東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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インタビュー
2020/08/20

「あのときの私のコスプレ、誰か覚えてますか?」上坂すみれの高校時代と、例大祭の思い出

【独占】上坂すみれ 東方Projectコスプレ撮影インタビュー(3)

 東方Project好きを公言する上坂すみれさんが、東方Projectのオリジナルコスプレに身を包んでお届けする特別連載。第3回である今回は、挑発的な(!)高笑いをする蓬莱山輝夜の姿を披露していただきながら、上坂さんのプライベートな東方コスプレ事情についてお聞きしました。

 実は、プライベートでも例大祭に行ったことがあるというすみぺ。インタビュー途中でこちらが動揺するほど、アグレッシブに例大祭に参加していることも発覚! 記事の最後では、次回予告として輝夜とはまた違う魅力の“あのキャラクター”のコスプレ姿も一足早くお届けいたします。

上坂すみれの高校時代と、例大祭の思い出

ーー世界コスプレサミットや過去に出版されている本『Sumipedia(スミペディア)』では、ときどき東方キャラのコスプレをなさっていますよね。初めて東方のコスプレをしたのはいつだったか覚えていますか?

上坂すみれ(以下、上坂):
初めてか……いつだっけ、なんのキャラクターだったかな……。(しばし悩む)

あ!思い出しました。

初めて東方のコスプレをした時は高校生だったので、どうしてもお金がなくて、ちゃんとしたコスプレ衣装を買えなかったんですよ。

そこで、手持ちの服を組み合わせて作れそうなキャラクターを考えた結果、一番近いのがルーミアだったので、ルーミアに挑戦したのが最初です。そこにウィッグを買い足して、ルーミアの姿で例大祭に行ったのが私にとって初めての例大祭で……。

ーーちょちょ、ちょっと待ってください!上坂さん、コスプレして例大祭に行ってたんですか?しかも高校生の時に?

上坂:
えへへ、そうなんです。高校生の時でした。

他にも自宅では、どこにも写真も出していないですが宅コスしてたりもしますよ、うどんげ(鈴仙・優曇華院・イナバ)やチルノとかも好きでやってます。世に出てないコスプレ、こっそりしてるんですよ。幻の宅コスです(笑)。

本当は全てのキャラをやりたいんですけどね。

もう10年以上前になりますか、あの例大祭の時のルーミア……。

誰か見て覚えているって方いらっしゃるかな……もしも“東方我楽多叢誌”の読者の中にいらっしゃったら、ぜひ名乗り出てください(笑)。

ーーとんでもない初出し情報をいただいてしまいました……ご自宅でもコスプレされているんですね。そして例大祭に行くと、すみぺが普通に歩いているんですね……例大祭に行ったのは、その時だけですか?

上坂:
高校生の初めて行った時も合わせると、今までで3回ほど例大祭には行きました。
もっと参加したいのですが、予定が合わないこともあって……無念です。

3回目に参加した時は、確か「動きやすいから」という理由で魂魄妖夢の姿で行ったんですけど(笑)、自分自身でそこに設定を作って動いていましたね。

「私は(西行寺)幽々子の使いという設定で行ってて、それで幽々子にいろいろなお土産(同人作品)を買って帰るんだ!」って思って歩いていました。フィギュアと日本酒を買いましたよ。

その頃はもう今のお仕事をしているときだったので、ちょっと周囲に気づかれたりはしましたが……。

私自身は隠れて例大祭に参加しているので、頼まれても写真撮影はお断りしてきたんです。

ですが、カメラを持っていって、こちらからお願いをして他の方々の撮影はしてきたんですよ!

ーーその、妖夢の姿で?

上坂:
妖夢の姿で(笑)。
人を撮るのが好きで例大祭に行っている、というのもありますね。

東方って、他のコンテンツに比べると男性の方がすごく楽しくコスプレやってる印象があるんです。

特に覚えているのが、青娥娘々と宮古芳香の合わせを男性同士ですごい楽しそうにやってて、「死んで死んで〜」って言っていて(笑)。

それを「撮っていいですか」と聞いて撮らせていただいたのがすごく思い出深いですね。忘れられないです。

ーーまさか急に上坂すみれさんから話しかけられて撮影までされるだなんて、参加者はびっくりですよ!

上坂:
……ですかね(笑)。

他にも、合わせの集団を見てすごいなって思ったり、こんなキャラもやりたいなとか思ったりしながら例大祭を歩きました。特に、風神録のキャラをやる人は個人的にすごいなと思っていて、(八坂神奈子の)あのしめ縄とかどうやって持ってきてるんだろうって思ったりしましたね。みなさん、レベルが高い。

特に最近は難易度の高いキャラに挑戦する人が多いじゃないですか、本当に驚きます。落ち着いたらぜひまた、例大祭には行きたいですね。

実はまだ言っていませんでしたが、我が家には他にも芳香ちゃんの衣装なんかもあるので……もちろん、コスプレをした姿で行きたいです!

ーーちなみに今回の衣装をご覧になった時の第一印象は、どうでしたか?

上坂:
すごい、あの……そもそもお洋服としてのクオリティが高くて。見た目だけではなく、動きやすさとかにまで配慮してくださって本当にありがとうございます。

コスプレってやっぱり原作に限りなく寄せるか、ひとつの作品として作るかに寄ると思うんですけど、今回の衣装は2着とも完全にひとつの作品として完成していますよね。

今後これを着てライブしたいぐらいの……今すぐにでも例大祭に出かけたいぐらいのもので。本当に嬉しいです。

ーーー

想像以上に東方愛が感じられる、上坂さん。近い未来、東方キャラのコスプレをもっと披露してくださるかもしれません。(ちなみに今回の衣装は後日ご本人にプレゼント予定です!)

そして、インタビューでも答えているように今回の撮影では2着の衣装を着ていただいています。ということで、次回はなんと……あの姿で登場してくれます。

輝夜とはまた違う、キュートな姿をどうぞお楽しみに。

「あのときの私のコスプレ、誰か覚えてますか?」上坂すみれの高校時代と、例大祭の思い出 おわり