東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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インタビュー
2025/07/24

一度きり、一世一代の『劇場版東方Project』――オーケストラコンサート「幻宴Project」主宰・白鷺ゆっきー氏 開演直前インタビュー

オーケストラコンサート「幻宴Project」主宰・白鷺ゆっきー氏 開演直前インタビュー

 2025年7月27日に開催される、東方Projectのオーケストラ演奏会「幻宴Project ~ オーケストラとスクリーンで甦る幻想郷の歴史絵巻」をご存知だろうか。サークル「針の音楽」が主催する、東方Project楽曲を総勢100名以上の演奏者によってお届けするオーケストラだ。

 東方の大型の演奏会はここ数年で開催が増えた。国内でもさまざまな吹奏楽の演奏会が行われ、海外では上海・韓国などで大型のオーケストラコンサートが開催されている。

 東方をゲームやキャラクターで楽しみ、あまり音楽はそこまで――だって、オーケストラなんてよくわかんないし、そもそも自分みたいな音楽に詳しくない人が聴いていいかわかんないし。難しそうじゃん――そう感じる人は少なくないだろう。そういう人にこそ、この演奏会に行ってほしいのだ。

「幻宴Project」の大きな特徴は、100名規模の大型なオーケストラで演奏されること、そして私たちの馴染み深い「東方キャラのイラストが眼の前に映し出されること」だ。だから、いま聴いている壮大な音楽が“なにを表している”曲なのか、わかるのだ。わかるというだけで、人はとっつきやすくなる。

 画があり、音楽があれば、人はそこに物語を感じることができる。これはまさに『劇場版東方Project』だ。そして、この公演を文字通りたった一人の中心人物である主宰・白鷺ゆっきー氏が作り上げている。

 氏は繰り返し「もうこの公演の再演はない」と述べている。それほどまでの規模で、それほどまでに心血を注いだ公演が、今週末日曜日に開催されるのだ。

 開催を直前に迎えた白鷺ゆっきー氏に、一世一代の“劇場版”にかける思いと、なぜそこまで“東方神霊廟を愛するのか”について、語ってもらった。

――文・インタビュー:西河紅葉

やるなら今しかない――総勢200名を超える関係者による“同人”コンサート

――いよいよ開催が近づいてまいりました。「幻宴Project」とは、どのようなコンサートなのでしょうか?

白鷺ゆっきー:
 東方Projectの楽曲をおよそ100人の大編成オーケストラでお届けする、同人のコンサート企画です!

 と言っても、ただ東方のオーケストラアレンジを生のオーケストラで演奏するだけではありません。「ステージの背面にスクリーンを擁した、東方Project題材のビジュアルを伴ったオーケストラコンサート」となります。

 演奏する楽曲にはそれぞれコンセプトやストーリーなどがありまして、オーケストラの生演奏と共に、楽曲の世界観やストーリーの展開に沿ったイラストが会場のスクリーンに映し出され、東方の世界・東方のキャラクターの物語を描いた壮大なステージをお届けしていきます。

白鷺ゆっきー:
「シネマコンサート」というスタイルの演奏会があります。映画が上映されるスクリーンの下にオーケストラの楽団が構えていまして、映画のサウンドトラックを生のオーケストラで演奏するという、映画鑑賞とオーケストラ鑑賞が一緒に合わさった形式のコンサートです。

「幻宴Project」ではセリフや歌はなく、また映像全編がアニメーションというわけでもありませんが、印象としては「シネマコンサート」の東方版、といった雰囲気に少し近いです。

白鷺ゆっきー:
 スクリーンに描かれるイラストのイラストレーターは60名を超えており、およそ100人の演奏者とその他催事に関わるスタッフ諸々含めて、総計200人以上で作りあげている巨大な総合芸術的東方二次創作の舞台になります!

――前回の開催は2019年、およそ6年が経ちました。間が空いたことにはコロナ禍など様々な影響があったかと思いますが、また改めての開催をしようと思ったきっかけはあったのでしょうか。

白鷺ゆっきー:
 端的に言うと、今しかない、と思ったからですね。もちろんコロナ禍のことも十二分にあります。国内情勢のことも、世界情勢のこともあります。そして人生は有限ですから。お金も有限です。

幻宴Project ~ オーケストラとスクリーンで甦る幻想郷の歴史絵巻 (東方Projectオーケストラコンサート)
▲写真は前回公演のもの。

白鷺ゆっきー:
 コンサート一本をやると決めてから本番当日のお披露目までには、おおよそ一年以上かかります。思いついてすぐ一、二ヶ月後にやる、なんてことはできないんですね。会場となるホールも、好きな日程を自由に確保できるわけではありません。今回開催する7月27日(日)という開催日時になったのも、時の運でした。

 これほど大規模な公演を見切り発車で行うのは危険なので、ちゃんと思いつきから正式に企画まで起こしたり、ホールを選定し始めてから確保するにも、半年くらいはかかっています。

 そういう長い期間、具体的には一年と半年以上の期間がかかるとわかったタイミングで、18ヶ月後の自分の身の回りで何が起きるかって……想像できます? なので、そこに一定の覚悟が必要になって……(笑)

――筆舌に尽くしがたい苦労が偲ばれます。前回は吹奏楽でしたが、今回はオーケストラになった理由はありますか?

白鷺ゆっきー:
 まず第一に、シンプルに弦楽合奏(ヴァイオリンやチェロなど)と管楽器(フルートやトランペットなど)、打楽器(ティンパニやドラムなど)が一同に介したオーケストラにチャレンジしてみたかった、というのがありますね。

白鷺ゆっきー:
 これまでに二度、吹奏楽の公演を行ってきた実績はあります。ですが管弦楽のオーケストラはありませんでした。10年以上前からやってみたいという思いはあれど、なかなか実現しなかったのが現状です。オーケストラを実現するのに必要な、50人前後にのぼる弦楽器の演奏者を集めるのが非常に大変で、そのうえ知り合いも多くなかったので、やりたくても実現しなかったんですね。

 ですがここ数年幸運にも縁がありまして、弦楽器・管楽器・打楽器、そして一部女声合唱も交えた100人前後の巨大なオーケストラを、今回の公演のために集めるまでに至りました。

▲先日行われたゲネプロの様子。

白鷺ゆっきー:
 つけ加えると、私のオーケストラアレンジは色んなパートや複数のメロディが同時並行するという演出を織り込んだものが多いんです。

 たとえば、豊聡耳神子と霍青娥の二人が一緒に会話をしているシーンでは、それぞれの二人のテーマ曲、『聖徳伝説 ~ True Administrator』と『古きユアンシェン』のそれぞれのメロディを一緒に演奏させる、といった手をよく使います。

 こういった表現は、管楽器主体のアンサンブルである吹奏楽でももちろん実現可能ですが、管弦楽のオーケストラでは弦楽器という吹奏楽にはないカテゴリーの音色のパレットを使えるために、より色彩感が広く、複数の音のラインを、音のキャラクターを個性的に立てながら表現しやすい、というのがあります。

補足:管弦楽が吹奏楽の上位互換という印象を受けるかもしれませんが、必ずしもそこに編成上の優劣があるわけでもなくて、実は打楽器が賑やかな音楽は管弦楽より吹奏楽の方が音の馴染みが良いといった一長一短はそれぞれあります(談:白鷺ゆっきー)

白鷺ゆっきー:
 あとはシンプルに、弦楽器のアンサンブル特有の響きや世界観はオーケストラ特有ですから、それを生音できちんと表現したい、というのもありますね。

 吹奏楽には弦楽器としてコントラバスがいますが、オーケストラの中心的存在となるヴァイオリンはいないので、そこは決定的なサウンドの全体像の違いとなります。スタジオジブリ映画作品の久石譲さんのサウンドトラックだったり、大河ドラマのような劇伴サウンドも概ねオーケストラですから、ああいうものを東方でやりたい、と思っていたんです。

 

ひとり主宰の苦労

幻宴Project ~ オーケストラとスクリーンで甦る幻想郷の歴史絵巻 (東方Projectオーケストラコンサート)

――本公演の規模、公演情報を見るたびに、このコンサートがたった一人のサークルによる主催公演だとは誰も思いません。今回の公演を開催するにあたって、一番大変だった、あるいは記憶に残っているエピソードなどはありますか?

白鷺ゆっきー:
 全部ですかね……(笑)

 実際運営は一人でやっているわけではなく、3人~10人弱程度の有志の運営陣と一緒に協力してやっています。ですけれど、代表者として言えることは、絶対にやるもんじゃないです。

 クリエイティブな創作的な作業とマネジメントといった運営の業務も一緒にやるもんじゃないです、とか……。幻宴Projectの良いところは「白鷺ゆっきー一人が中心でやっていること」ですが、幻宴Projectのダメなところは「白鷺ゆっきー一人が中心となってやっていること」だと思っています(笑)

▲6月に行われたゲネプロ(本番と同様に行うリハーサル)の様子。会場とは異なる同規模のホールを抑えて実施している。こういった準備もすべて白鷺ゆっきー氏が中心に陣頭指揮をとって進めている。

白鷺ゆっきー:
 リハーサル会場の定期的な確保、予算の策定、奏者集め、編曲・譜面の作成、広報、演奏面のブラッシュアップ、チケットサイトの準備、その他にも書ききれないこと、アーティスティックなところからマネジメントまでいろいろ多数……。やることが多すぎてどんどん次々とToDoリストが上書き保存されていくので、覚えていられないのが正直なところです。

 生々しいですが、個人が生活するのに使う費用のウン十倍の金額がかかっているので、この催事がもし天変地異で中止になってしまったり、なにかが起きて開催できなかったら、関わってくださった200以上の人たちに合わせる顔がないよねとか……苦労で言うのなら、ずっと抱え続ける苦労が一番かもしれません。本当に真似しないほうが良いですし、おすすめできませんね。

――それは本当にそうですね……まだ開催前ですが、無事に開催まで漕ぎ着けそうな状況で、本当に何よりです。楽曲以外の面での苦労はありましたか。

白鷺ゆっきー:
 クリエイティブの面でいうと、やはりイラストのすり合わせや制作の進行作業・管理が大変です。今回は60人以上のイラストレーターの方をお招きしていて、上演中に流れるイラストは差分も含めると100枚以上になります。

白鷺ゆっきー:
 まずコンサート全体のプログラムを見渡して「この曲はこういうストーリー」「こういう世界観だから、こういうシーンの絵が欲しい」というのを、曲ごとに洗い出します。

 そしてそのシーンのイラスト――たとえば、とあるキャラのこういう表情のシーンを絵にしてもらうには、誰に頼むと適任なのか。絵柄や色彩感、絵の世界観、表情の得意不得意などでどこのシーンに誰を配置すると良さそうか……というのを、2ヶ月程かけて思案しました。

 その後、絵師さん一人ひとりにお声がけして、企画の説明・コンセプト・ストーリー・絵に必要な要素などを説明していきます。絵によって仕上げるのに必要な期間や作画コストも違いますし、絵師さん個人個人によってスケジュールの都合もありますから、そのあたりも調整が必要でした。

白鷺ゆっきー:
 イラストのラフをいただいて、構図の確認や、方向性のすり合わせを行います。具体的に「もう少し悲しげな表情にできますか?」「二人の表情の差をもっとつけられますか?」「口の形はこんな感じで……」「色はこんな感じで……」といったやり取りをしつつ、完成まで描き込んでいただきます。地味に大変なのは「こういう説明をしたいけどどういう言葉を使うと認識の齟齬が発生しないか?」とかで絵の知識を調べたり、日本語の辞書を引いたりすることでしたね。

 これを60人以上、100枚程度やっているので、ずっとイラストレーターさんと連絡を取り続ける毎日が続き、それだけであっという間に公演日目前になってきます。これが本当に大変でした。

――プロデューサー・ディレクター・アートディレクター・さらにはPRプランナ―のお仕事まで……本当にすべてをひとりでやりきっておられるのですね。

白鷺ゆっきー:
 この公演の再演は二度とありません。断言できます。ぜひこの大規模過ぎる企画のパフォーマンスを、目に耳に焼き付けていただければと思います。

 

『東方神霊廟」は、まるでオペラのよう――なぜ針の音楽は“神霊廟愛”がすごいのか?

――針の音楽さんの作品といえば、あふれるほどの“東方神霊廟“愛です。今回の公演でも幾度となく神霊廟の楽曲、主題が繰り返されています。なぜそこまで東方神霊廟、並びに豊聡耳神子が好きなのですか?

白鷺ゆっきー:
 神霊廟以外も好きですよ!星蓮船とか、風神録とか妖々夢とか紅魔郷とか、萃夢想とか、とりわけ好きな作品はあります! ただ、東方神霊廟を好きな理由をひとつあげるなら、やはりジャパネスクであったり、アジアな要素・世界観・香りが自分の好みだから、というのがありますね。

 ジャパネスクやアジアの要素は東方Project全体を通して備わっている要素ですが、東方神霊廟がさらに面白いのは、登場するキャラクターの持つとても泥臭い人間的なドロドロした感情や葛藤、それによって生まれ出るドラマ性が強いことです。それゆえにディープな神霊廟二次創作が多数存在していて、それがその裏付けとなっていると思っています。

 なんというか、そういうドロドロさがオペラみたいですよね。なので今回のようにストーリーが重視される舞台にも良い題材なのではと思います。

 神霊廟という作品の魅力に気付かされたのは、2015年に開催された「東方吹奏樂団」の第4回演奏会に際して「『東方神霊廟』と『豊聡耳神子』をテーマに一曲書いてほしい」という楽曲委嘱の依頼の話があったことからなんです。『聖徳王伝説』という吹奏楽のアレンジを書いた時ですね。

白鷺ゆっきー:
 原作ゲームのプレイだけでは読み解くことのできない、壮大な背景の物語が(原作・元ネタの)テキストには存在していて、アレンジを作っていくうちにその壮大さとロマンとミステリーに惹かれていきました。

 あと、私は兵庫県姫路市の生まれなんですが、当時、姫路市内の小学校は修学旅行先で、奈良と伊勢に行くんです。なぜか奈良と京都でなく。その先で見た奈良の法隆寺、そこにある五重塔の記憶、その懐かしさも加味されているかもしれません。もともと日本史も好きですが、とりわけ古代日本史にロマンやミステリーを感じて好きですね。

 『聖徳王伝説』を書いて以降、奈良に頻繁に訪れるようにもなりました。奈良の歴史的な名所が持っている「国破れて山河あり」感がとても好きです。神霊廟のキャラクターにとって様々な思い出の場所となっているはずの飛鳥なんかは、まさにそれを象徴するスポットの一つですね。

 今回の幻宴Projectは、その『聖徳王伝説』のアレンジを母体に、その神霊廟の魅力を極限まで、大きな舞台で演奏することを目的としています。

 

臨場感あふれる生のパフォーマンスの一瞬一瞬を、全身全霊で感じてほしい

――あらためて、今回の公演の見どころ、聴きどころを教えて下さい。

白鷺ゆっきー:
 生のパフォーマンスの臨場感を楽しんでいただきたいです。

 パソコン・スマホ・テレビ・CDなどで音楽を聴くことが普通な現代で、生演奏って意識して聴きに行こうとしない限り、聴くことがありません。そんなあなたにこそ、ぜひ「生の東方」を味わっていただければと思います。

 お家の画面やスマートフォンの画面、スピーカーやヘッドホン・イヤホンで見たり聞いたりする世界とは全く違う、オーケストラの生演奏とスクリーンの演出で、身体で感じられるリアルな世界の東方を肌でお楽しみいただけると思います。2019年公演のときも「演奏とスクリーン両方見たくて目が忙しい(笑)」と、視覚聴覚共に目一杯に楽しんでいただけた感想をいただきました。

 プロジェクターで映し出されるイラストは、オーケストラの生演奏に乗せて演奏とシンクロしています。映像に合わせてのオーケストラ演奏というのも、演奏者側としてはそう多くない機会なので、指揮者としては映像にしっかりリンクするようにテンポを合わせながら、演奏の表情を作っています。そういったところも現地で感じてもらいたいですね。

「東方鬼形獣」をプレイされたことのある方ならわかる、生演奏特有の表現もあります。そこも見どころ・聴きどころです。東方旧作や西方作品方面に関心の深い方にとっては『シルクロードアリス』という秘曲が生のオーケストラで演奏される機会もそうそうないでしょう。

 そして『東方神霊廟』のストーリーをじっくり演出する第二部・第三部では、本当に映画一本分見たような感覚になっていただけると思います。喜怒哀楽が詰まったステージになります。

 今回演奏する演目は、すべてCDや、東方同人音楽流通を通したサブスクリプションサービスでもフルで視聴できますので、公演当日を迎える前に予習していただくのもいいですし、演奏する曲目の原曲を先に一通り聴いておくのも良いと思います。

 特に今回のプログラムはストーリー重視な面が強いため、同じキャラクターのテーマが表情や形を変えて何度も登場する、といった場面が多く出現します。「このメロディは誰々のテーマで、こういう表情なんだな」といった感じに想像して聴けると、より一層楽しめますよ。

▲公式サイトでは公演プログラムが公開されている。楽曲はサブスクサービスなどで聴くことができ、このページからリンクで飛ぶことも可能。

――1500席を超える大ホールがおおよそ満員御礼となりました。最後に本公演にお越しになる皆さまに、メッセージをお願いいたします。

白鷺ゆっきー:
 生演奏、生のパフォーマンスというのは非常に儚いものです。さまざまな
動画や音声が高画質・高音質でインターネットを通じて享受できる21世紀の現代ですが、それでも、生のパフォーマンスの臨場感や楽しさというものは、その場に行かないと分かりません。

 そして、この公演は二度と再演がありません。経済的な面はもちろんですし、会場確保できるかどうかの運であったり、奏者の都合も、運営メンバーのキャパシティやモチベーションも、相当に複雑な要素が絡まって、ようやく実現したたった一つの儚い舞台です。

 そして終わった後は花火のように消えます。現実では花火の逆再生はできません。一度打ち上げの終わった花火をもう一度点火させることはできません。

 ですからぜひ会場で、臨場感あふれる生のパフォーマンスの一瞬一瞬を、全身全霊で感じ取っていただけたらと思います。

 そして先月末に一旦チケットは完売しましたが、本番直前となった今、調整に調整を重ねまして、最後の最後のお座席の開放を行っています。

 残りのお座席は本当にごく僅かです。 7月27日にご都合のつく方、ご興味のある方、ぜひこのラストチャンスをお見逃しなく!

 

幻宴Project ~ オーケストラとスクリーンで甦る幻想郷の歴史絵巻

幻宴Project ~ オーケストラとスクリーンで甦る幻想郷の歴史絵巻 (東方Projectオーケストラコンサート)

公式サイト
https://genen2025-concert.harimusic.net/

チケット購入はこちらから👇️
https://teket.jp/13065/45731?uid=SGrktEC

◆【開催情報】◆

2025年7月27日(日)
開場14:00 開演15:00 閉場18:30

場所 J:COMホール八王子
東京都八王子市子安町4丁目7−1 サザンスカイタワー八王子 4F

◆【演奏会概要】◆

白鷺ゆっきー(はくろゆっきー)編曲・指揮・主宰による、東方Projectオーケストラコンサート「幻宴Project(げんえんプロジェクト)」です。
2019年12月開催の『幻宴Project ~ 幻想郷を彩る神々と仏の世界』以来、6年越しの開催! 前回は吹奏楽編成による公演でしたが、今回は初めてのオーケストラ(管弦楽)編成による公演!
スクリーンイラストと生演奏オーケストラをシンクロさせ、幻想郷の物語をシネマコンサート風にお届けします。ご期待ください!

☯《 第 一 部 》☯
 アルバム『古今東西むすぶ道』より
 https://harimusic-015a.tumblr.com/
 https://lnk.to/4582736131198

☯ 一『古今東⻄むすぶ道 〜 シルクロードを吹いた⾵』
原曲:シルクロードアリス
   プレインエイジア
   懐かしき東方の血 〜 Old World
   人形裁判 〜 人の形弄びし少女
   ラクトガール 〜 少女密室
   月時計 〜 ルナ・ダイアル
   明治十七年の上海アリス
   亡き王女の為のセプテット
   U.N.オーエンは彼女なのか?

☯ 二『眠れる魂、春風によせて』
原曲:ゴーストリード
   死霊の夜桜
   幽雅に咲かせ、墨染の桜 〜 Border of Life
   さくらさくら 〜 Japanize Dream…

☯ 三『交響的叙事詩 ~ 霊長園袿記』
原曲:偶像に世界を委ねて ~ Idoratrize World
   エレクトリックヘリテージ
   セラミックスの杖刀人
   ビーストメトロポリス
   輝かしき弱肉強食の掟
   トータスドラゴン 〜 幸運と不運
   聖徳太子のペガサス 〜 Dark Pegasus

—————————–
☯( 休憩・20分 )☯
—————————–

☯《 第 二 部 》☯
 アルバム『飛鳥之憶 ~ あすかのおぼえ』より
 https://harimusic-007a.tumblr.com/
 https://lnk.to/4582736131228

☯ 一『飛鳥の夜明け、伝説のはじまり』
☯ 二『隋からの渡来人』
☯ 三『丁未の乱』
☯ 四『未来への眠りへ…』
 (※『衰えと慰撫』『二人を結ぶもの』『我にお任せを』より)

原曲:聖徳伝説 ~ True Administrator
   大神神話伝
   夢殿大祀廟
   古きユアンシェン

—————————–
☯( 休憩・20分 )☯
—————————–

☯《 第 三 部 》☯
 アルバム『飛鳥ノ遷都 ~ アスカノセント』より
 https://harimusic-008a.tumblr.com/
 https://lnk.to/4582736131235

☯ 一『明けぬ夜、眠る待ち人』
☯ 二『土中の日の出』
  『墓場にたつ戦士』
☯ 三『一直線の猛追』
  『新しき異邦人』
☯ 四『夢殿を舞う亡霊』
  『風水道士 ~ 物部布都』
☯ 五『目覚めまでの夢路』
  『道士の為政者 ~ 復活と復讐』
☯ 六『幻想郷の夜明け、伝説のつづき』

原曲:聖徳伝説 ~ True Administrator
   夢殿大祀廟
   大神神話伝
   素敵な墓場で暮しましょ
   リジッドパラダイス
   デザイアドライブ
   古きユアンシェン
   小さな欲望の星空
   欲深き霊魂
   デザイアドリーム
   感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind

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◆【原作出典】◆

東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.
東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom.
東方永夜抄 ~ Imperishable Night.
東方星蓮船 ~ Undefined Fantastic Object.
東方神霊廟 ~ Ten Desires.
東方鬼形獣 ~ Wily Beast and Weakest Creature.
東方萃夢想 〜 Immaterial and Missing Power.
東方風神録 〜 Mountain of Faith.
東方心綺楼 〜 Hopeless Masquerade.
東方輝針城 〜 Double Dealing Character.
弾幕アマノジャク 〜 Impossible Spell Card.
東方求聞史記 〜 Perfect Memento in Strict Sense.
東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.
秋霜玉
東方幻想的音楽

(原曲作曲:ZUN / あきやまうに )

◆【出演者】◆

その他、詳細は公式サイト、チケット購入ページをご覧ください。

 

【チケット情報】

↓チケット購入はこちらから↓
https://teket.jp/13065/45731?uid=SGrktEC

A席(追加):2500円(税込)

現在A席(追加席)のみ購入可能です。お求めはお早めに!

 

一度きり、一世一代の『劇場版東方Project』――オーケストラコンサート「幻宴Project」主宰・白鷺ゆっきー氏 開演直前インタビュー おわり