東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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インタビュー
2022/10/07

お絵かきのなかにはあなたの世界がある。東方という「実家」でみんなに遊んでほしい。ー「幻想郷のおえかき道場」代表 粗茶氏、 「例大祭キッズイラストコンクール」担当 青島氏 インタビュー

「幻想郷のおえかき道場」代表 粗茶氏、 「例大祭キッズイラストコンクール」担当 青島氏 インタビュー

 今の東方Projectには若いファンたちが多い。では、若い“作り手”は増えているのだろうか? この疑問を、若いファンを対象としたイラスト企画「幻想郷のおえかき道場」「例大祭キッズイラストコンクール」を運営するおふたりに伺う本インタビュー記事。前編はふたつの企画の成り立ちを中心に、粗茶氏がお絵かきに目覚め、東方でサークル活動を始めるきっかけ、東方キャラが最初のお絵かきに向いている理由などを伺った。

 後編は「キッズイラコン」の盛り上がりや、「おえかき道場」にやってくる“親御さん”たちの声、この企画の今後と目標について伺います。

文・インタビュー/西河紅葉

 

お絵かきには私の世界があった

粗茶:
 私のお絵描きの本当に闇の深いところが(「おえかき道場」を始めた)理由のひとつに関わってるんですよ。今って、クラスで目立たないおとなしい子が、教室のはしっこでお絵かきをあまりしていないみたいなんです。

――昔はよく見かける光景でしたね。

粗茶:
 これは予想でしかないですけど、どうやら「お絵かき」はクラスの人気者や、活発な子の趣味になっているみたいで。

――「絵がうまい」ということが、クラスの人気者になれる要素になっているんですね。昔だと“オタク”といって、いじめられてしまうようなことだったのに。

粗茶:
 お絵かき趣味自体がだいぶ一般的になってきたんです。とても良いことなんですが、結果的にお絵かきが「物言わぬ子たちの逃げ場」としての役目を果たしづらくなったのかな、と思っています。そういう、あまり自分を出すのが上手じゃない子がお絵かきをせずに、見るほうに回っていそうな気がしていました。結果的にお絵かきをする機会そのものが奪われているのかもしれないと感じて、お絵かきを始めるきっかけを作りたいと思うようになりました。

――東方我楽多叢誌には、創刊当初から載せている主催の言葉があるんです。「ひとり教室の隅にいて、好きなものをクラスメートと話すことができないでいる少年少女たちが生み出す、未来の『同人』に届くことがあれば、望外の喜びです」。サブカルには、東方には、そういう子たちの救いであってほしい。なぜなら、僕たちもそうであったから……というのは、東方我楽多叢誌編集部が常に念頭に置いていることなんです。あなたが「東方が好き」ということは、いつだって言い張っていいことなんだ。それは誰にも邪魔できないし、同じことを考えている人たち、同人の仲間はいっぱいいるんだよ――そういうことを伝えるために作られたメディアなので。

「東方我楽多叢誌」創刊に際して

粗茶:
 それなら、この話はぴったりかもしれませんね。私もそういう経験をして、小学校のころから過ごしていたので。絵を描くなにかがあったときだけ、持ち上げられるような。休み時間にワイワイ楽しくしてるのが、周りで楽しげに喋ってる子がみんな自分の悪口を言ってるように聞こえるみたいな。そういう状態から助けてくれたのは、自分の世界に集中できる、お絵かきだったので。

――ここには私の世界があると。

粗茶:
 そう。ここに私の世界があったんで私は今も絵を描いているし、同じ気持ちを持っている子は、今の時代にもいるだろうと思っています。

 

みんな大きくなっていく

▲第一回例大祭キッズイラストコンクール図録。

――おえかき道場、キッズイラコン、どちらもなんですが、印象的なエピソードはありますか。

粗茶:
 キッズイラコンには、すでにサークル参加している方が応募してくださったり、なんならすでに商業作家として活動されている方も参加しています。ですが、コンクールやおえかき道場からサークルを始めました、というケースはなかなか無いんです。

 ただ、最近は段々と増えてきました!! 小学校、中学校と続けて「おえかき道場」にも「コンクール」にも参加していた方が、サークル参加をされているのがどんどん増えはじめています。この企画で私が望んでいた瞬間が見られて、うれしかったですね。

――それは喜ばしい出来事ですね。ちゃんとサークル参加者が増える事例ができたと。「おえかき道場」が通年で続いているので、定期的に来られる方も多くなってきているのでしょうか。

粗茶:
 そうですね。その話でぱっと思い出したのは、いつも青い霊夢のコスプレをしている子かな。最初に会ったときは小学生だったのが、そこから2年、3年と経ち、今年会ったときにはすごいお姉さんになっていて。もうびっくりですよ、成長してる!!って。「手足がすらっとして、すごいお姉ちゃんになったね」って言ったら、本人はそれはもううれしそうでした。お父さん、お母さんも「今すごいうれしいこと言われたね」って。青い霊夢の衣装も、3年も着ていると板についてきて。立派なコスプレイヤーさんでしたね。

青島:
 ほかの即売会の方々から、とても好評いただいていることも励みになりますね。あと、企画を続けていると、参加者のお名前は少しずつ覚えちゃいます。何度も応募してくれている人もいて、御本人に会ったりすると絵柄と本人のギャップで驚いたり、それで記憶に残ったりします。毎回積極的に声をかけてくれる子も、なんとなくお名前を覚えますね。

粗茶:
 あるね、あります。

 

親御さんは「ぜひ、ほっといてあげてください」

粗茶:
 おえかき道場には親子連れで来られる方も多くて、ご両親がその場で私に相談をされるケースも多いんです。以前、とある子のお母さまには、会場で相談を受けたこともあって。「娘が絵を描いているけど、私には“創作活動“もわからないし、絵もわからないから、どう褒めてあげれば良いのかもわからない。どうしたらいいですか?」と。私からは「ぜひ、ほっといてあげてください」と伝えました。

――それはどうしてでしょうか。

粗茶:
 あくまで好きにさせてあげることが重要なんであって、そこに親の意向が入ってしまうと、親に褒められるために絵を描きはじめてしまうんです。そうすると、途中から義務になってしまって、本人にとってつらいことになる。

 だから、好きにさせてあげるのがいいんです。その場にいたお子さんご本人にも私から「お母さんに褒められたい?」って聞いたら、返答は「いらない」でした。そうだよね、と。

――キッズイラコンは、絵を描いた御本人はもちろん、親御さんもさまざまな気持ちで来られている方が多いですよね。興味津々だったり、こんなに人がいる会場だったのと驚いていたり、それこそ東方も同人もよくわからずに来ている方も多い印象です。自分の娘・息子は何をしているのだろう、何が好きと言って、ここに来ているのだろう……みたいな。

粗茶:
 来ていただくお母さんお父さんにはよく「例大祭を、おえかき道場をダシに使っちゃっていいですよ」って話してます。テスト勉強がんばって、いい点取ったら連れてってあげる、みたいなエサにしてもらっていいですよ、って。「おえかき道場」の現地では、実はお子さんよりも親御さんとお話をしてる時間のほうが長かったりします。

 もちろん、親御さんがお子さんの絵に理解がない状態でも、上手くなっていく子はたくさんいます。ただ、おえかき道場まで一緒に来てくださる親御さんなら「過干渉」のほうが起こりやすいと考えているので、あえて「ほっといてあげて」とお話ししています。

――自由に創作ができる環境にしてあげたいと。

粗茶:
 環境はすごく大事だと思っています。それこそ……おえかき道場のスタッフに、オリーブさんという、年配のスタッフがいるんですけど。オリーブさんは私の実母です。

▲スタッフのオリーブさん。(写真右)

――え! オリーブさん、粗茶さんのお母さまだったのですか!?

粗茶:
 スタッフはみんな知ってますよ、もちろん(笑)私も若いころは散々母と行き違いましたが、やっぱり親の理解があって、ここまで来れているんです。クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントが画材なんてことも多かったですよ。私がどれだけ親の理解をもらって生きてきたかは、自分のやってる企画のスタッフをお願いしたら、快く手伝ってくれているのを見ればわかるでしょ?と言えるのは強いですね。

――それはどの親御さんも安心なさるでしょうね。

粗茶:
 母はいつも交通費、自腹で来てますからね。企画に超前のめりですよ。今年春のおえかき道場でテーブルにかけていた布は、全部母の手縫いです。

――「理解がある」を超えて、もう自分の企画として楽しまれているんですね。この上なく素敵な話です。

青島:
 例大祭では2、3年ぐらい前から、同人誌即売会を知らない方や保護者に向けたメッセージを暗に出すようにしています。カタログには「例大祭ってなに?」「同人即売会ってなんなの?」という記事を掲載したりとか、YouTubeチャンネルで例大祭の紹介を定期的に行ったりしています。

青島:
 来場者に小さい子が増えてきたのもあり、保護者のご理解がないと、そもそも来れない子も多いわけです。保護者の皆さまに例大祭がどんなところか知っていただく、ということをかなり意識して情報発信しています。

――一般参加者と接する機会が多いスタッフの皆さんは、サークルや一般参加者よりもっと手前のところで、どんな来場者が増えたのかという状況を見ておられるわけですもんね。その思いが、近年のカタログや情報発信には詰まっているのだと感じます。

 

「この東方という面白い場所を知ってほしい、みんなに遊んでほしい」

青島:
 ZUNさんに「キッズイラコン」のお話と表彰式にご登壇いただきたいお話をお願いした際は、即答で「この企画だったらなんでも協力するから言ってね」と仰ってくださったことは、本当にうれしかったですね。実際の表彰式で、来てくれた子たちと一緒に写真を撮ってあげたり、サインを書いてあげたり、ファンサービスもしていただいて(笑)

――ZUNさん、お優しいですね。

青島:
 表彰式だと、受賞する子たち本人はもうガチガチに緊張していて。親御さんまで緊張してたりして(笑) ZUNさんや粗茶さんがその緊張を解してくれるので、ありがたいです。親御さんも実は、自分も東方やってました、ニコニコで東方見てました、みたいな人も多いんですよ。「昔例大祭に来ていたけど、これを機会にまた来ました」なんて話もいただきます。自分たちの企画でそういった機会が提供できていることが、やっぱりうれしいですよね。表彰式の瞬間は、一番やりがいを感じるときなのかなと思います。

▲昨年生放送でのキッズイラコン受賞者発表の様子。

――ZUNさんはここ数年本当に露出してくださるようになりましたよね。「キッズイラコン」はそういった活動を後押しするひとつだと思います。

粗茶:
 初回「おえかき道場」を開催したのは、実は例大祭じゃなくて「ZUNビール」がやっていたニコニコ超会議なんです。ZUNビールの横におえかき道場のスペースがあって、ZUNさんの写真がTwitterで拡散すると、そこにちらっと道場も写ってたりして。

――ニコニコ超会議も、例大祭とはまた別ベクトルで若い参加者が多いイベントです。そういった場所で、例大祭やコミケではない場所で見た「東方ファン」の記憶がZUNさんにそういう影響を与えていたら面白いですよね。

青島:
 こういった企画が、たくさんの若い子たちが東方Projectを愛してくれてることを、ZUNさんが直に感じる瞬間になっていたらうれしいですね。キッズイラコン、最初に提案したときはスタッフみんな「全然集まんないでしょ〜」って言ってたんですよ。だから、実際にすごい数のイラストが来て驚いて。会場で全部展示すると言っていたから、えらいことになって(笑)

――以前のインタビューで社務所のみなさんも仰ってましたね(笑)

青島:
 最初に言った通り、当初はサークル参加を増やしたいという気持ちから始まっています。でも今は「この子たちの作品が見たい」というのが動機になって、この発表できる場を作り続けています。その気持ちのほうが強くなってますね。

――青島さんの思う、東方からお絵かきを始めること、東方から創作を始めることの良さって、なんだと思いますか。

青島:
 私は絵描きの人間ではないのを前置きしますが、想像すると「敷居の低さ」かなと思います。イラストに限らず、東方で二次創作することそのものの敷居は低いと感じます。「ゆっくり」だって東方の二次創作じゃないですか。

 原作者が温かい目で眺めてくれるということも、敷居の低さにつながっています。東方で創作するのは楽しくて、その楽しさをZUNさんが許容してくれています。「東方から始める」こと、それがどんなスタートでも、東方ジャンルにいる人間はそんなに否定しないですよね。だってみんな通ってきた道ですから。その土壌があるのが「東方」ですよね。

――「もっと参加するサークルが増えてほしい」という掲げた目標の先には、「この東方という面白い場所を知ってほしい、みんなに遊んでほしい」という青島さんの思いがあるわけですね。

青島:
 それはそうかもしれないですね。例大祭スタッフのひとりとして、サークル参加して何かを出すのは楽しいよ、というのを伝えたいと思っています。イベントにただ参加するだけも楽しいんですが、さらにもう一歩ステップを踏んでほしい。そうすると……つらいことも当然あるけど、その先にしか見えない楽しさがあると思うので、そこに行き着いてほしい。そういう思いはずっとありますね。

 

東方は、5年後もたぶん続いているから

――粗茶さんはいかがですか。東方からお絵かきを始めることの良さは、なんだと思いますか。

粗茶:
「アイコン色パレット」のときにも話した、誰が描いても「霊夢になる」という事実が、やっぱり一番強いと思います。自分が○○を描こうと思って描いた絵が、描き上がったら○○じゃない、違うキャラに見えてしまうことがほかのジャンルならたくさんあるんですよ。霊夢はそうならないんです。

――配色と目立つ衣装デザインのお陰で、人それぞれの絵柄で描いても「霊夢」とわかります。細部が違っていても、指摘する人も少ないですね。

粗茶:
 もうひとつ大きいのは、東方はとても長く続いていて、これからもおそらく続くジャンルということです。同人を長くやってきた人ほど、ジャンルの栄枯盛衰をたくさん見てきましたよね。昔は人気があったのに、もうファンアートをほとんど見かけなくなった作品は山ほどあります。

 東方は、5年後もたぶん続いているんです確証はないけど、そんな安心感がある。東方に長くいる人ほどわかってくれるかなとおもいます。ずっと続けていられるし、ずっと昔から今まで続けている人たちが、実際にいます。

▲東方25年記念サイト

▲東方Projectの処女作は1996年の『東方靈異伝』。東方は今年で26周年を迎え、Win版初作品の『東方紅魔郷』は20周年となった。

――長く同人を続けている人ほど、自分の好きだったジャンルの「新しい本が出なくなる瞬間」と、その寂しさを知っているじゃないですか。だから「5年後もたぶん続いている」って、本当にいい言葉だなと思います。

粗茶:
 歴史があるから、東方から別のジャンルに移った人、プロの道へ羽ばたいていった人も多いです。でも、そういう人たちが戻ってくることが多いのも、東方らしいなと思います。

 私は東方って、同人ジャンルのなかでの「お母さん」とか「実家」だと思っている節があります。ほかのジャンルを描いてもいいし、また帰ってきてもいいし、帰ってこなくてもいい場所でもある。たまに、お子さんを連れて東方に戻ってくる人だっているし(笑) そんな場所は中々ないです。だから、一番最初の入り口としてすごくいいなって思っています。

――「実家のような安心感」ですね。まさに。だから、親子連れで東方に”帰省”してくる人も増える。

粗茶:
 東方は描きたくなったときに描けるんですよ。日本全国どこかで月に一度は東方のイベントがやっているから、出す場所だってある。こんなにありがたい場所ジャンルはないです。

 

おえかき道場とキッズイラコンの「これから」

――最後に、今後この企画で目指したいことを伺ってもいいですか。

青島:
 そうですねえ、継続はしていきたいですが……。

――大変?

青島:
 すごく大変(笑)

一同:
 (笑)

青島:
 この先、いつまでこの企画を続けようかというのは、企画をはじめた立場として思うところはあります。皆さんから応援を多くいただいているので、サークル参加ができない年齢の方が発表できる場はできるだけ続けていきたいと思っています。

 それから、秋季例大祭ではサークル参加費の学割を始めました。こういった動きが、コンクール参加者の次につながるようになればいいなと考えています。 

青島:
 こういうこともやってますので、だからみんなにサークル参加してほしいなあ……が一番ですね。活躍できる人が溢れてきて、例大祭を盛り上げてくれるとうれしいなと思っているので、ぜひ良い関係を続けていきたいです。

 でも、コンクールは続ければ続けるほど「参加のハードルが高くなってきてる」と感じる声もいただいたりして。

――イラストのレベルが上がっていて、自分が投稿するような場所じゃないって思ってしまったり。

青島:
 そういう捉え方をされる子が増えているようで、自分的には少し残念だなと思っています。「凄腕イラストレーターの登竜門」みたいな、そういう企画にはしたくないですね。

「例大祭キッズイラストコンクール」は誰でも参加できる企画です。参加すると、自分のイラストが載った本がもらえます。これってすごくないですか? 大陽出版さんのご協力には本当に助かっています。「やってみませんか?」くらいの軽い気持ちで参加できる、今の形を続けていきたいですね。

 例大祭の会場に来れなくても、こういう形で例大祭には参加できるし、それも思い出になると思います。皆さんにはこれからもどんどん応募してほしいし、もっと東方を好きになってほしいですね。

――コンクールの大賞だけがゴールじゃないですからね。

青島:
 むしろ、入口かな? この先にもっと楽しい世界が広がってる、ってことを伝えたくて立ち上げた企画です。だから、全作品展示を続けますよ。完全に自分のわがままですけど。

――図録と全作品展示がキッズイラコンで最も良いところだと思います。

青島:
 スタッフからも「これは大変」ってずっと言われてるの。でもやります。全作品展示だけは、自分のエゴです。

――ぜひ続けていただきたいです。粗茶さんにもお伺いします。今後、おえかき道場での目標はありますか。

粗茶:
 ただひたすら継続ですね。例大祭がなくなるか、ZUNさんが亡くなるか。私が亡くなるか。

――縁起でもない(笑) でも冗談抜きに、そのくらいまでずっと続けたいという強い意志ですね。

粗茶:
 私はもう42歳で、この企画を始めたのが39歳かな。40歳は「不惑」なんて言われる時期ですけど、私の不惑は「幻想郷のおえかき道場」だと思っているので。私が死ぬまでやります。人生の目標のひとつです。

――おふたりからそれぞれの熱い想いを聞かせていただきました。本日はありがとうございました。

 

告知

幻想郷のおえかき道場

おえかき道場、東方紅楼夢に初出展! 今年は秋のイベントに2回参加します。

「レミリア・スカーレット」「フランドール・スカーレット」「東風谷早苗」が新作ぬり絵として登場します!

◆開催情報

10月9日(日)第18回東方紅楼夢

会場:インテックス大阪 6号館
スペース:6号館Dスペース「東方お絵かき教室」

10月23日(日)第九回博麗神社秋季例大祭

会場:東京ビッグサイト 西ホール
スペース:西ホール アトリウム

例大祭キッズイラストコンクール

大好評につき4回目! 小学生、中学生だけが参加できる、東方Projectのイラストコンクールです。(応募は締め切りました。)

今回の応募総数は約420作品! すべての応募作品を秋季例大祭会場に展示いたします。また今年から、全作品を例大祭ホームページにも掲載いたします。

会場では、応募作品が収録された「例大祭キッズイラストコンクール図録」をグッズとして販売いたします。

◆開催情報

10月23日(日)第九回博麗神社秋季例大祭

会場:東京ビッグサイト 西ホール
展示場所:西ホール アトリウム

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