東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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インタビュー
2025/02/04

第6回例大祭キッズイラストコンクール受賞者にインタビュー!③ うきねこさん・星時計さん・恋風味じゅーすさん

第6回例大祭キッズイラストコンクール受賞者にインタビュー!③

 去る2024年10月20日、「第十一回博麗神社秋季例大祭」のイベントステージにて、小学生・中学生だけが参加可能な「例大祭キッズイラストコンクール2024」の表彰式が行われました。

 今回で6回目を迎えることになったキッズイラストコンクールには、「中学生の部」と「小学生の部」の2つの部門があり、それぞれから集まった応募作品の総数はなんと723点!

 そんな数多くのイラストの中から選出された最優秀賞者、優秀賞者、その他各受賞者たちが当日イベントステージに登壇し、その日会場に駆けつけたZUNさんご本人から表彰状が手渡されました。

 結果発表はこちら→第十一回博麗神社秋季例大祭 – [2024.10.19更新] 例大祭キッズイラストコンクール

 これからの東方二次創作を益々盛り上げてくれるであろう若き絵師たちに、我々東方我楽多叢誌編集部が独占インタビュー!

 受賞作品とコメントをご紹介いたします!

聞き手/西河紅葉
聞き手・文・編集/土露団子

 

優秀賞(中学生の部) ・うきねこさん

学年:中学3年生
作品名:色は匂へど散りぬるを

――東方Projectはいつ、何から知りましたか?

うきねこ:
 存在自体は中学生くらいから知っていて、友達から本を見せてもらったことをきっかけに、そこから詳しく知りました。

――本って言うと、漫画本でしょうか? それとも小説本?

うきねこ:
 ぶ厚めのキャラクター紹介本でした。開くと中がモノクロで、キャラクターと説明の文字がいっぱいあって。

――恐らく『東方求聞史紀』ですね。その本の中で、好きになったキャラはいますか?

うきねこ:
 決めがたいんですけど、妖夢ですね。でも、霊夢もめっちゃ好きです。可愛いとかっこいいのバランスが最高というか。シンプルにビジュアルもめっちゃ好きですね。

――今回、霊夢のイラストを描くうえで力を入れた部分はどこでしょうか?

うきねこ:
 配色もそうなんですけど、ちょっと立体的な感じで、奥行きを出せたら、と思って水彩を使って表現しました。

――背景に描かれている水面のような表現が素晴らしいです。イラストを描き始めたのはいつ頃ですか。

うきねこ:
 小学校高学年くらいに模写にハマって、中学生くらいから描き始めました。他作品になっちゃうんですけれど、五等分の花嫁やコナンとか。

――ちなみに、学校で東方の話をすることってありますか?

うきねこ:
 先程の本を見せてくれた友達とか、美術部の先輩とかと結構話してたりします。

――最後に、これから東方でやってみたいこと、作ってみたいことはありますか?

うきねこ:
 作ってみたいことだと、衣装アレンジとかをすごい積極的に描いてみたいですね。高校生になったらサークル活動もできると思うので、挑戦していきたいと思います。

 

優秀賞(中学生の部) ・星時計さん

学年:中学3年生
作品名:星空の彼方へ~幼き日からの憧れ~

――東方Projectはいつ、何から知りましたか?

星時計:
 小学4年生から5年生の間ぐらいに、弟と一緒に見たYouTubeのゆっくり茶番劇がきっかけです。その中に東方Project原作ストーリーをゆっくりで再現したみたいな動画があって、そこで初めて元ネタがあるんだってことを知って調べ始めて、そこからドハマりしました。

――好きになったキャラクターはいますか?

星時計:
 咲夜様です。でも、東方の存在自体が愛すべき存在なので、本当は全員好きなんですよ。でも、一番は咲夜様。

――理由も詳しく伺いたいです。

星時計:
 理由はたくさんありすぎて全部は語れないんですけど、やっぱり強くてかっこよくて、でも逆に可愛さもあって、仕事人間ながらお茶目な一面があるっていうところが好きです。レミリアへの忠誠心も、本当に愛してるんだなっていうところがストーリーの中で見えて、そこにも感動して好きになりました。

――イラストを描き始めたのはいつ頃だったか、覚えていますか?

星時計:
 イラストは3歳くらいでドハマりして、すごい時は1日に10枚以上の紙に、クレヨンとかで絵を描いていました。最初は変なぐちゃぐちゃな絵だったんですけど、アニメのキラキラした絵を描きたいなって思って、でも全然描けなくて悔しい思いをして……けれど、途中から悔しいから楽しいに変わってきて、いまに至ります。

――いま、学校で東方Projectの話をすることはありますか?

星時計:
 私の場合、卒業生の人を含めたら10人以上います。私ががんばって同志を探してる感じです。同担はなるべく拒否しないように(笑)

――素晴らしい配慮です。ちなみにどのキャラ推しが多いとかってありますか?

星時計:
 私の学校はフランちゃん推しがかなり多いです。

――今回イラストで描かれた4人は、どういった理由で選ばれたのでしょうか?

星時計:
 このイラストコンクールに応募できるのは年齢的に最初で最後なので、誰を描いてどうするか、本当に悩みました。最初はやっぱり大好きな咲夜様を描こうと思ったんですけど、しっくりくる構想っていうのが思いつかなくて……。ただ人がポツンと立ってるだけのイラストでは見る人も感動できないなっていう考えがありました。1枚の絵から物語が伝わってくるような、そんな絵を描いてみたいなと思って調べていく内にこの4人の天狗組を思いついて、それで描きました。

――飯綱丸龍が星のように輝いている構図ですが、どのような思いが込められているのでしょうか?

星時計:
 キラキラしている感じは、手前に並んでる3人から見た龍を表現しました。4人の絆みたいなものが伝わったら嬉しいです。

――最後に、これから東方でやってみたいことや作ってみたいものがあったら教えてください。

星時計:
 やっぱり、原作を全部クリアしたい。やっとパソコンが手に入って原作ができる……ってところで受験になったので、高校受験が終わってから原作をやっていきたいです。

 

東方LostWord賞(中学生の部)・恋風味じゅーすさん

学年:中学1年生
作品名:幻想を描け!

――東方Projectはいつ、何から知りましたか?

恋風味じゅーす:
 小学2年生ぐらい。YouTubeのゆっくり実況から知りました。

――その時によく見ていた動画は覚えていますか?

恋風味じゅーす:
 最初の方はあんまり覚えていないんですけど、その時ハマってたのがたくっち【※】さんです。

【※】「たくっち」とは、うp主であるみぃさんとゆっくり霊夢と魔理沙をはじめ、たくっちちゃんねるオリジナルのキャラクター「やみぃ」「あぃ」「ユート」などが繰り広げるドタバタゲーム実況動画チャンネル

チャンネル登録者数100万超えのゆっくり実況トップランナー「たくっち」うp主・みぃの東方との出会いとは!?

ゆっくり実況トップランナー「たくっち」インタビュー

――好きになったキャラクターはいますか?

恋風味じゅーす:
 魔理沙さんです。全部好きなんですけど、挙げるとしたら努力家なところ。自分も努力できるように頑張っています。

――イラストを自分で描こう、頑張ってみようと思ったタイミングはいつ頃でしたか?

恋風味じゅーす:
 小学校1年生〜3年生あたりにコロナが流行って、その自粛期間中に絵の描き方の本を親に買ってもらいまして、それで絵を描き始めて好きになりました。

――今回受賞されたイラストで、特に力を入れたポイントはどこでしょうか?

恋風味じゅーす:
(筆先の絵の具部分を指差しながら)この部分から、魔理沙ちゃんが初めて出た封魔録から作品モチーフを描いたのがポイントです。

――最後に、これから東方でやってみたいことや作ってみたいものがあったら教えてください。

恋風味じゅーす:
 キーホルダーとかのグッズを作って、例大祭のサークル参加をしてみたいです。あと、ちょっと忍耐力がないからできるかわかんないですけど、漫画とかもやってみたいです。

 

第6回例大祭キッズイラストコンクール受賞者にインタビュー!③ うきねこさん・星時計さん・恋風味じゅーすさん おわり