昨日ハレの日、ケの今日、そして明日が続いていく。続ければ人生だから――堕武者グラインドから見た「あつまれ!東方ステーション」
堕武者グラインドから見た「あつまれ!東方ステーション」
2023年9月3日に行われた「あつまれ!東方ステーション2023 in ところざわサクラタウン」。そのオープニングアクトを飾ったサークル「堕武者グラインド」と楽曲『所沢、それは美しい』。彼らがあの大舞台に立ったときの様子を、彼ら本人に語ってもらいました。
この記事はイベントレポートではありません。あの日あの時、サークル歴17年、バンド歴としては22年にもなる彼らが、あのステージ上で何を思っていたのか、その実録です。
Agaiさんを中心に、堕武者グラインドのメンバー4人全員でご執筆いただいております。ぜひ、あのオープニングステージの「オーディオコメンタリー」のような感じで、お読みください。
我々が憧れる、あのグループを胸に
「あつまれ!東方ステーション」のテーマソング『所沢、それは美しい』の尺は55秒。
ところざわサクラタウンジャパンパビリオン ホールAの扉を、MCのお三方が掛け声と共に開けてすぐに、Agaiのフォーカウントで曲が始まるので、実質的には60秒=1分。
1分間。これが我々「堕武者グラインド」が頂戴した、ステージでの持ち時間です。
一般の音楽サークルにとっては短い時間かもしれませんが、我々が扱う音楽ジャンルは、轟音爆速を特長とするグラインドコアです。単位時間当たりのハイカロリーさには自信があるので、フロアにインパクトを与えるためには、短時間はむしろ有利に働くと考えました。
さらに、大型イベントのオープニングで1分といえば、あのドリフターズが、ビートルズの来日公演の前座を日本武道館で務めた際の持ち時間も、1分。スラップスティックな音楽と笑いを党是とする我々にとって、ドリフは心の師であり憧れの存在です。同じ条件とは光栄なことだ、一丁やってやろうじゃないかと思いました。
――と、冒頭からドリフについて考察を始めてしまいましたが、東方我楽多叢誌をご覧の皆さんには、そもそも「堕武者グラインドって誰?」という方も多くいらっしゃると思われますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。
堕武者グラインドって、誰?
堕武者グラインドは、2001年に結成されたバンド「堕武者+ultraviolence+」が同人音楽界(主に東方アレンジ)で活動するため、2007年に設立されたサークルです。当時、コミックマーケットへの申込は紙を郵送する方式でしたが、不器用な私には「+ultraviolence+」をサークル名記入欄に収まるように書けなかったため、急遽考えた名前でした。
2007年の冬コミにファーストアルバム「東方砕臓腑」で参加して以来、2012年までに9枚の東方アレンジCDを制作。その後、東方アレンジ以外の活動(音源制作の他に演劇、コント、将棋、プロレスなど)にシフトするも、2021年に現体制での東方アレンジを再開し、音源4種類を発表。
2021年3月の春季例大祭で発表した「輝針残酷物語」の収録曲『断面、それは美しい』が、「この東方アレンジがすごい!2020-2021」にて「このサークルがひどい」を受賞し、今回のテーマソング制作に繋がったご縁があります。
現在のメンバーはKim(ボーカル)、Boss(ギター、ボーカル、ミックス、マスタリング)、Tifara(シンセサイザー、ボーカル)、Agai(サンプラー、ボーカル、プログラミング)の4名です。作曲・編曲はAgaiをメインにBossとTifara、作詞はAgaiが担当しています。
作風は一貫して轟音と絶叫を旨とするグラインドコアですが、現体制になってからは、音の分離を極力良くし、原曲の流麗なメロディを感じられる術を確保するなど、エクストリームミュージックに馴染みのない方にも聴きやすい「ゲートウェイ・グラインドコア」を目指しております。
他者に決定をいただくということ
さて、サークルの自己紹介をさせていただいたところで、次は、堕武者がどのようにして「あつまれ!東方ステーション」に参加させていただくに至ったかを説明しようと思うのですが……
記事が長くなりすぎてしまうので、2023年8月の夏コミで頒布した冊子「その後の東方糖尿闘病奇譚~悲喜交々~」の該当記事を、Agaiのブログに掲載することで代えさせていただきます。
夏コミ新刊「その後の東方糖尿闘病奇譚」に掲載した、「あつまれ!東方ステーション」のテーマソング「所沢、それは美しい」作詞作曲の説明記事をアップしました。是非ご覧ください。気に入ったら本も買ってね!
はてなブログに投稿しました #はてなブログhttps://t.co/A4GKZhmq3K— 堕武者Agai_9月30日下北沢でDJ (@ochimusyagrind) September 16, 2023
堕武者グラインドが、どのようにしてクライアントである東方ステーション様からのご要望にお応えし、認識のすり合わせを行ったか……という過程は、普段はセルフプロデュースの堕武者にとって、大変刺激的で、学びのある過程でした。
なかでも、テーマソング「所沢、それは美しい」のサビの部分である「ところところところところざわだぜ」の歌詞を少しずつ調整していく道のりは、私たちが考える堕武者像と、堕武者に価値を見出していたさだいている方々の堕武者像の違いが鮮明になって、面白いと思います。ぜひお読みください。
小市民グラインダーな我々
イベント当日における我々の行動と、その感想を記したいと思います。
会場入りからリハーサル~オープニング~大運動会あたりまでの流れは、他のメンバーの投稿にも詳しいので、ここではごく個人的なトピックに絞って、今回の出演者陣で随一の素人が、分不相応な経験のラッシュを前に何を感じたかを書いていきましょう。
まず驚いたのは、楽屋のラグジュアリーさです。ここでライブが出来そうなほど広く、壁添いの机ひとつひとつに鏡台と照明が設えられ、部屋の隅には洗面台まで完備。中央のテーブルには水のペットボトルが「ご自由にお取りください」と大量に置かれており、まだまだ暑いのでありがたい限り。お菓子もたくさんありました。そしてお昼時に用意されていたのは高級弁当の数々……
ゴージャスな待遇の数々を目の当たりにして「ついに我々も芸能人か」と調子に乗りかけましたが、「当然、これに見合った働きはしてくれるんだよね?」というハードルの高さもひしひしと感じ、背筋が伸びる思いでした。
次に、あの広大なステージについてです。ところざわサクラタウンのホームページを見ると、ホールAの収容人数は椅子席で650席。奇しくもあの東方ライブの聖地・クラブチッタ川崎の収容人数とほぼ同じです。昨年11月、東方うた祭りの会場で、いち観客として、憧れと羨望を胸に抱いてライブを見つめていた自分が、同じ規模のステージに立つ。何とも不思議な感覚です。
我々のリハーサルの時間となり、おっかなびっくりステージに立ってみると、まず圧倒的な客席の数に驚かされます。また、ステージの最前には、ステージを客席から見た様子や、生放送のコメントが一目で分かるモニターが複数台置かれています。こんな凄い設備の舞台には上がったことがありません。
状況確認のためについモニターを凝視してしまいがちなのですが、一応自分もキャストの一員なので、なるべくお客さんの方を見て、積極的に目線を合わせていかないとな……と気を付けることにしました(特に大運動会の際は意識しました)。ステージにおける立ち位置を決めるための、いわゆるバミりも大量に印されていて、プロの現場なんだなあと感心もしたりも。
立ち位置やマイクのチェックを行ったあと、いよいよ通しリハが始まります。通しと言っても尺は1分しかないので、3回もフルで繰り返させていただきました。
よく「リハーサルは全力で行わなければならない(最大音量をPAさんが把握するため)」と言いますが、ステージでの所作はどのくらいのテンションで行こうかな? と思っていたのですが、我々の前にリハを行っていたまろんさんが、誰もいない広い客席に向かって、本番と同じテンションで呼びかけたり、説明したり、煽ったりされているのを目の当たりにして、所作も全力でいかなければ! と思った次第です。
通しで歌い動き回った後は、ディレクターの方からマイクに関するアドバイスを受けたり、本番でのキューサインの確認をしたりして終了。楽屋へ戻ります。すると、我々の出番で音出しとコーラスをご担当いただく、まろんさんからアドバイスを頂戴しました。
「もっと縦の動きを使ったほうがいいですよ」
私は、ステージの横幅がとにかく広いので、左右に動きまわることを中心に考えていたのですが、広い会場の遠くのお客さんまで存在を伝えるには、腕を振り上げたりジャンプしたりして、縦の動きを使うと良い……ということでした。
目から鱗が落ちる思いでした。言い出しっぺプロデューサーとしてあらゆる場面に登場し、目が回るほどの忙しさにも拘らず、我々のこともしっかりご覧いただいていて、ありがとうございました。
コラム:Bossが見た「あつまれ!東方ステーション」 その①
もうどこにも逃げられない
そして訪れる、本番までの束の間のスキマ時間。堕武者も一応22年間活動しており、決して多くはないながらも舞台に上がった経験はあるのですが、何度やってもこの時間が一番緊張します。最近は、無心でストレッチをするようにしています。
楽屋か廊下で、どなたかが「凄いよ、500人くらい入っているんじゃない?」と話しているのが聞こえました。
聞こえないふりをしてストレッチを続行し、持ち込んだPCからオケを流して最後の調整を終え、スタッフ様の誘導で、舞台袖の暗い空間にてしばし待ちます。客席側を映すモニターを見てみると、人がどんどん増えて、席が埋まっていくのが分かります。
もう、どこにも逃げられません。
覚悟完了
「あつまれ!東方ステーション」生放送がスタートし、舞台上の大型スクリーンに、ZUNさん、ビートまりおさん、金澤まいさんの姿が映し出されると、客席から大きな歓声が上がりました。
憧れの方々を、これから生で観ることができる。そんな期待感をフロアからひしひしと感じつつ、我々もステージの立ち位置でスタンバイします。ゆらりと現れた4人組を見て「誰?」と思う方が殆どだろうなと思いますが、ならば音が出た瞬間から、皆さんに我々が何者かを思い知らせるまでです。
客席に向かっては顔を伏せつつ、ステージ前にあるモニターで、お三方がホール入口の前まで来たことを確認します。段取りとしては分かっているつもりでも、コール前のやり取りもしっかり観察してタイミングを逃さないようにしなければ、とか、モニターばかり見ていると実際の動きとのタイムラグで混乱してしまうかもしれない、とか、急に喉が渇いてきたな、とか、色々なことが一瞬のうちに頭をよぎります。
しかし最終的には、楽屋でのBossのセリフ「俺、昔からトッパー(ライブイベントにおける最初の出演者)得意でしたよ」を思い出し、心の均衡を保ちました。パンクバンドのメンバーとして高円寺などで経験を積んだ彼が言うと安心感があります。
MCによる「あつまれ!」「東方ステーション!」コールの直後に、客席全体から大きな拍手と歓声が起き(ありがたいことです)、私が叫ぶ「ワン、ツー、ワンツースリーフォー」は数秒待つというリハーサルとは異なる判断もありましたが、伏せていた目線をフロアにまっすぐ向け、何とか無事にカウントを終えることができました。
コラム:Bossが見た「あつまれ!東方ステーション」 その②
500人の前で歌うということ
いま、生放送のアーカイブを観ながら冷静に判定すると、本番での堕武者は、練習も含めて一番良いテイクだった……とは言えないかもしれません。
それでも、中盤以降は、メンバーの持ち味が存分に出せたのではないかと思います。
身体を仰け反らせ、青筋を立てて絶叫するKim、長身でパーカーを翻し、くるくると舞い踊りながらギターを掻き鳴らすBoss。癒しの笑顔をフロアに向けるTifara。
私はというと、とにかくフロアの全エリアに目線を合わせるため、ステージを俊敏に駆け回ったつもりでしたが、映像で確認すると、どう見てもお父さんのお散歩でした。実際そういう年齢なので仕方がないのですが……。それでも、要所で縦の動きを使い、拳を振り上げ、何とか1分間を終えることができました。
Kimの、締めのロングトーン絶叫を、こんなに穏やかな気持ちで聴くとは思いませんでした。
また、我々が歌った「所沢、それは美しい」のサビ部分では、多くの方々が「ざわだ!」に合わせて腕を振り上げてくださって、本当にうれしかったですね。
何とか我々の持ち場を無事に終えられたのは、これまでご調整をいただいたディレクターの皆様、当日のスタッフの皆様、MCのお三方、そして、配信も含めてご観覧いただいた皆さまのお陰です。本当にありがとうございました。
演奏の後で自己紹介を終えてステージから退場した後、百花繚乱さんに「素晴らしいステージでした!」とお声掛けをいただいたのも嬉しかったなあ。
ひとつ痛恨があるとすれば、演奏が終わった後で、ZUNさんから「何でパンクなの?(パンクな楽曲をオープニングから演奏しているの?)」というレスポンスをいただいたにも関わらず、演奏の重圧から解放された私は全く気付かなくて、リアクションを返せなかったことですね。今なら胸を張って言えるでしょう。「リサーチの結果です」と。
コラム:Bossが見た「あつまれ!東方ステーション」 その③
コラム:Kimが見た「あつまれ!東方ステーション」
なんで堕武者が選ばれたのか
なんで? という部分で、ちょっとシビアな話をします。
例えば私が、仕事として関わる大きなイベントのステージ担当だとして、お客さんの心を冒頭から掴むための、大事なオープニングステージを堕武者に任せられるか? というと、私には上司を説得する勇気がありません。
東方Projectに興味を持ってから日が浅いファン層、初めて東方のイベントに来るようなライト層をメインターゲットに据えるイベントにとって、我々のマニアックさや露悪趣味は、あまりにも相性が悪いからです。ピンと来ない方は『所沢、それは美しい』のアレンジ元となった「断面、それは美しい」のPVをご覧いただければ、意図が伝わるかと思います。
しかし、「あつまれ!東方ステーション」のスタッフの方々は我々を招き入れてくださった。整合性の向こう側にある、セオリーを超越した面白さを選択してくださった(と、勝手に思っております)。それが何よりうれしいことであり、二次創作イベントとしての懐の深さなのかなあと思います。
東方のコミュニティと我々
我々が東方グラインドコアアレンジを始めたきっかけは、東方Projectに詳しい友人から、東方アレンジ界隈が熱く盛り上がっていることを教えてもらった際に「そんなに皆が東方アレンジ好きなら、轟音と絶叫にまみれた極悪アレンジでも愛してくれるんですよね?」という、邪悪な興味が湧いたからです。
初めは、純真無垢な東方ファンをびっくりさせる方向への、モチベーションが高かったことも事実です。しかし、じっくり東方原曲や原作に親しみ、様々な分野の東方ファンの方々と交流を深めるうちに、東方原作と、二次創作を楽しむファンの方々へのリスペクトが増してきました。
東方の分野で活動していると、エクストリームミュージックに馴染みのない方々も「東方を愛する仲間の作品なら聴いてみるか」という感じで、こちらの世界に一歩踏み込んでくれます。そんな事情もあり、現在は、攻撃的な音の壁の向こう側を探ると、原曲の美しいメロディの息遣いを感じることができるようなアレンジを目指しています。
東方独特の、緩やかでまったりした繋がりは、堕武者にとってはとても心地よいものです。
恐らく、原作者であるZUNさんの鷹揚さ、あの日ニコニコしながらビールを飲んで皆の活動を見守っていたあの感じに通ずるものがあるのだと思います。
そしておそらく、「あつまれ!東方ステーション」も、様々なアプローチで東方を楽しむ方々を繋げる役割を果たされていくのだと思います。
コラム:Tifaraが見た「あつまれ!東方ステーション」
コラム:Bossが見た「あつまれ!東方ステーション」 その④
今後の我々
堕武者グラインドは、音楽サークルの中では少数派かもしれない、バンド形態のサークルです。個人サークルと異なり、まとめるのに大変なこともありますが、各人の個性が融合して、新しい作品を創った時の喜びは何物にも代えがたいです。
うちのKimは破壊力だけなら同人音楽サークルのどのボーカリストにも負けないと思いますし、ギターのBossは音楽的素養のない私が作る難解なリフを弾き、堕武者の音をグラインドコアながら聴きやすくまとめてくれます。また、シンセのTifaraがセンスを発揮する上メロは、手詰まりとなりかけた作曲を幾度となく前に進めてくれました。
今回の得難い経験を通じて、我々がサークルとして一皮むけたことは間違いないと思います。ただ、それは界隈での序列が上がったとかそういうことではなくて、今後我々が困難に直面した際に、少し前に進む勇気を与えてくれる記憶がひとつ増えた、という事だと思います。
堕武者の初ライブは当時通っていた大学の学園祭で行われましたが、観客は2人しかいませんでした。そのライブではPCとサンプラーの同期が上手くいかず……というより、MIDIという規格の存在を知らなかったので、手動でタイミングを合わせようとしては失敗し、イントロを5回も6回もやり直して、PAを担当していた先輩に呆れられました。
そんな我々でも、活動を続けているうちに、作品を見つけてくれる人がいて、面白いと言ってくれる人がいて、素晴らしい舞台に引っ張り上げてくれる機会がやってくることがあります。ありがたいことです。
尊敬する将棋の女流棋士、蛸島彰子先生(女流プロ将棋におけるパイオニア)が色紙に書く言葉に
「続ければ人生」
というものがあります。結果が出なくても、自分たちのぺースで、自分たちなりに続けていくことで、何らかの道が開けるということなのだと解釈しています。
バンドメンバーは皆、社会人として年数を重ね、仕事や家庭で責任を持ち、バンドに人生の全てをつぎ込む!という感じではなくなってきましたが、できるだけの時間を堕武者に提供してくれています。ありがたいことです。
悟りきれない堕武者は今後も、頒布数や再生数に一喜一憂し、作品内容に苦心惨憺し、締切に七転八倒する日々を送るのだと思います。自分たちのペースで活動を続けつつ、東方を愛する方々の感性を、わずかでも刺激する存在になれたらいいな、と考えております。
また、作り手としてだけではなく、東方二次創作の受け手としても、存分に楽しませていただく所存です。今後も様々な分野で活躍する方々との出会いを、心から楽しみにしております。
昨日ハレの日、ケの今日、そして明日
夢のような祭りを終えて、早くも2週間が経過しました。地獄の伝票整理から、束の間だけ解放された昼休みに、ゼリー飲料を嗜みながら今、この記事を書いています。
それにしても、と思います。
あの端から端まで20メートル近くあるステージで、比類なきサークルの方々と一緒に立たせていただき、600人を超える大観衆と一緒に「えーりん!えーりん!」と腕を振る幸せな時間と、報告書における細々とした数字合わせのために何時間も悶絶する時間は、とても同一の人生の直線上に存在するとは思えないくらいの違いがあるな、と。
しかし、非日常の楽しみは、日常の営みに支えられていることもまた事実です。辛いときは、あの楽しかった時間を思い出して、何とか凌いでいきたいと思います。
それではみなさま、よい東方ライフを!
追伸:
楽曲を提供した本人たちも「無謀な企画では?」と思った「所沢、それは美しい」MVコンテストにご応募をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
堕武者の2023年夏コミ新刊「その後の東方糖尿闘病奇譚」でも特集させていただいておりますが、締切の関係で取り上げられなかった動画もありますので、いずれ拙ブログで改めて、全てのご応募作品をご紹介する記事をアップする予定です。その際には別途、サークルのX(旧Twitter)で告知させていただきます。
【今後の活動予定】
11月12日(日)開催の、第10回秋季例大祭に申し込んでいます。後述のライブ準備のため、あまり手の込んだ頒布物は作れないかもしれませんが、少なくとも新しいフリーペーパーは頒布しますので、ご用とお急ぎでない方は是非お越しください。
11月25日(土)、堕武者と交流を続けていただいている東方ラップアレンジサークル「明日ryBEATS」さまの10周年記念ライブイベント「POW!!!POW!!!POW!!! ぶっかま卍アポカリプス」に出演させていただきます。
東方アレンジとオリジナルで出演アーティストがおよそ半々のイベントですが、面子を見れば、本稿をお読みいただいているような東方アレンジ好きの皆様にとっては放っておけないイベントかと……。
堕武者は東方90%、オリジナル10%の予定です。しかし、もちろん淡々と演奏を続ける我々ではありません。進行に神をも恐れぬ工夫を凝らすのでお楽しみください。
昨日ハレの日、ケの今日、そして明日が続いていく。続ければ人生だから――堕武者グラインドから見た「あつまれ!東方ステーション」 おわり