東方我楽多叢誌(とうほうがらくたそうし)は、世界有数の「同人」たちがあふれる東方Projectについて発信するメディアです。原作者であるZUNさんをはじめとした、作家たち、作品たち、そしてそれらをとりまく文化の姿そのものを取り上げ、世界に向けて誇らしく発信することで、東方Projectのみならず「同人文化」そのものをさらに刺激する媒体を目指し、創刊いたします。

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「你好(ニーハオ)」と「谢谢(シェシェ)」しか中国語を話せなくても何とかなる!?海外の同人イベント参加経験ゼロの筆者による、台湾&上海の同人イベント弾丸参加レポート!③(魅知幻想博覧会〜幻奏盛宴コンサート編)

海外の同人イベント参加経験ゼロの筆者による、台湾&上海の同人イベント弾丸参加レポート③

 海外の同人イベント参加経験ゼロの筆者が、台北と上海の各同人イベントに弾丸参加してきた体験レポート。本日はその第3回をお届けします。

○台北(8月18日)
・『Fancy Frontier 開拓動漫祭41』(即売会イベント)

○上海(8月19日~20日)
・『魅知幻想博覧会2023星虹澄空』(即売会イベント)※一部サークル出展者として参加 ←今ココ
・『幻奏盛宴コンサート 2023上海場』(コンサートイベント)
・『東深見演壇 2023上海場』(フォーラムイベント)
・『第十一回上海THONLY東方露明境』(ライブイベント)

 前回の記事に続き、今回はいよいよ第十一回上海THO「星虹澄空」のレポートになります。

 それではご覧ください。

 

明かされる上海

 午前8時半。今回の上海THO会場「上海世贸展馆(shanghai expo)」に到着すると、既にオタクたちが長蛇の列をなしていました。

※まだ開場前のはずですが、そこかしこに幻想少女たちの姿を確認できます。

 今回行われる会場は上海世贸展馆1階の1号館、展示面積は5,200平方メートルと、東京ビックサイトの南1ホールとほぼ同じくらいの大きさなのですが、それはこの建物全体のほんの一部に過ぎません。

 実はこの施設、総展示面積は常設展示場と特設展示場とを合わせると約220,000平方メートルにものぼり、さらに備え付けの30階建ての貿易ビルの面積を足すと約280,000平方メートルにもなる、超巨大施設なのです。

 一概に比較はできませんが、単純な展示面積の計算上においては、日本一の展示場面積を誇る「東京ビックサイト」の115,420平方メートルに、大阪最大の展示場面積を誇る「インテックス大阪」の72,978平方メートルを足しても、「上海世贸展馆」の総展示面積には届かないことからも、この会場の大きさが伝わるのではないでしょうか。

 2019年に上海THOに取材を行った編集部員が「会場がデカすぎる」といった表現をしていましたが、僕も今回初めて会場を目にした時、全く同じ印象を受けました。会場の大きさが規格外です。

 さて、一足先に会場内に入って上條さんのスペースでお手伝いをしていると【※】、代わる代わるお客さんが来ては、彼に話しかけていきます。

【※】後述しますが、今回僕は上海THO取材の傍ら、上條さんが主催する同人サークル「五花八門」に自作品の一部を委託頒布していた関係で、サークル参加もしていました。もちろん、海外でのサークル参加も今回が初めてです。

 こういう時、上條さんと違って現地の言葉を知らないと一人置いてけぼりになっちゃって辛いな、とか思いながら作業していると、お客さんが去り際に僕に向かって何か一言二言、声をかけて去っていきました。

 上條さんに彼が何て言っていたのか尋ねると「『イベント楽しんでいってね』、といった言葉ですよ、土露さん」と教えてくれました。その言葉を聞いた瞬間、異国の地で全く言葉を喋ることができない僕でも、この場所にいても良いんだと、すごく嬉しかったのを今も覚えています。

今回我々が出展するサークルブースと、サークル参加者特典の特製ミネラルウォーター。ラベルには霊夢と魔理沙のイラストが描かれていました。

 

あの賑やかな市場は今ここに

 しばらくすると、開場の合図とともに一般参加者たちが一気に館内へと流れ込んできました。

 ここから先は紹介ポイントが多く、やや駆け足ぎみで恐縮ですが、写真メインに館内の様子をレポートしていければと思います。まずは会場の出入り口から。

 博麗神社の大鳥居が来場者たちを迎えます。内側(即売会)と外側(俗界)との境界を表す意味においても、非常に良い演出だと感じました。

 鳥居をくぐると、みな真っ先に日本の音楽サークルの列へと並びます。中国の東方ファンたちにとって、やはりサークル本人から直接手渡しで作品を買うことができるのは、何物にも代えがたい経験なのだと思います。

 ものの数十分も経たないうちに、館内が人で溢れ返ります。「あれっ、これ昨日の台湾で見たやつだ!」と既視感を覚える人だかりが、各所で形成されていきます。

 上條さんのブースも盛況です。僕の作品も上條さんの作品と合わせて、すごい勢いで出ていきます。

 壁沿いに設置された原作コーナー。年表とともに、これまでの東方Projectの歩みを体験を通じて知ることができるのがGOODです。

 陽の光が差し込む場所には、痛車の展示コーナーが。どの車もスポーティーな力作揃いです。

 痛車コーナーの横に設けられた撮影スポット。お雛様のような段飾りの人形撮影スポットから、自身が被写体になれるスポットまで様々です。

 中央ステージ。企業による東方Project公認二次創作ゲームのプロモーションから、プレイヤー同士の勝ち上がり式のゲーム対戦まで、バリエーションに富んだ催しが行われていました。撮影したこの時は男性3人組による、東方Projectを交えたお笑い漫才が行われていました。

 丸シールによるアンケート。こうして見ると、東方歴が1年以内の人から10年以上の人まで、幅広い層がこのイベントに来場していることが見て取れます。

 あまりに大人気すぎて、残念ながら手に入れることができなかった紅魔館ケータリングケーキセット。次回もし機会があれば再トライしたい一品です。

 デジタルゲームコーナー。幽々子同士の白熱した戦いに、ギャラリーも固唾をのんで観戦していました。

 アナログゲームコーナー。幻想少女たちと対戦することができます。ちょうどこの時、一番手前のチルノが勝利していました。どうやら⑨ではない…??

 お絵かきコーナー。可愛らしい落書き(それこそ「⑨」の文字だけ書くなど)から超本格的なイラストまで、見ていてとても面白かったです。

 

世界は優しく出来ている

 さて、ここからはいよいよ「果たして現地の言葉を話すことができなくても、作品を売り買いすることができるのか?」の実態検証です。

 まずは買い方からです。買い方については、今回サポート役で同行していただいたohkaさんを参考にしました。

ohkaさんが見せてくれた対サークルの中国語翻訳一覧。入念な準備です。

 彼に見習って、僕も事前に中国語の文言を準備してトライします。

 言語が分からないので、一体どれから買おうかサークルブースをさ迷っていると、どこかで見たイラストの本が目に留まりました。よく見ると、そこは今回の運営でもある上海THOのブースでした。早速、ここで初チャレンジを行います。

 予め用意していた画面を見せて、欲しい頒布物(今回はイラスト本)を指差します。あとはお金を渡すのですが、ここで一つ注意点があります。

 というのも、現在の中国では現金決済ではなく、電子決済が主流となっています。

 そのため、サークル側が現金のおつりを用意できない(そもそも現金を持ち歩いていない)、というケースが高確率で発生します。

 ですので、そういった場合は「おつりはいらないです」と伝えるか、「おつりが発生しないよう、他の作品もほしいです」と伝えるかの2択です。

 もっとも、一番の理想はといえばAlipayとWechatのどちらかの支払手段を持つことなのですが……この取材を行った当時は、中国の銀行口座を持っていない人は電子決済を有効化することはできませんでした【※】

※2024年1月現在では、一部規制が緩和されて中国の銀行口座を持っていなくても、電子決済を有効化する方法があるとのことです。

 幸い、上海THOのブースではおつりを用意してもらえたので、普通に買うことができました。

上海THOで初めてGETできた戦利品。紙袋のおまけつき。

 ですが、それ以降のブースではやはりおつりの用意が難しいようで、お買いものを繰り返すたびに、次第におつり分を考えず、手持ちの紙幣に合わせて購入するようになっていきます。

 すると、どうでしょう。ここまでお読みいただいた皆さん、そろそろお気づきになりましたか?

 そうです、おつりがない前提でキリのよい高額紙幣に合わせて作品を買うことになるので、お金がとんでもない速度で消えていくのです。

 とても恥ずかしい話なのですが、僕はこのやり方で持ち金があっという間になくなってしまい、手持ち分の現金を全て使い果たしてしまいました(余談ですが、閉会後に一人こっそりATMでキャッシングをしました。)

 このように、現金払いによるついで買いは、一瞬でお金を溶かす危険性をはらみます。海外での作品との出会いはまさしく一期一会ではあるのですが、皆さんくれぐれもお金の使い過ぎにはご注意くださいね。

 さて、今度は売る方です。

 売り方については上條さんから簡単なレクチャーを受け、いざ挑戦です。サークルブースに僕が一人ぼっちになったところで、早速話しかけられます。急いで翻訳アプリを起動して、スマホに向かって話してもらいます。翻訳すると、次のような質問でした。

もちろん問題ないので、「OK」のハンドサインを送ります。

 こんな感じでやり取りをします。

 とても原始的なやり方ではありますが、スマホの翻訳アプリを使って画面を見せるのが、色々試した結果個人的には一番スムーズで楽でした。

 もし相手が購入するとなった場合、その多くが「これとこれをくれ」といったジェスチャーを相手がしてくれるので、すかさず上條さんが事前に用意していた決済用のWeChatのQRコードを見せればOK。あとは相手が支払い済みの画面を見せてくれるので、購入した作品を手渡せば完了です。

 上條さんの作品もそうですし、僕の作品も同じやり方で売ることができました。

 事前にAlipayとWechatのQRコードを準備する必要がありますが(ここが一番のネックですが)、そこさえ突破できれば大丈夫だと思います。

 最初はまごついてしまってうまくいかなくても、失敗を恐れず繰り返しトライする内にだんだんと慣れます。簡単な売り子であればスマホの翻訳アプリと、何より一生懸命に身振り手振り交えながら伝えようとすれば、相手も何となく察してくれて、大体は何とかなります

 こうして異国の地でも作品を手にとってもらえるのは、本当に嬉しいことです。

コラム:頒布物に紛らわしい名前をつけるのは絶対にやめましょう

閉演間近

 さて、上海THOの閉会時間が近づいてくるも、なかなか人が減りません

 それどころか、完売した音楽サークルが撤収するどころか、いきなり楽器を持ち出してその場で演奏会を始めたり、合わせで撮影していたコスプレイヤーたちが搬入口付近の空いたスペースでいきなり踊り始めたりと、非常にフリーダム

 中でも一際フリーダムだったのが、某ファストフード店のマスコットキャラクターの服を着たフランが、「上海世贸展馆(shanghai expo)」内にあった某店から、Uber Eatsのようにサークルブースに対して大量のデリバリーを始めていたことでした。

写真による視覚情報だけですとなかなかにその場の空気感が伝わりにくいかもですが、ここにいる誰しもが皆思い思いに「祭り」として楽しんでいました。

 ついに閉会の時間となっても、なかなか会場の熱は冷めることなく、至る所で人々が歌い、踊り、大合唱を繰り広げます

 長時間にわたってどんちゃん騒ぎをしていると、待機していた公安が館内に入ってきた瞬間、みな一目散に撤収し始めました。

 なんというか、「怒られるまでやる」と言ったら語弊がありますが、それくらいそこにいる参加者の誰しもが終わってほしくないと思わずにはいられないイベントだったように感じます。本当に、すごい熱量のイベントでした。

 

真夜中のコンサートフロア

 上海THOが無事閉幕し、人がまばらになり始めたところで、次のイベント会場へと急行します。

 場所は「上海商城劇院」。劇場がある建物の向かいにはラグジュアリーホテルの代名詞的存在「ザ・リッツ・カールトン」がそびえ立ち、その周りを取り囲むようにして高級ブランドのショップが立ち並ぶ、明らかに僕のようなオタクは足を踏み入れないであろう、セレブ感溢れるエリアです。(日本にたとえると、東京ミッドタウンがある赤坂の雰囲気に近いです)

 しかもこの劇場、移動中に調べて分かったのですが、日本でも有名な「中国雑技団(上海雑技団)」の公演が行われている、由緒正しい劇場でもありました。

「えっ、そんなめちゃくちゃすごい劇場でやるの? 本当に??」と到着するまで半信半疑でしたが、やっちゃうんです、ここの方たちは。

 会場に到着すると、明らかに全身のコーディネートが僕と同類……というか、路上にしれっと幻想少女たちが闊歩している状況。

※正面に写っているのが、ザ・リッツ・カールトンのエントランス。その右手前には、何やら見覚えのある姿が……。

 さらに会場のロビーまで足を進めると、「一体どこからあなた方湧いて出てきたんですか?」とつっこみたくなるような大量のオタクたちが、フロア中ひしめきあっていました。

※開演直前のロビーの様子。どう見ても「占拠」という言葉が近いカオスな状況。

 その場にいる人数もさることながら、彼らが持つ並々ならぬエネルギーには驚かされます。

 目の前のイベントを全力で楽しむという意気込みと言いましょうか、目を爛々と輝かせ、体内にあるマグマを抑えきれず、全身の毛穴から湯気立つようなオーラが揺らめき出ている、そんな状態でした。

 開演の時間となり、急いで席に着きます。手渡されたパンフレットを見ると、今回のコンサートの演目とともに、楽団や指揮者の紹介も丁寧に書かれていました。

 しばらくすると団員の皆さんがぞろぞろと舞台に登場するのですが、ところどころにこれまた幻想少女たちが混じっていました。向かって一番左のピアノにはリリカがいますし、左手前にはバイオリンを持った霊夢や奥には長いうさ耳を隠しきれない優曇華、他にも中央奥にはホルンを抱えた妖夢やパーカッション担当のチルノ、右手にはファゴットを持った幽々子、そして遅れて登場してきた指揮者は紫といった具合で、人妖ごちゃまぜのオーケストラ楽団がそこにはいました。

 普段の自分でしたら驚いていたと思いますが、今日この一日で幻想少女たちがあらゆる場所に存在していることが日常の風景と化していたこともあり、自然とこの様を受け入れている自分がいました。

 どうやら上海THOを通しで参加すると、視界に映る幻想少女たちの存在が「当たり前のこと」として脳みそが認識するようです。新たな知見です。

 さて、紫の合図とともに始まったオーケストラですが、本当に素晴らしい演奏会でした。前半部分と後半部分を合わせるとのべ2時間以上の演奏だったはずでしたが、本当に一瞬で過ぎ去りました。

 没入感がすごい、というのも一つ大きな要因でもあるのですが、それだけではない気がします。

 オーケストラと言うと、一般的には西洋チックな印象を感じる方が多いかと思いますが、今回この場で演奏されたオーケストラは不思議と「東洋らしさ」とでも言いましょうか、どことなくオリエンタルな印象を受けました。

 それは元々の原曲であったり、今回演奏された楽曲がたまたまそういったものだった、と言えばそこまでなのですが、全体として西洋と東洋が合わさった、まさに「上海らしい」演奏会は自分にとって非常に新鮮でした。

 この世に「上海アリス幻樂団」なるオーケストラ楽団が実在していたら、もしかしたらきっとこういった形だったのかもしれない、そういった想いを馳せることができる濃密なコンサートでした。

 できればその時の演奏のすべてをお伝えしたいのですが……それは流石に難しく、ただ幸運にもその後yuu115431【※】さんとコンタクトすることができましたので、ちょっとだけご紹介したいと思います。

【※】yuu115431さんは、先程のパンフレット2枚目の写真にある、後半の一番最後に演奏された16分近くに及んだ50曲メドレー「狸猫的五十种变化」を編曲された方です。

以下、yuu115431さんからいただいたコメントになります。

「狸猫的五十种变化」は新規に書き下ろされたアレンジではなく元々2012年に私が制作してニコニコ動画にアップロードした「化けろ!マミゾウ・まぬけ変化メドレー」という名前のメドレーで、自作の映像も付いておりました。

https://nicovideo.jp/watch/sm17602605

中国のビリビリ動画に動画そのものやmidiが転載されていつの間にか人気になっていたようで、2021年にビリビリのアカウントを作成して中国の東方ファンと交流を始めると幻奏盛宴の楽団関係者の方々とも話すようになり、今回の実演が実現しました。向こうの東方愛好者の皆さんは本当に熱量があり積極的で温かいです。という訳で今回の幻奏盛宴で演奏が実現したのは(中国ユーザーの転載が発端ではあるのですが)中国の東方ファンとの交流からでした。

また、「狸猫的五十种变化」というタイトルは転載で広がる過程で中国の方が付けた題名だったようで、実演版が作られるのに際して中国語版タイトルとして正式に採用しました。

 コロナ禍で往来することが難しかった時期に、こうして日中の交流が行われていたことは、本当に素敵なことだと思います。

 また、yuu115431さんのご好意により、コンサートの様子をニコニコ動画にアップロードしていただきました。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm43290832
【ニコニコ動画】

 こちらの動画を見ていただければ、その時の会場の様子やオーケストラの雰囲気を少しでも知ることができるかと思います。この場を借りて、改めて感謝申し上げます。

 さて、オーケストラの演奏が無事に全て終了しましてロビーへ出ますと、何やら参加者たちがロビー中央に集結し、その場で突然大合唱をし始めました。

【※】その時の大合唱の様子です

 なんでも、幻奏盛宴のコンサート終了後にロビーや外の広場で勝手に合唱を行うのが恒例らしいです。しばらく大音量で歌い上げていると、どこからか偉い人(服装的に警備員?)が来た瞬間に、みな散り散りになって解散しました。

 上海THOの閉会時もそうでしたが、ここのオタクたちは公安や警備員に叱られるまで大合唱するのがスタンダードなのでしょうか?(一緒に同行した通訳さんは「そんなことはないですよー」と笑っていましたが)

 彼らの文化を僕はまだ詳しく知らないので何とも言えませんが、誰から強制されるでもなく、みな心の底から楽しそうに歌っていたのがとても印象的でした。

 とある方が指摘していましたが、ひと昔前のアキバホコ天無断集団ダンス(警察が通りがかった瞬間にみんなが一斉に逃げ出す動画)を、彼らを見ていてふと思い出しました。

※最近ではこのCMの元になった動画としても有名ですね

 もしかしたら、あの頃にいた日本のオタクたちが、今の上海のオタクなのかもしれませんね。

 

第3回はここまでになります。

次回はいよいよ最終回。東深見演壇(フォーラムイベント)と東方露明境上海(ライブイベント)までをレポートします。

※今回記事に取り上げた旅程

8月19日

午前8時半 上海THO会場着

取材開始

午後10時半 上海THO開場

午後17時 上海THO閉場

上海商城剧院へ移動

午後19時半 幻奏盛宴コンサート開演

午後21時半 幻奏盛宴コンサート終演

午後22時半 ホテル着

 

「你好(ニーハオ)」と「谢谢(シェシェ)」しか中国語を話せなくても何とかなる!?海外の同人イベント参加経験ゼロの筆者による、台湾&上海の同人イベント弾丸参加レポート!③(魅知幻想博覧会〜幻奏盛宴コンサート編) おわり

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