阜の田舎の出なので、今までのFloweringNightの現場には来れなかったんですよ。動画で見て「かっこいい!」って思っていた世界で。今、2020年、伝説の復活みたいな1ページに加われたのが、良かったなって思っています。
 COOL&CREATEのベーシストは僕で4代目で、先代から受け継がれてきたバトンを僕が持ってる状態なので、コレを持って何処まで一緒に走りきっていけるかっていうのが、すごくチャレンジになるかなと。東方と一緒に、COOL&CREATEと一緒に、このバトンを持って走っていきたいなって、そういう風に思っています。

テラ(少女理論観測所):
 とても楽しかったです!
 3つ夢がかなった話を、本番のMCでさせていただいたんですけど。
 1つ目はFloweringNightに出ることで。FloweringNightは会場でも見たし、DVDでも全部買って、まるで日課のように、穴が空くほど再生して見ていて。でも、FloweringNightは終わってしまったイベントだと思っていたから、それが復活したタイミングで出させて頂けるっていうのは、完全に人生の中で想定してなかった出来事だったので。凄い嬉しかったです。
 2つ目は、FloweringNightは無くなっても、CLUB CITTA’はあるので、CLUB CITTA’でライブをするっていうのが僕が音楽をやっていくなかでの目標と言うか、夢だったんです。それも今日叶ってしまった、それがしかもFloweringNightの復活のタイミングで。
 3つ目の夢ですけど、そんな舞台に一番大好きなCOOL&CREATEさんのメンバーとして出てるっていうのが、奇跡だなって思って。やっぱり僕と同世代の人たちが、例えばまろんさんがIOSYSに加入してまりおさんと一緒にライブ出てるとか、同い年の小林ヒロトさんが石鹸屋でギターやられているのとか見て、女々しい話なんですが「なんで俺じゃないんだ!」って思ってしまうこともあったので(笑) 良いな―って思ってたら、自分もCOOL&CREATEになれたので、本当に嬉しいです。
 だから、色んな感情がありすぎて。でも、終わってみると本当、嬉しさもあるけど、やっぱり楽しかったなって。FloweringNightを、今日出演しているサークルさんたちをずっと好きで憧れて見ていたのは、ステージ上ですごい楽しそうにしているからなんですよね。俺もあんなふうに楽しそうにやりたいな、っておもってライブや音楽活動をやってきて。だから今日ステージに立って、めちゃくちゃ緊張したけど、めちゃくちゃ楽しかったんで、だから……嬉しかったです!楽しかったです!!

――COOL&CREATEのファンの皆様に、メッセージをお願いします!

ビートまりお: 
 みんなに原作をやってほしいですね!今年はあえて言っていこうと思っています。Steamでも出たんで、改めてやってほしいですね。
 原作もいいですし、この東方っていう界隈を全力で楽しんでいきたいですね!

 

 

FloweringNight2020 出演サークルインタビュー おわり