東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

     東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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リポート
2023/08/22

おとなも子どもも楽しめる『大・東方Project展2023』見どころ紹介レポート

おとなも子どもも楽しめる『大・東方Project展2023』見どころ紹介レポート

 8月4日より東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAにて開催中の『大・東方Project展2023』。

 頒布から20周年を迎える東方妖々夢の関連コンテンツを中心に、様々な展示が展開されています。

 開催から数日が経ちましたが、開催期間はまだまだあります。そこで東方我楽多編集部から、まだ『大・東方Project展2023』へ足を運んでいない方、これから行こうと考えている方へ向けて会場の見所をご紹介します。

「具体的にどんな展示があるの?」「東方のディープな知識がないと楽しめないの?」そんな疑問にお答えするレポートをお届けします。

 

鳥居の先に広がる妖々夢の世界

 それでは早速、会場を見ていきましょう。『大・東方Project展2023』の会場は、入り口から出口へと巡回する導線となっています。

 まずは入り口。最新作『東方獣王園』の立ち絵イラストを使用した特大POPと共に、朱色が鮮やかな鳥居と展示のキービジュアルが来場者を迎えてくれます。

 鳥居の先には、妖々夢の美麗な風景が壁一面に描かれており、壁沿いには妖々夢の各キャラクター解説などが展開されています。

 奥に進むと……なんと東方Project原作者・ZUNさんの設定資料イラストが!

 妖々夢を始めとしたキャラクターの設定画などが展示されており、ファン必見の内容となっています。また、同フロアには『東方酔蝶華』の原稿が完成するまでをプロット・ラフ・完成原稿と並べて展示されています。水炊き先生のファンにとっても嬉しい展示ですね。

 こちらのフロアは撮影禁止となっているため、気になった人はぜひ会場へお越しください。

 

体験する東方と、鑑賞する東方

 さらに進んでいくと、西行妖が咲き誇る巨大なスクリーンが広がります。続くフロアは体験型プロジェクションマッピング『幻想郷システム』の体験コーナーとなります。

 スクリーンの前に立ってポーズをとると、それに応じた弾幕が映し出される幻想郷システム。人生で一度は弾幕を撃ってみたい、そんなあなたの夢が叶うかもしれません。

 続くイラスト展示のコーナーでは、多数の魅力的なファンアートを鑑賞することができます。

 こうして展示されているイラストをじっくり鑑賞する贅沢な時間も良いものですよね。

 イラストコーナーの隣には白玉楼を模したジオラマが展示されています。ライトアップされたジオラマの造形は圧巻の一言。ぜひ近くで鑑賞してみてください。

 

積み重なる二次創作の歴史

 展示もいよいよ後半に差し掛かりました。

 次のコーナーは二次創作に関する展示コーナー。そこには、壁一面を埋め尽くさんばかりの同人誌の表紙が飾られていました。こちらは各サークルからの応募によって集まった表紙画像を展示したものです。

 二次創作の展示はまだまだ続きます。続いては各原作を象徴するような二次創作アレンジ楽曲をまとめた「大・東方アレンジ年表」が、音楽アレンジの歴史を見せてくれます。二次創作ゲームの展示もあり、東方の二次創作が持つ懐の広さが垣間見えます。

 出口手前の通路には同人誌即売会『博麗神社例大祭』の歴代カタログの表紙イラストが。これもまた二次創作の歴史ですね。

 そうして出口……の前に最後のフロアがあります。そこでは、動画クリエイター・minusTさんの制作した3D弾幕ムービーがまらしぃさんのピアノ演奏による楽曲と共に楽しめます。

 

幅広いユーザーが楽しめる展示イベント、大・東方Project展

 そうしてすべてのフロアを巡って出口へ着いたところ、何やら動画が流れています。

 最後の最後に、なんとZUNさんのインタビュー動画を見ることができるのです! 動画ではZUNさんのゲーム作りにまつわるお話を始め、バラエティに富んだインタビューとなっています。展示の締めくくりとしてお楽しみください。

 他にも、出口には原作や二次創作STGの試遊台、そして物販コーナーが置かれています。

 

『大・東方Project展2023』の各コーナーを紹介していきましたが、いずれのコーナーも充実した内容となっていました。豊富な種類の展示内容から、『大・東方Project展2023』は幅広いユーザーにおすすめできる展示イベントとなっています。

『大・東方Project展2023』は9月18日までの開催となります。東方Projectの魅力が詰まった展示の数々を、ぜひ会場でご覧ください。

イベント情報

イベント:大・東方Project展2023
https://tokyoanimecenter.jp/event/dai_touhouten2023/

会場:東京アニメセンター in DNPプラザ 渋谷 

主催:大日本印刷

会期:2023年8月4日(金)~2023年9月18日(月)

開催時間:11:00~20:00(展示最終入場19:30)

入場料・チケット情報:
https://eplus.jp/sf/word/0000159446

前売券
一般:1,700円(税込)
中高生:1,500円(税込) 小学生以下:500円(税込)
※中高生の方はご入場時に学生証をご提示いただく場合があります。

当日券
一般:1,900円(税込)
中高生:1,700円(税込) 小学生以下:700円(税込)
※前売券の残数がある場合に、会場で当日券の購入が可能です。
※中高生の方はご購入時に学生証をご持参ください。

おとなも子どもも楽しめる『大・東方Project展2023』見どころ紹介レポート おわり