東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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【連載】全国の大学東方サークルに話を聞いてみました! 龍谷大学の東方サークル「東龍門」にインタビュー!

龍谷大学の東方サークル「東龍門」にインタビュー!

「“東方”が好きな“大学”生たちが学内で集まって活動する“同好会サークル」、通称大学東方サークル」。

 いま、日本各地で大学東方サークルが続々と増えており、その数は25年2月時点でなんと65サークルにものぼります【※】

▲東京都立大学の大学東方サークル「東方都立璋」調べ(https://x.com/toho_metro/status/1893627960516894793 より引用)

 同月に放送された東方ステーションの番組内でも、大学東方サークルが取り上げられるなど、大きな盛り上がりを見せ始めています。

 そんな大学東方サークルですが、学内での活動がメインということもあり、外部の人間が彼らの活動を知る機会は非常に少なく、その実態はというとあまり明かされていないのが実状です。

 いったい彼らは学内でどのような活動をしているのか? そもそも大学東方サークルとは何者なのか? 

 それらの疑問を解消するべく、全国の大学東方サークルを取材して話を聞いてきました!

【前回の記事はコチラ→【連載】全国の大学東方サークルに話を聞いてみました! 立命館大学の東方サークル「東方詠命郷」にインタビュー!

聞き手・文・写真・編集/土露団子

 

アクセス抜群! 龍谷大学公認の東方サークル「東龍門」

【主なインタビュー参加者】
かわゆ(中央・代表)、まふこのは(左・前代表)、ビッシュ(右・広報) ※敬称略、役職はインタビュー当時

――それでは、簡単にサークルの自己紹介からお願いします。

東龍門:
 龍谷大学の東方サークル「東龍門(とうりゅうもん)」と言います。2018年の春に、にむよふさんという方がこのサークルを設立し、以降は大学公認の一般同好会として活動しています。

――「東龍門」のサークルロゴも、その設立者が作られたのでしょうか?

東龍門:
 いえ、このサークルロゴを作ったのは別の先輩ですね。ちなみにロゴと一緒に描かれているこの子は「ロンちゃん」と言って、性別・年齢ともに不詳の当サークルのオリジナルキャラクターになります。

――大学の公認サークルとのことですが、非公認サークルとの違いはどういったところでしょうか?

東龍門:
 一番の違いは教室予約ができるかどうかですね。夏休みや春休みといった長期休暇の期間中は教室自体に鍵をかけられてしまっていることが多く、非公認サークルは教室で活動することができません。他にも新歓期間中に構内でのビラ配りができなかったり、ポスターを貼る掲示板も使えなかったりします。今回のような外部からの取材も、公認サークルだから認められたというのもあります。

――他の大学と比べて、その辺りは厳格なのですね。

東龍門:
 ウチの大学というか、ここのキャンパスの特徴だと思うんですけれど、中央ステージでよく催し物をするんです。夏には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンも来たこともあって【※】、外部の人たちによる出入りが多く、その辺りの規律が厳しいように感じます。

龍谷大学深草キャンパス キャンパスマップ より引用

【※】2024年9月23日(月・祝)に行われた「龍谷大学サステナビリティDays」。詳しくはこちら→「龍谷大学サステナビリティDays」レポート

――確かに、誰でも自由に施設を使えてしまったら収集がつかないですよね。

東龍門:
 逆に大学から公認サークルとして認められれば、比較的自由に活動をすることができます。顧問の先生は一応いますが、自分たちの活動に関して口出すことはないですし、他大学との交流も盛んです。ここのキャンパスの最寄り駅がJR奈良線、京阪本線、地下鉄烏丸線と3つあり、どこからでもアクセスしやすい立地ですしね。

▲JR奈良線「稲荷」駅下車徒歩約8分、京阪本線「龍谷大前深草」駅下車徒歩約3分、京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車徒歩約7分と非常に好立地 (龍谷大学深草キャンパス アクセスマップ より引用)

――いま私たちがいるのはここ、深草キャンパスですが、他のキャンパスから通っている部員はいるのでしょうか?

東龍門:
 30人ほど所属している部員の内、7割くらいが深草キャンパス所属の部員ですが、1割は西本願寺近くの大宮キャンパスから、2割は琵琶湖近くの瀬田キャンパスから通っています。

――大宮はまだしも、瀬田は隣の滋賀県とあって移動は大変なように感じます。どのようにして通っているのでしょうか?

東龍門:
 大宮~深草間もそうですが、瀬田~深草間も直通のスクールバスが走っているので、移動はそこまで大変ではないですね。バスに乗っている時間も前者は20分、後者は40分くらいです。とは言え、瀬田キャンパスで5限に必修科目があると、その後に深草キャンパスまで移動してサークル活動するのは流石に厳しいですね。去年までは火曜日の週一で活動していましたが、瀬田キャンパスで火曜日の5限に必修科目が入ってしまったせいで、思うように活動ができなかった部員がいたので、今年からは火曜日だけではなく木曜日も活動日に加える週二体制を整えることにしました。

▲各キャンパス間を結ぶスクールバス

――部員たちが活動しやすいよう、柔軟に対応しているのが素晴らしいですね。

東龍門名物?「黒板芸」

ハンドルネーム呼びの文化が創作を促す

――ふと気になったのですが、東龍門では全員、ハンドルネームが書かれた名札を首からさげているように見受けられます。何か理由があるのでしょうか?

▲(例)代表の名札

東龍門:
 そうですね、理由はいくつかあって、1つは名前が分からなくて人に話かけづらい空気感を生み出さないというのがあります。特にサークルに入ったばかりの新入生ですと、先輩の顔と名前を覚えるのもひと苦労じゃないですか。そういった負担を減らすべく、活動時間中は全員名札を首からさげるようにしています。ハンドルネームで呼び合うのは、原作者である神主が本名ではなく「ZUN」というハンドルネームで活動しているから、というのも理由の1つではありますが、このサークル内では先輩後輩関係なく、同じ東方好きな者同士が対等な関係でありたいと思っていて、ハンドルネームで呼び合うようにしています。中にはこのサークルに入る前から既に東方二次創作で活動をしている人もいたりして、そういった人の場合は本名よりもハンドルネーム呼びの方がみんなに覚えてもらいやすいですしね。

――人によっては私のように、顔と名前がなかなか覚えられないタイプもいると思うので、このシステムは非常に助かりますね。

東龍門:
 実はそれ以外にも理由があって、ハンドルネームを名乗ることで創作への一歩を踏み出しやすくなるというのがあります。東龍門では昨年から紅楼夢合わせでサークルの合同誌を制作するようになったのですが、その際に本名をクレジットに載っけるわけにはいかないので(笑)

▲東龍門合同誌vol.1の「参加者紹介」

――ハンドルネーム呼びの文化が、副次的にこういった効果をもたらすというのは面白いですね。

東龍門:
 前代表のまふこのはが絵師だったので、彼の影響も大きかったと思います。一時期、このサークルは「闘龍門」「雀龍門」と言われるほど麻雀に明け暮れていた時期もあったようですが、今はこうして東方サークルらしい活動を行っています(笑)

もう麻雀サークルとは言わせない! 

親しみやすいサークルを目指して

――普段の活動は東方の原作や、ダンカグなどの二次創作ゲーム、その他ボードゲームなどが挙げられるかと思いますが、構外ではどういった活動をしていますか?

東龍門:
 時期によりますが、夏休み期間にはゲーセンやカラオケをしにみんなで出かけたりしますね。特に河原町付近のカラオケが爆安なので、助かっています【※】。即売会に関して言えば、関東で行われる例大祭は個人単位での参加ですが、関西で行われる紅楼夢だけはサークルとして参加をして、部誌を頒布しています。

【※】京都の河原町付近で、ジャンカラとまねきねこが壮絶な価格競争をしていて価格崩壊を起こしている話。詳しくは前回の記事→【連載】全国の大学東方サークルに話を聞いてみました! 立命館大学の東方サークル「東方詠命郷」にインタビュー!

――オンラインでの活動はどうでしょうか?

東龍門:
 長期休暇の期間中は、人によっては実家に帰ったり旅行に出かけたりするので、たまにDiscord上に集まって活動することもありますが、基本はここのキャンパスに集まっての活動が多いですね。みんなの顔を見ながら活動するのが一番なので(笑)

――写真越しだとなかなか伝わりづらいと思いますが、皆さんとても賑やかですよね。

東龍門:
 そうですね、賑やかというか、うるさいかもしれません(笑) それだけ部員同士仲良く、楽しく活動させてもらっています。

――今後、東龍門はどういったサークルを目指していきたいですか?

東龍門:
 常に初心者歓迎の、親しみやすいサークルでありたいと思っています。このサークルに入って、初めて東方の原作に触れた人もいれば、同じように部誌をきっかけに創作を始めた人もいます。イラストや小説を書く人もいれば、コスプレをする人もいます。このサークルには、原作や様々な東方の二次創作を知って、触れることができる機会が無数にあります。「東方は怖い」となんとなく不安に思っている人も安心して、東方の世界を楽しめる場づくりを目指していきたいです。

――最後に一言、お願いします。

東龍門:
 サークルXのDMは常時開放しているので、このサークルに興味がある人はぜひご連絡ください。いま高校生で、これからの進路に迷っている人でも構いません。質問してもらえれば、できる限りお答えします。普段の活動の様子についても、サークルXにて情報を発信予定ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

▲最後にその場にいた部員の皆さんと記念撮影。長丁場の取材、お疲れさまでした

サークル基本情報

サークル名:東龍門(龍谷大学公認東方サークル)
代表(※インタビュー当時):かわゆ
サークルX:@ryukokutouhou
連絡先:@yagyazobya
主な活動場所:龍谷大学(深草キャンパス)

 

東方我楽多叢誌からのお知らせ

 東方我楽多叢誌では今年も、日本全国の大学東方サークルさんからの「新入部員募集のお知らせ」を募集させていただきます!

 ぜひ、東方我楽多叢誌を「大学の掲示板」の代わりとしてお使いください!

【2025年度(二次募集)】「新入部員募集のお知らせ」を、各大学東方サークルさんから募集します!

大学東方サークルから、新入部員募集情報を募集します

 二次募集の締め切りは4月20日(日)です!

 たくさんのご応募、お待ちしています!

 

【連載】全国の大学東方サークルに話を聞いてみました! 龍谷大学の東方サークル「東龍門」にインタビュー! おわり