第6回例大祭キッズイラストコンクール受賞者にインタビュー!② 楽縁ニメさん・ゐっちゃす1300さん・ねいろさん
第6回例大祭キッズイラストコンクール受賞者にインタビュー!②
去る2024年10月20日、「第十一回博麗神社秋季例大祭」のイベントステージにて、小学生・中学生だけが参加可能な「例大祭キッズイラストコンクール2024」の表彰式が行われました。
今回で6回目を迎えることになったキッズイラストコンクールには、「中学生の部」と「小学生の部」の2つの部門があり、それぞれから集まった応募作品の総数はなんと723点!
そんな数多くのイラストの中から選出された最優秀賞者、優秀賞者、その他各受賞者たちが当日イベントステージに登壇し、その日会場に駆けつけたZUNさんご本人から表彰状が手渡されました。
これからの東方二次創作を益々盛り上げてくれるであろう若き絵師たちに、我々東方我楽多叢誌編集部が独占インタビュー!
受賞作品とコメントをご紹介いたします!
聞き手/西河紅葉
聞き手・文・編集/土露団子
ZUNセレクト賞(中学生の部) ・楽縁ニメさん
学年:中学3年生
作品名:舞う桜、舞う心
――今回のコンテストで、秦こころを描こうと思ったきっかけから教えてください。
楽縁ニメ:
私の場合、描くキャラを決めてからじゃなくて、まず紙に落書きみたいにアイディアを描きまくって、それで絵の全体像を決めてから、このキャラを描こうって決めました。
――ということは、他のキャラ絵だった可能性もあったと。
楽縁ニメ:
はい、依神紫苑ちゃんや女苑ちゃんとか、その辺を最初は考えてました。けれど、表情を描いた時にこころちゃんだなって思って、そのまま最後まで描きました。
――今回、色鉛筆を使ってイラストを仕上げていますが、この画材を選んだ理由は何かありますか?
楽縁ニメ:
私、デジタルがすごい苦手なので、アナログ一択だったというのがあります。あと、このコンテストに応募する1年ぐらい前におばあちゃんに色鉛筆を買ってもらって、それを使ってよくお絵かきをしていたんです。それで色鉛筆が結構得意になって、応募する作品も色鉛筆を使いました。
――色鉛筆を使った表現の中で、特に力を入れた部分はどこでしょうか?
楽縁ニメ:
やっぱりこころちゃんと言えば感情を顔に出さないキャラなので、無表情だけど、目がすごいキラキラしてるようなところを表現したくて、目をすごく綺麗に塗るのを頑張りました。
――逆に苦労した部分とかはありましたか?
楽縁ニメ:
扇子の模様が最後まで決まらなくて。もうちょっとこだわりたかったんですけど、でも春らしく桜にした感じです。なりゆきです(笑)
――こういったタッチのイラストを描くようになったきっかけはありますか?
楽縁ニメ:
きっかけは全然東方Projectと関係ないんですけど、少女漫画を読んでいまして、その時に遊び感覚みたいな感じで、絵を描き始めて、そこから東方Projectの絵を描くようになりました。
――東方Projectを知ったのも、ちょうどその頃からですか?
楽縁ニメ:
はい、 小学生の時にBad Appleの影絵のやつがたまたま流れてきて【※】。本当になんとなく見て、それからこんなのがあるんだと思って、そこからドハマりしてきました。その後に幻想万華鏡を見て霊夢を描いたのが、多分初めて描いた東方キャラだと思います。なので、霊夢は今でも好きなキャラです。
――今回の受賞を経て、東方Projectを通じてこの先挑戦してみたいなって思うことがあったら教えてください。
楽縁ニメ:
これからツイッターを始めて、本当にいつになるか分からないんですけど、私がサークル参加した時にはサークルスペースに立って、自分の作品を出したいです。その時、ファンの人たちが来てくれたらうれしいです。
最優秀賞(小学生の部) ・ゐっちゃす1300さん
学年:小学5年生
作品名:月まで届け 私の願い
――最初に東方Projectを知ったきっかけは何でしたか?
ゐっちゃす1300:
友達が東方LostWordを紹介してくれて、それを遊んだのがきっかけです。
――イラストはいつから描くようになりましたか?
ゐっちゃす1300:
結構前で、幼稚園から絵を描いていました。これも友達が「一緒に絵を描こう」と誘ってくれたのがきっかけです。そのときはプリキュアの絵とかを描いていました。
――東方Projectのキャラクターはいつから描くようになりましたか?
ゐっちゃす1300:
小学2、3年生の頃から霊夢、魔理沙の順で1人ずつ描き始めました。その中で私はてゐちゃんが好きになったので、今回のイラストコンクールにもてゐちゃんを選んで描きました。
――因幡てゐの好きなところはどういったところでしょうか?
ゐっちゃす1300:
見た目もそうなんですけど、幸せにするみたいな能力が好きです。なので、このイラストを見てくれた人も幸せになってくれたらいいなって。
――見る人たちのことも考えていて、すごいと思います。このイラストを描くうえで、特に力を入れた部分はどこでしょうか?
ゐっちゃす1300:
真ん中に映っている4人の背中です。この人たちの後ろ姿を見て、みんながどんなことを考えているのかなとか、4人の絆みたいなものを感じ取ってもらえたら嬉しいです。
――これから東方Projectを通じてやってみたいことがあったら教えてください。
ゐっちゃす1300:
最近はホロライブとかのVTuberたちがたくさん東方のゲーム実況をしているので、そういった形で私もみんなに東方を広めていけたらなって思っています。
ZUNセレクト賞(小学生の部)・ねいろさん
学年:小学6年生
作品名:三妖精の日々
――最初に東方Projectを知ったきっかけは何でしたか?
ねいろ:
兄が東方の曲を聴いてて。それで興味を持って調べて、だんだん知るようになりました。
――イラストを描くようになったのはいつくらいからですか?
ねいろ:
東方を知った小学4年生くらいからです。いろんな東方の漫画やイラストを見て、自分も描きたいなって。
――最初に描いた東方のキャラは覚えていますか?
ねいろ:
はい、最初はフランちゃんにすごいハマって、いっぱい描いていました。
――今回のコンテストではフランドールではなく光の三妖精を描いていますが、このキャラたちを描こうと思ったきっかけはあったりしますか?
ねいろ:
クリスマスの時に「東方三月精」の漫画をもらって、それを読んだりしたのが大きかったのと、キッズイラストコンクールとか見てると、三妖精を描いた作品が少ないなって。それで私が描こうと思って描きました。
――ないなら自分が描くという心意気、とても積極的で良いと思います。そういった心境の中で今回投稿していただいたイラストで、工夫したポイントなどはありますか?
ねいろ:
重なってもちゃんと写真だと分かるように、影とか細かい部分も描きました。それと三月精の話に出てくる一場面を写真として描いたので、どの写真がどの話のどの場面か、といった見た人が想像を膨らませられるようにも工夫をしました。
――最後に、これから東方Projectを通じてやってみたいことがあったら教えてください。
ねいろ:
いま自分で描いている東方の漫画があるんですけど、それを将来リメイクして、自分の本を出したりグッズを作ってみたり、そういったサークル活動をしてみたいです。
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