東方同人誌へのアツい想いがここに!頂いた「東方同人誌レビュー」全部まとめました その①
東方同人誌レビューの中から“特にアツい一文を”掲載
6月に行いました「東方同人誌レビュー募集」企画。本当に沢山の反響をいただきました!
編集部に届いたレビューの件数は53件!前回募集した東方アレンジレビューに引き続き、本当にたくさんのレビューを送っていただきました。
今回も、
オススメ頂いた東方同人誌の情報は全て、
“レビュー文で特にアツいと思った一文を添えて”掲載をさせていただきます!
さらに、中でもよりすぐりのレビューについては、数件、全文掲載させていただく形にいたしました!
同人誌名/制作者(制作サークル)
※レビューとともに作品情報リンクをご投稿いただいたものは、タイトルに直接リンクを貼らせていただいておりますいただいたレビュー文の中で、特にアツかった一文(抜粋)
――レビュー投稿者のお名前
と、言う形で掲載させていただきます。
レビューまとめは、今後数回に分けて掲載させていただきます。今回の掲載分に乗っていないレビュー文は、次回以降掲載させていただきます。
東方同人誌へのアツい想いがここに!「東方同人誌レビュー」まとめ その1
こちらの同人誌は単に漫画を読むだけではなく、読者が謎を解くことで真の結末に辿り着ける「謎解きしかけ本」となっており、非常に奥深い内容となっています。
まさに「二次元と現実世界の融合」を果たした漫画と言っても良いものであり、謎を解いていくことで得も言われぬ感動を感じることができます。
ーうさぎなべさん
くたびれ衣玖さんのこんなはずじゃなかった飯伝記 / ぜのさいど
飯の描写が美味しそう!衣玖さんの残念美人感が好き!!
あと1つ1つの話のキレが良くて読んでて楽しいです!
ーなちょさん
一番の個人的なお勧めは
カップリングがすっっっっごく自分の好みと合致している点です。
パチュアリ好きなのでもうパチュリーとアリスが仲良くしてるだけでごはんいくらでもおかわりいけます!
ーツキさん
ぼくが東方を知ってからまだまだ日が浅い。
経緯は省くが、2018年超会議の東方ステージから数週間後、初めてビッグサイトを訪れた。大学入学後まもなくの学生、自由に使えるお金も少なく、ホールを奔走していたときに出会ったサークルは今でもチェックするほど思い出深い。そのサークルの一つにつた先生のサークル、ツタブロスがある。
ドタバタするぼのぼの系漫画のように見えるが、実はつた先生の本当の良さというのは物語後半の「深さ」にある。
この物語の緩急と行間の空いた会話が、イラストの可愛らしさと相まって短い物語ながらも凄まじい読了感に包まれる不思議な作品だった。
余談だが、つた先生はこの表紙の進捗をツイッターに掲載したとき、カブトムシを4匹描くか5匹描くかで悩んでいたらしい。
ぼくはそんなことつゆ知らず「カブトムシが4匹でビートルズを連想しました」なんて送ると「いいですね」と言われ、まさかの4匹案採用。この本はぼくが同人活動を始めるきっかけとなるできごとの一つとしても思い出が深いものであった。
ーH.Iida(ひーだ)さん
こちらの作品は私がレイマリ沼に嵌るきっかけになった作品です。
無敵な霊夢さんに対して試行錯誤しながら弾幕勝負を挑むけど届かずに悔しさが込み上げる魔理沙の人間味が溢れる姿と、「博麗の巫女」と「一人の少女」としての葛藤を抱える霊夢さんの様子が繊細に描かれていて、本当に素敵な作品です。
ーMartinさん
後戸組のブラックな日常と少しズレた世界観がとてもいい!4コマで読みやすく東方を知らない人にもお勧めできる!
ーやきいもさん
胡蝶の白昼夢 / セキセイ(セキセイインコ)
こいしちゃんが好きな人におすすめの本です
可愛い〜こいしちゃんとギャグなこいしちゃん
とにかくこいしちゃんがより好きになれる本ですよ
普段こいしちゃんあまり絡まらないあの人も登場するので新しいこいしちゃんワールドを触れてくださいねこいしちゃんが可愛い〜がいっぱい詰まっているのでおすすめです。
ーティルさん
初めてこのCDのラストトラックである「嘘のすゝめ」を聴いた際に、「すごくしっとりとしたいい歌だなあ」と思いました。
この作者の他の曲を聴きたい、と思いそのCDについて調べ始めました。そうして「騙」の一曲目である「真実の詩」に辿り着きました。その曲は、「騙」という一つの物語の始まりでしか無くて、そこで初めて「凋叶棕」というサークルがどういった音楽を作るのか、我々にどういった景色を思い起こさせたいのか、ということを理解しました。
CDの中に世界があって、登場人物がいて、その光景を思い描く。まさに「聞く同人誌」という言葉が最も適していると思います。
人間とは不思議なもので、本当に素晴らしいものを見ると、自然と手を合わせるんです。私は凋叶棕の中に神を見出したのです。そして、その感情を何かに表したいと思うようになりました。良さを他人に広めたい、というわけではありません。その恋は絶対に他人には理解してもらえないと分かっているから。なのに、私は物語を書きました。音楽を通じて見た世界を小説にして表しました。凋叶棕というサークルが作る音楽は、非常に物語の隙間とでもいうべきものが多く、聴いたものがその隙間に何を見出すか、という解釈の余地が残されているんです。その隙間に新たな物語を見出し、世界が作られる。これってまさに「東方」らしい形じゃないですか?
だから、私は凋叶棕を愛しています。これからも、ずっと。
ーきようとさん
私は元からミステリが好きで、”東方×ミステリ”という本は無いものかと思っていたところ、メロンブックスの平台に「少女秘封録」があったのを見て購入しました。
秘封倶楽部を作って、身の回りの些細な謎を解いていく蓮子とそれに巻き込まれるメリーという構図なんですが、その周囲に似鳥和河子や星村優希といった東方キャラのそっくりさんがたくさん登場するというところも見どころです。
シリーズ6巻目の「流し雛は瑠璃色の」には短編が4つ収録されているのですが、中でも、紅魔館によく似たお屋敷に住まう姉妹の謎を解く「赤い指先」が面白く、吸血鬼という現実世界では難しい一次設定を違和感なく取り入れているところがめちゃくちゃ上手いんです!
私は今、とある高校の文芸部に所属しているのですが、昨年その活動の中で校内に掲示している「本紹介ポスター」というもので紹介させてもらったところ、2、3人から読んでみるとの声をいただきなんだか嬉しかったです……。
ーマーシー真島さん
八雲一家の年越しを描いた作品です。
今の時代、幻想入りしてしまったかのような「年末のお家で過ごす家族」が描かれています。
手伝いを頑張る橙と、その成長を喜ぶ藍、藍の過去を思い出し懐かしむ紫の姿にホッコリしますね。
ー夕日さん
私の一番好きな同人誌の感想です。
いや本当にこの小説の良さについて語らせておくれよ女将さん、今夜だけは、今夜だけは……。①文章がすてき
最初の1Pを読んだら後はドミノみたいに最後までバーンと読み進めてしまうという魔術書のような文でした。歯切れの良い文章、鮮やかな描写と言葉遊びと、時折はっとするような人物描写、心情描写。全体的にパンパンとテンポがよくって最後まですっと読めたので本当に全人類読んで欲しい。
文章を読み進める力って、基本的に「知りたい」という気持ちや期待感から来ると思うのですが、そのどちらかも刺激をしてくださり、まあ面白くて普通に声にだして笑ってしまいながら読めてしまいました。②原作っぽいこのお祭り騒ぎ感
お祭りとかって愉しくて、不思議な空間ですよね。なんかずっと居たくなるんだけれど帰らなきゃならないっていう葛藤を生むくらい非日常性があって、夢の世界ですよね。この本読んだときの感覚は少年時代にお祭りに行ったときに感じたあの高揚感でした。
展開がとっても好きでして「自分の立ち位置」というかPlace to be.みたいな悩みというかそういうものに対しての頑張り具合そして、タイトルにあるウイスキーキャットと博麗霊夢との関係性。野性的でありながらもかわいく、強く、しなやか。悪魔のZみたいに美しく身をよじりながら走るみこ。そして咲夜さん。ドタバタした騒ぎと、紅魔館の日常とが織りなす物語は本当に好きでした。重すぎず、軽すぎず、乾きすぎず、べっとりしすぎず、面白くて、考えて、笑って楽しむ、突っ込みのセンスが光る。
東方の本でこんなに笑ったのは初めてで本当にすごいなって思います。
ーSYSTEMAさん
例えばいつか夢見た日々と / 蒼(蒼空市場)
人生初の同人誌でした
ニコニコ動画で幻想入り系動画を見てその時に流れた亡き王女のためのセプテットを聞いて、東方の存在を知り、当時はパソコンなんて持って無くてそして買えなかったので、東方って何?状態で。
勉強の為に駿河屋で東方同人誌50冊セットを買った本でしたテレビでコミケでゴミ袋を札入れしてるのを見てたりして、正直、同人誌は金儲けの為に他人の作品をパクって描いてると思っていましたが、人生初の同人誌を読んで気付きました。ああぁ、好きで描いてるんだぁなぁ、ファンとして自分の好きを詰め込だ作品なんだなぁと、ひしひしと伝わってきました。
自分も蒼さんの作品を読んで、蒼さんの同人誌をまるまる模写したり、落書きするきっかけになりました。いつか蒼さんに本を描いてくれてありがとうございますって伝えたかったです、東方を好きでは無く大好きにしてくれた、蒼さんは人生の恩人です。
ーティルさん
今回はここまで。レビューまとめは、今後も数回に分けて掲載いたします。次回をお楽しみに!