東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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リポート
2024/08/02

今年も東京アニメセンターに帰ってきた!『大・東方Project展2024』見どころ紹介レポート

今年も東京アニメセンターに帰ってきた!『大・東方Project展2024』見どころ紹介レポート

 7月19日(金)より東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAにて絶賛開催中の『大・東方Project展2024』。

 今年は頒布20周年を迎えた『東方永夜抄』の関連コンテンツを中心に、ZUNさんの手書き資料や工夫をこらしたフォトスポットなど、様々な展示が展開されています。

 いったい、今回の大・東方Project展はどういった内容なのか、気になる方も多くいらっしゃるかと思います。

 そこで東方我楽多編集部から、まだ『大・東方Project展2024』へ足を運んでいない方や、これから行こうと考えている方に向けて会場の見どころをざっくりとご紹介!

 それでは早速、会場の様子を見ていきましょう。

 

フォトスポットで「ゆっくりしていってね!」

 今回の『大・東方Project展2024』の会場は昨年と同じく、入口から出口へと巡回する導線となっています。

 まずは入口から。syuri22(@syuri22)さんの巨大なキービジュアルと鳥居が、来場者を迎えてくれます。そのまま中に入っていくと……?

 今年はなんと「ゆっくりしていってね!」の動画背景に、直径1メートルに及ぶ巨大なゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が、参加者を温かく迎い入れてくれます。

 ここではゆっくり動画の中に入り込んだような写真が撮れるフォトスポットとなっており、クッションに触るのはもちろんのこと、寝転んだり抱っこしたりすることも可能です。

 また、この隣にもうひとつ、フォトスポットが用意されています。

 こちらはLEDが仕込まれた光るサイバーおふだを使った、霊夢のスペルカード「夢想封印」が撮れるフォトスポットになっています。

 月をバックにポージングすることで、「夢想封印」の放出シーンを再現することができます。

 大・東方Project展に参加した記念に、まずはその証としてこれらのフォトスポットで写真を撮ってSNSなどにアップしてみたりすると良いかもしれませんね。

▲東方ステーションでもお馴染みの、まがとろ(@magatororo)さんの記念写真の様子(※お札の代用としてマイナンバーカードと健康保険証を手にしていたため、一部モザイク処理を行っています。SNSなどにアップロードする際は個人情報などを誤ってあげてしまわぬよう、ご注意ください)

 

五感を使った、東方永夜抄への誘い

 フォトスポットを抜けていくと、東方永夜抄に登場する自機キャラクターたちの紹介パネルや、各キャラたちのラストワードの映像が壁一面を贅沢に使う形で展示されています。

 また、一部の壁面ではちょっとしたギミックが施された展示が行われています。

 ひとつは海外でも大人気の「東方もふもふぬいぐるみ」を使って表現された永い永い催眠廊下の展示、もうひとつは鍵穴を覗き込むことで東方の豆知識を知ることができる展示コーナーになります。

 どんな豆知識が書かれているかは、せひ会場に行ってその目で確かめてみてくださいね!

▲鍵穴を覗き込むと、上(↑)のような形でひみつの豆知識テキストを読むことができます(※ネタバレ防止のため、文字にはボカシ加工を入れています)

 さらに奥に進むと、昨年大人気だったデジタルフォトスポット「幻想郷システム」が今年も用意されています。

 決められたアクションをとれば、プロジェクションマッピングで様々なキャラの技(弾幕)を撃ち出すことができる、まさに幻想少女になれる体験コーナーとなっています。

▲今年も小道具を使っての技体験ができます

 こちらの「幻想郷システム」について詳しく知りたい方は、幻想郷システムのプロジェクトリーダーを担当した五味(@GomiHgy)さんの運用レポートをぜひ読んでみてください。よりディープな体験ができること間違いなしです。

幻想郷と技術の融合を、新しい東方世代に――大・東方Project展2023『幻想郷システム』運用レポート

大・東方Project展2023『幻想郷システム』レポート

 

多種多様な二次創作の世界

 次の展示物は二次創作に関するコーナーになります。東方永夜抄をモチーフとして制作された約100作品に及ぶ音楽CDジャケットや豪華絢爛なコスプレ衣装の数々、そして32点に及ぶ美麗なイラストが展示され、改めて東方二次創作の広さと、原作とともに歩んできた歴史の厚みを感じ取ることができる内容となっています。

▲大日本印刷(DNP)が全面協力していることもあり、展示されているイラストは発光していたり特殊な紙やインクが使用されていたりと、その表現は様々。写真では伝わりづらい部分でもあるため、ぜひ現地に行ってその目で確かめていただきたい

 また、突き当たりに展示されている月の模型と、もりのほん(@morinohon)さんの鈴仙・優曇華院・イナバのパネルもまた、フォトスポットになっています。

 この付近をよく見渡すと、こっそりとルナティックガンが置かれているので、ぜひ手にとってうどんげと一緒に記念写真を撮ってみてください。

▲引き金を引くと、音とともに波動らしき光が放たれます

 

ZUNさんと幻想郷、そして月の世界

 展示もいよいよ終盤戦です。

 ここから先はいよいよ原作者であるZUNさんの紹介や、「幻想郷と月の都」をテーマに原作ストーリーを振り返るコーナーになっています。

 ZUNさんについて関係者3名(きーさん、ビートまりおさん、ひろゆきさん)にインタビューを敢行した映像展示や、東方永夜抄のエピソードを秋★枝先生が漫画化した二次創作作品展示、さらには「幻想郷と月の都」をテーマに水炊き先生、あらたとしひら先生に描画化したものをよー清水先生の背景画とともに作品展示するなど、フィナーレにふさわしい盛りだくさんの内容となっています。

 そして出口を抜けた先には、ZUNさんによる設定資料イラストが今年も多数展示されています。

 このエリアから撮影ができない箇所が多いので、来場した方は展覧会の締めくくりとしてぜひたっぷりとお楽しみください!

 

より東方世界が楽しめる展示イベント、大・東方Project展

 さて、いかがでしたでしょうか?

 『大・東方Project展2024』の各コーナーをざっくりと紹介していきましたが、今年も充実した内容となっていたのではないでしょうか。

 最近東方を知ったという人たちはもちろんのこと、東方永夜抄から東方の世界に足を踏み入れた東方ファン歴20年の人たちも楽しめる、非常にバランスの取れた展示イベントとなっています。

 中でも今年はフォトスポットが多く、親子連れや友達同士での参加がより楽しめる形になっており、夏休み期間にぴったりな展覧会と言えるでしょう。

▲出口付近にもフォトスポットがあります

 また、本文中には触れていませんでしたが、今年もお絵描きコーナーや物販コーナーが置かれています。

▲表面に特殊な加工がされており、光のあたり具合で色が変わって見える

  物販情報の詳細については、下記サイトからご確認ください。

大・東方Project展 2024 | 東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA

 なお、『大・東方Project展2024』は8月25日(日)までの開催となります。閉催間際は来場者が集中しやすく混雑が予想されますのでご注意ください。

 東方Projectの魅力が詰まった今回の展示の数々を、ぜひ会場でご覧ください。

イベント情報

イベント:大・東方Project展2024
https://tokyoanimecenter.jp/event/dai_touhouten2024/

会場:東京アニメセンター in DNPプラザ 渋谷 

主催:大日本印刷

会期:2024年7月19日(金)~2024年8月25日(日)

開催時間:
土日祝:10:00~19:00(展示最終入場18:30)
平日:11:00~19:00(展示最終入場18:30)

入場料・チケット情報:
https://eplus.jp/sf/detail/4117730001?P6=001&P1=0402&P59=1

前売券
一般:1,800円(税込)
中高生:1,000円(税込)
※保護者1名につき小学生以下1名まで無料
※前売券は前日の23:59まで購入できます。

当日券
一般:2,000円(税込)
中高生:1,200円(税込)
※保護者1名につき小学生以下1名まで無料
※前売券の残数がある場合に、会場で当日券の購入が可能です。

なお当日券の販売状況は、大東方Project展公式Xをご覧ください

 

今年も東京アニメセンターに帰ってきた!『大・東方Project展2024』見どころ紹介レポート おわり