東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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リポート
2022/12/20

「人々を魅了する程度の能力」ナイフ-Knife- 5th Anniversary ONEMAN昼の部ライブレポート

『ナイフ-Knife- 5th Anniversary ONEMAN』昼の部レポート

 やってまいりました。池袋 LiveHouse mono。階段を下りた先に見える会場への入口、その周りにはお祝いの花が飾られています。一目で、今日ここでお祝いのライブが行われるんだ!と伝わってきます。そこには祝いの花とともに、『5周年おめでとうございます!!』のメッセージが添えられていました。

 そう、今日行われるライブは『ナイフ-Knife- 5th Anniversary ONEMAN』 ナイフのメインボーカリストであるコアラさんの活動五周年記念ライブです。

 コアラさんが活動を開始してから早5年、記念すべき日を祝うために多くのファンが会場に集いました。お祝いムード一色の会場は、なんとも優しい雰囲気が漂っています。

 会場内には小さな椅子がズラリと並び、その上には「まだあけないでね!!」と書かれた袋が置かれています。いったい何が入っているんだ!? ライブに通いなれた私も、ナイフさんの一風変わったおもてなしは新鮮に感じます。

 開幕の時間が迫り、会場のライトが暗転。目の前の幕が上がり、コアラさんの「まもなくスタート」のアナウンスで、観客のワクワクも最大まで高まります。

 観客の手拍子とともに、ライブはスタート。ライトに照らされたステージに現れたのは、美少女コアラさんと、クールガイのワニさん。まるで天使と悪魔のような、まったく異なるオーラを纏うふたりに、観客は心を奪われます。

 さぁ、ナイフによるワンマンライブの始まりです。

写真:るぅく
文:ろ~ち

 

異色のコンビが奏でる独特な世界

 姉妹サークルmonochrome-coatのcover曲である『4』からスタート。ダークな雰囲気を纏う曲が響き渡り、ナイフのライブではおなじみとなったハート型のペンライトが一斉に光ります。開幕からすでに、会場がナイフの世界に包まれていました。

 メンバー紹介で「代表兼ベースのワニさんでーす!」Vo.コアラさんにふられマイクを手に取るBa.ワニさん。ワニさんと言えば、まるでエルム街の悪夢に登場しそうなデビルチックな見た目が特徴です。しかし、MCのときのワニさんは雰囲気がガラッと変わってゆるふわな感じに変貌します。ナイフのライブを初めて見た人がこのギャップに仰天してしまうのはもはや恒例行事。話し方やトークの内容から溢れ出る人柄の良さは、ワニさんの魅力のひとつと言えます。

「コアラさんとの活動が始まって5周年、こうしてたくさんの人に集まってもらえてうれしいです。ありがとうございます。皆さんのおかげで、5周年を迎えることができました……」ワニさんがそう話すと、感極まってコアラさんも目に涙を浮かべます。一斉に拍手が響き、声を出せずとも、会場はナイフさんを祝う気持ちでいっぱいになりました。

 お祝いムードのまま次の曲、ナイフさんの名曲『Present』が始まりました。明るい曲調に合わせて、満面の笑顔で合いの手を入れるコアラさんの声に、会場はさらなる盛り上がりを見せます。続けて、3曲目は『did』。原曲となる緑のサナトリウムの独特なリズム感とともにコアラさんの美声が響き渡り、ペンライトの動きもだんだんと激しくなってきました。

「前回のワンマンライブの記事をお母さんに見せたら、幸せ者だねって言われました。皆さんのおかげです。ありがとうございます!」東方我楽多叢誌に掲載されたライブの記事を母親に見せたことを、嬉々として語るコアラさん。そんなほっこりするMCトークに続けて4曲目は『code』。ワニさん作詞作曲のオリジナル秘封倶楽部イメージソングです。『記念日』というワードがテーマとなるこの曲の登場にグッと来てしまいます。思い入れの詰まったこの曲は、お祝いのライブに欠かせません。

 曲が終わり再びMCに入ります。ここでワニさんが「ありがとうございます。今更で申し訳ないのですが、背が足りなくて見えないって人はいませんか?」と発泡スチロールのブロックを片手に呼びかけます。予想外の呼びかけに会場にも笑みがこぼれます。エモーションな曲の次に来るワニさんのゆるふわなMCはもはや定番、だんだんとクセになってきてしまいます。これこそナイフ……!

「次の曲は姉妹サークルのサリーの曲のカバーなんですけど、一回曲変更があって、ライブの5日前にまた曲変更があって、4日前に三回目の曲変更があってようやく決まりました」
「練習が足りないんですけど……でもがんばるのでちょっと大目に見てください(笑)」

 大目に見てくださいと言うコアラさん。コアラさんにこう言われてしまったらファンは許すしかないじゃない! 肯定の意を兼ねた拍手が響き渡ります。

 ちょっとした笑いに包まれながら、5曲目『taste ~紅く染めたkissの後味~』に突入。亡き王女の為のセプテットを原曲とするこの曲は、とてもシリアス。先ほどまで笑いが巻き起こっていた会場はどこへ? 一変してクールかつ美麗なメロディが場を包みます。「大目に見てください」と言っていたコアラさんですが……嘘だろ、カッコ良すぎる! MCのゆるふわタイムは、もはや別の世界線なのではと思ってしまうほど、ふたりの雰囲気がガラッと変わります。このギャップがたまらない。

 

ナイフが人々から愛される理由

「今の曲は、TUMENECOのtomoyaさんが聴いてくれたらいいなぁと思って、入れました」
「今日は実はイヤモニをしてるんです! はにーぽけっとのあきさんが、いろいろ教えてくださって……」

 ワニさんがTUMENECOさんについて語り、コアラさんははにーぽけっとさんの話題を出しました。ナイフさんのライブでは、必ず仲の良いサークルさんの名前が出てきます。イベントの話から日常の出来事など、そのトークの内容には隠しきれないほどの仲良しサークルさんへの愛と感謝の気持ちがあります。

 この恒例になったトークを聞くたびに、ナイフというサークルが持つ「優しさ」を強く感じます。ナイフさんが、どうしてこんなにたくさんの人に愛されているのか、その理由が垣間見える瞬間です。

 さぁ、いよいよライブも終盤に差し掛かりました。観客はあの名曲たちが来るのを心待ちにしております。そんな雰囲気のなか、名曲『テレパシー』が登場。心地よいメロディが響き、ユラユラと左右に揺れるペンライトの光が目に映るそれはエモいの一言に尽きます。『テレパシー』はナイフさんのファーストシングル曲であり、コアラさんとともに五周年を迎えたナイフの看板曲でもあります。

 MCでファンの人たちへの感謝を述べるとともに、この曲にまつわるちょっとしたトラブルを語るワニさんとコアラさん。この曲が収録されたシングルが頒布されたのは、5年前の博麗神社例大祭……の予定が、制作CDの到着がなんと例大祭2日後の5月8日に。イベントに間に合わせるために、急遽のCDーRを二百枚用意して頒布したという事件がありました。(のちに希望者にはCD-R版とプレスCD版との交換対応が行われました)

「あ~あ……」「大変……でしたね……でもなんとかなって良かったですね(笑)」観客席側では、小さく「懐かしいな」と呟く声がチラホラ。かつての苦難を笑顔で語るふたりの姿が、活動開始から5年という月日が経ったことを感じさせます。なんとも感慨深い。

 次の一曲は……とここで「「あ」」と、ワニさんとコアラさんが突然何かを思い出したかのように顔を見合わせて頷きました。

「今日ってもしかして……こどもの日じゃないですか!?」

 いや今日は5月8日よ。思わずツッコみたくなるワニさんの強引なフリに会場がまたもや笑いに包まれます。そしてワニさんとコアラさんがそれぞれ凧と鯉のぼりを飾りはじめました。観客はもうすでに次の曲がなんなのか察しがついているようでした。

「それでは聴いてください!『こいのぼり』!」

 まさかの国民的童謡。しかし、この予想できない展開こそナイフワンマンライブ。朗らかなメロディと手拍子が鳴り響きます。

「自分にとっては皆さんファンは自分の子供のようなとても大切な存在です」
「そんな子供たちに、ささやかなプレゼントがありますので、一緒に開けましょうか!」

 いよいよ席に置かれていた「まだあけないでね」と書かれていた袋を開封するときが来ました! 袋のなかにはいつもの特製チロルチョコと五周年にちなんだ5円チョコ、そしてワニのぬいぐるみとコアラ?のぬいぐるみが。

「皆さんと小さなコアラさんを、一緒に記念撮影してもよろしいでしょうか?」ここで恒例の記念撮影。観客全員がコアラのぬいぐるみを手に取りカメラにむかってポーズを取る、というなんとも微笑ましい光景が広がります。マスク越しであっても、観客みんなが満面の笑顔であることがうかがえました。

「次は、推しのぬいぐるみをもって、振り付けの練習をしましょうか!」

“振り付けの練習”……来た!待っていた! ベンベンベンとワニさんのベースの音に合わせて、手を前後に振る振り付けの練習を行います。その場にいる観客全員が待ちわびていた楽曲がついに来ます。『媚薬』

 直前まで『こいのぼり』を歌っていたとは思えないほど、会場はガラッとアダルトでダークな雰囲気に。この『媚薬』という曲は、ナイフさんを象徴する一曲と言っても過言ではない名曲です。一度聴いたら忘れられない独特なメロディが特徴的で、そのメロディに合わせて観客全員が手を前後に振って踊ります。その光景は曲名のとおり、みんながナイフの虜になっているようでした。

「次行けますか……!」精一杯声を振り絞ってワニさんが呼びかけます。カワイイ。
「皆さん飛ばしていけますかぁ!」それに続いて全力の声でコアラさんが呼びかけます。カワイイ。このふたりが繰り広げるライブは飽きることがない……!

 再び気分が上がったところで次の曲『錠剤』へ。ナイフさんの定番曲のひとつである『錠剤』はかなり激しい一曲です。赤いスポットライトが光り、激しいロックが流れ込んできます!キタキタ! これはペンライトと降らずにはいられない! 声は出さず、全力でペンライトを降ってコアラさんのコールに答えます。

 

 曲の終わりで、コアラさんとワニさんが語りました。

「私は平凡に暮らしてて、何もない人生で終わるんだろうなってずっと思ってたんですよ。五年前まで。でもワニさんに誘われて、ナイフで歌うことになって。最初は私にボーカルなんてできるのかなって落ち込んだりもしたけれど、たくさんの人がいろいろ教えてくださって、だんだんライブも楽しいなって思えるようになっていって。今日でナイフ5周年を迎えることができました。皆さんありがとうございます!」

「集まってくださった皆さんと過ごす今の時間は、誰もがいいなって思える人生だと思うんです。皆さんのおかげでこんな素晴らしい人生を歩むことができて本当に幸せです」

 ふたりの言葉に拍手が響き渡ります。ふたりの声から発せられるファンへの想いと感謝は嘘偽りのない確かなものでした。その言葉を聞いて、我々もナイフという音楽サークルに出会えた奇跡を噛みしめました。

 

 そんな素敵なライブもいよいよ終わりを迎えようとしております。

「本日は、皆さん開演時間が決まっていない状態で、チケットを購入して駆けつけてくださってありがとうございます!」
「では、次の曲で……本編は最後の曲になります!(笑)」

 何かを匂わせつつも、やはりトークではフワッとした雰囲気になってしまう。このゆるふわ感とバチバチにカッコイイ演奏時のギャップ。これがいつのまにか癖になって、ナイフのことが好きになってしまっているのです。面白くて、カッコ良くて、かわいい。まさに最強のふたりです。

 最後の曲は『Story』。秘封倶楽部のイメージソングであるこの曲は、ワニさんの音と、コアラさんの歌で、秘封倶楽部が持つ高揚感と哀愁が見事に再現されています。最高に盛り上がる曲でありながら、エンディングテーマのような寂しさを同時に感じる絶妙なバランス。まさしく締めくくりに相応しい一曲です。

 

まだライブは終わらない!

『Story』が終わり、ワニさんとコアラさんがステージを去ります。会場には拍手が響き渡りますが、ふたりが去ったあとも拍手が鳴りやみません。そう、声の代わりに拍手でアンコールの大合唱です。合唱の最中、コアラさんの案内放送が始まります。

「私のアンコールに合わせて手拍子してください!」

 まさかのメインボーカル主導のアンコール。こんなの誰が予想できるでしょうか。フロアの拍手と、自身のアンコールボイスと一緒にやってきた、コアラさんとワニさん。

 

 アンコール一発目はなんとTM NETWORKの名曲『BE TOGETHER』。なんとも可愛らしい歌声のBE TOGETHER、ピョンピョンと跳ねながら歌うコアラさんがまた可愛らしいのなんの。予想外の選曲でしたが観客は一切戸惑わず、コアラさんの歌に合わせて全力でペンライトを振っていました。

「本当だったら、ここで五周年おめでとう!ってケーキのサプライズとか持ってきたほうがよかったんですけど、9時入りだったのでどうしてもできなくて……。代わりに、バウムクーヘンを買って来たんですよ」

 取り出したバウムクーヘンに黙々とロウソクを刺していくワニさんの姿はシュールと言わざるを得ません。

「コアラさん五周年おめでとうございます!」改めて、コアラさんの五周年を祝って、バウムクーヘンと大きな拍手が送られました。火をつけることができないため、火のついていないロウソクに向かってコアラさんはフーッと息を吹きかけます。笑顔と拍手に包まれた会場は一気にめでたい雰囲気に、そしてコアラさんがみんなに感謝の言葉を述べ、次の曲へと移ります。

 軽やかなドラムの音から始まる『願い事ライナー』。自然と体が左右に揺れてしまうメロディがなんとも心地よい一曲。Vo.コアラさんだけでなく、Ba.ワニさんも体を左右に揺らしながらベースを奏でています。音だけでなく、目から伝わってくるその映像が、私たちの感情を揺さぶります。

「みんな、心のなかで歌ってください!せーの!」

 ラランラランランラーララー♪ コアラさんの歌に合わせてすべてのペンライトが前方に動きます。声は出せずとも、会場にいるみんなの歌声が聴こえてきます。この光景を忘れたくない、そんな気持ちが湧いてきます。

 

「またいつか、声が出せるようになったそのときは、一緒にラララーを歌ってください。よろしくお願いします! そのときのために、これからも続けて行けるようにがんばります。」

「ライブは必ず行われるものではなくて、もしかしたらこのライブが最後になってしまうかもしれない、その時そのときのライブがとても貴重な瞬間で、貴重な瞬間をここにいるファンの皆さまと一緒に過ごせたこと、幸せに思います。」

 そしてこれからのナイフの活躍、ライブという世界の未来を願った大きな拍手が送られました。

 ライブも即売会もサークル活動も、一期一会、永遠に続くものではありません。どれも維持して行くのは非常に困難です。そんななか突然現れた新型コロナの存在は、サークルさんへさらなるダメージを与えました。そんな苦しい状況でも、こうして好きなアーティストのライブを見に行くことができるのは、奇跡です。

 今この場でこの音楽を感じられるのがとても幸せだということに、ワニさんの言葉で改めて実感することができました。

 

最後の最後まで、予測できないライブ

 アンコールの締めくくりは『いばら姫』尖ったロックからスタートする熱いメロディが再び体に火をつけます。一層声に力が入るコアラさん、コアラさん自身も、最後の最後までライブを楽しんでいる様子が伺えます。楽しい、まだまだこのナイフのライブを体感し続けたい! そんな気持ちを抱きながら私も最後まで全力で腕を振りました。エンディングに相応しい、美しいギターの余韻が残ります。

 曲が終わり、コアラさんは涙をこらえながら感謝の言葉を述べました。ステージに立つふたりを見送るように大きな拍手が鳴り響きます……これにてナイフのワンマンライブは終了しました。

 

 パチパチパチパチパチ。終了したはずなのに、拍手が鳴りやみません。それどころかだんだんと強くなっていきます。もっと、もっと、ナイフのライブをもっと観たい! ふたりを求め、さらにアンコールの拍手が巻き起こります。

 そして拍手に応えるように、Ba.ワニさんとVo.コアラさんが再び登場しました。

「アンコールありがとうございます。さっきみたいなアナウンスはもう流れないので、アンコールが無かった場合ここで映像が流れることになっていました。ですが、呼んで頂いたので、ここでさっきベースが調子悪かった曲をもう一度やってもいいですか?」

 ワニさんの問いかけに観客はYESと拍手で返答します。

「皆さんにご相談なのですが、今日は二部でコアラさんのお兄さんが出演することになっているのですが、一部しか来れない人もいらっしゃると思うので、ここで最後にお兄さんとコアラさんのツインボーカルでどうでしょうか?」

 まさかの展開に大拍手が巻き起こります。なんとここで、一部では予定になかったコアラさんの実のお兄さんとのツインボーカルが実現。一部のみの参加の人たちには予想外のサプライズでした。

「出てきてお兄ちゃぁ~ん!」コアラさんの呼びかけで登場したのは、漫画『NARUTO』のキャラクターの衣装を身に纏ったコアラさんの兄‟シグマ”さん。

 おっとりしていてとても優しそうなシグマさん。なんとシグマさん、ライブステージに立つのも、ライブハウスに来るのも人生で初めてだったそうで、とても緊張されていました。「非常にガチガチで、‟妹を助ける程度の能力”しかないですけど、よろしくお願いします!」と緊張の面持ちのシグマさんですが、‟〇〇程度の能力”と言うワードが出て会場に大きな拍手が巻き起こります。初手のトークでもうシグマさんという人物に興味津々になってしまいました。

 サプライズで披露されたのは、本日限りの兄妹スペシャルセッション。『錠剤 ~コアラさん×兄シグマさん ツインボーカルver.~』です。激しいギターとドラムの音に合わせてコアラさんとシグマさんが声を上げます。イントロ部分が終わり、いよいよ1コーラス目……度肝を抜かれました。シグマさんから発せられる圧倒的イケボと、コアラさんの可憐な美声、凄まじいコンボでした。何より驚いたのはシグマさんの歌唱力、とてもはじめてのライブ出演とは思えないパフォーマンスでした。

 いつの間にかシグマさんとコアラさんの歌に、夢中になってしまいました。

 まさかのコアラさんのお兄さんの登場、そして実のお兄さんとのスペシャルセッション、こんな瞬間めったに見られるものではありません。ライブが始まってからずっと、予測できない展開が続いて、胸の高鳴りが収まりませんでした。次のナイフさんのライブでは、どんな展開を目の当たりにすることができるのだろうか?

 ライブが終わるころには、もう既に次のナイフさんのライブへ行くことを考えていました。

 

 会場では、エンディングとしてコアラさんの人生初ライブ映像が流されました。

 2017年5月、福岡の地でスタートを切ったコアラさん。映像に映るコアラさんは、緊張されながらも一生懸命歌っている姿がとても印象的でした。そこから5年が経ち、一歩ずつ努力を重ねていったナイフさんは、今やたくさんの人に愛される音楽サークルへと成長しました。まだまだ躍進を続けようとするコアラさんとワニさん、きっとまた最高の音楽を私たちの前で披露してくれるでしょう。

 「人々を魅了する程度の能力」を持った彼らの活躍に、これからも目が離せない。そう感じたライブでした。

 

公演情報 ナイフ-Knife- 2DAYS ONEMAN+GUEST LIVE

2022.12.29-30
ナイフ-Knife- ONEMAN+GUEST LIVE
東京日本橋PACMAN

Day1 12月29日 クリスマスライブ
Day2 12月30日 カウントダウン年越しLIVE 2022-2023又は2022-2020

OPEN 17:00 START 17:30
特典(お土産)付き ¥3,500(入場時にDrink代がかかります)

出演:
あき(はにーぽけっと) Guest Live [29,30日]
天宮みや Guest [29,30日]
のん Guest [29日]
なつかわ Guest [30日]
コアラ (ソロ) [30日]
ナイフ-Knife- vocal:コアラ Bass:ワニ [29,30日]

特設ページ
http://knife.dojin.com/2022122930.html

TICKET
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02s2x1ts2sq21.html

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会場: 日本橋PACMAN 〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町4-5-5 藤ビルB1
access https://pacman.tokyo/access
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ナイフ-Knife-からのメッセージ

6年近くナイフで活動してきたのですが今年喘息になってしまい
体調の関係で来年からイベント参加やライブが少なくなります。
左耳も聴こえ辛くて毎年していた東京のワンマンもしばらくお休みします。
次のワンマンはいつになるのか自分でもわからないので
是非今回のワンマンに来れそうな人は来てください!
お別れ会とか卒業ライブみたいに思わないで欲しいです。
クリスマスとカウントダウンの楽しいライブなので皆さんも一緒に楽しく過ごしましょう!

コアラ

この度6回目と7回目のナイフ-Knife-のワンマンライブを開催させて戴くことになりました。
ゲスト出演のあき様、天宮みや様、のん様、なつかわ様、
皆様に感謝しています。ありがとうございます。
それぞれの判断や気持ちでうさぎ年、又はねずみ年に進んで行くという意味を込めて
12月29日にクリスマスを、30日の21時までにカウントダウンを行います。
コアラさんとステージに立つナイフのワンマンライブは来年からお休みになりますが
その期間、コアラさんは可愛い人の写真を撮ったり新しいことにも挑戦するそうなので
自分もコアラさんが撮ってみたくなるような可愛い化粧ができるように見た目、
顔や衣装を可愛いくする努力をしていきます。
お忙しい時期ですが宜しければ年末のライブにお越しいただけますと幸いです。

ワニ

東方アレンジライブレポートのご依頼、受け付けます!

 東方我楽多叢誌では、東方アレンジライブイベントのレポート依頼を受け付けております!

「私の主催するライブの、レポートをお願いしたい!」「このご時世でライブに来れない人たちにも熱気を届けてほしい!」といったライブ主催の方がおられましたら、ぜひ我楽多叢誌にご一報ください。東方我楽多叢誌音楽ライターズが、ライブの熱気を文章でお伝えいたします! 今回のレポートのように、配信ライブでもご相談承ります。

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