
神社へのフィールドワークから判った、“存在しない偶像” 『神社巡りからみた埴安神』
東方発表会より、発表で使用されたスライドを掲載

東方の二次創作は同人誌や音楽アレンジだけではありません。
原作のキャラクターや設定を元に、「考察」を深める、という楽しみ方もあります。
原作だけではなく、二次創作や東方に纏わる様々な情報を元に、新たな観点や解釈を導き出したりすることもあります。
「東方発表会」は、東方に関する考察発表、関連する巡礼先の紹介、おすすめ同人作品の紹介、好きなキャラの推薦・詳説、自分自身の東方二次に纏わる創作論まで………
東方にまつわる内容であれば、なんでも発表OKの、東方プレゼンイベントです。
第7回東方発表会 開催概要 ー https://twipla.jp/events/402279
先日行われた「第7回東方発表会」で発表された内容の幾つかを、登壇者の方に許可を取りまして、東方我楽多叢誌で使用されたスライドを掲載させて頂きます。
主催者のあおこめさんより
「このたびは、このような形で発表を取り上げて頂き、非常に光栄です。2020年1月に実施された第7回東方発表会では、合計11の発表があり、非常に盛り上がりました。掲載される発表はその一部ですが、それを見て会の空気を感じていただければ幸いです。
東方発表会は毎年1月・7月の開催を予定しています。次回も7月開催で調整中ですので、ご興味ございましたらぜひご参加をご検討ください。」
あおこめさんのツイッター @blue_comment
発表会告知用アカウント @cyan_comment
第7回東方発表会のツイートまとめ ー Togatter
https://togetter.com/li/1460405
今回は、こばしゅさんの「神社巡りからみた埴安神」です。
神社巡りからみた埴安神
埴安神めぐり
埴安神の特徴ー祀られ方と名前がバラバラ
埴安神の特徴ー埴安神ベルトと存在しない偶像
特徴その3、特殊性ある点です。
「埴安神社」だけでなく「地禄神社」も、埴安神を祀っていました。これらの神社を地下鉄とシェアサイクルを駆使して5時間ほどで巡ってきましたが、この地図の中に更に4~5社あります。
更に「田神社」を加えるとこれだけの数となり、ベルト状になっていました。この件についての論文を見つけました。
論文の要約になります。埴安神信仰分布や甕棺分布はこのページに書いてあるリンク先の論文に載っています。この論文は検索でもヒットできます。
論文リンクー「北部九州の宗像神と関連神を祭る神社の解析 ―宗像神信仰の研究 (2)― 」
https://munahaku.jp/wp-content/themes/munahaku/img/kiyou/vol08b/pdf/2016_kiyo_no2_01.pdf
特徴その4です。
隠岐奈さんには摩多羅神図があり、神奈子さんには、注連縄や御柱という分かりやすいものがあります。そういうものが無いところからの袿姫さんのデザイン、凄い。
まとめのページです。引き続き埴安神神社巡りを続けます。このうち滋賀の神社は既に先日参拝しています。
※発表内容は、登壇者自身の調査による研究内容であり、個人の見解になります。さまざま存在する東方の解釈の一つとしてお楽しみください。
神社へのフィールドワークから判った、“存在しない偶像” 『神社巡りからみた埴安神』 おわり