特集
2019/12/19

迫り来るは近代兵器。立ち向かう剣士の冒険活劇! 今からでも楽しめる! 東方二次創作小説『妖世刃弔華』あらすじ&キャラ紹介!

『妖世刃弔華』振り返り特集

 「東方我楽多叢誌」公開とともに連載を開始した東方二次創作小説『妖世刃弔華』(ようせいじんちょうげ)。魂魄妖夢を主人公としたこの冒険活劇も連載10回を超え、「読んでみたいけどちょっと長いかも……」と尻込みしてしまう方もいるかもしれません。
 今回は物語の始まりからここまでの、妖夢と周囲の動きについておさらいしていきましょう!

著者:草薙刃
挿絵:こぞう

これまでの振り返り

 始まりは冥界・白玉楼。平和な日常に少しばかりの退屈を感じていた妖夢は、屋敷を訪れた四季映姫・ヤマザナドゥからある依頼を受ける。それは「部下の小野塚小町とともに、地獄から消えた大量の霊魂の行き先と原因を調査してほしい」というものであった。

「異変の解決なら霊夢に頼めばいいのではないか」と妖夢が訊ねると、「1度冥界に踏み入った霊魂だから、可能な限り冥界側で処理したい。そして今回の異変は妖夢が適任だと考える」と四季映姫は言う。

 主人・西行寺幽々子からの頼みもあって、妖夢は小町と連れ立って幻想郷に向かった。

 2人がまず向かったのは、博麗神社の方向だった。四季映姫が霊夢に依頼しなかったとはいえ、彼女が異変に気づいていれば情報収集ができる。その判断が正しかったのかどうかはわからないが、夜の森の中を歩いていると白骨化しかかったまるで死体のような敵から襲撃を受ける。弾幕ごっこではない攻撃――銃撃を受けた2人が敵をよく観察すると、何かを依り代に実体化した亡霊の兵士だった。

 小町は亡霊を、妖夢が持つ白楼剣で斬ることを提案する。迷いを断つ白楼剣が本当に有効なのか半信半疑の妖夢だが、実践してみると確かに霊魂を依り代から分離させるのに成功した。

 襲ってきた亡霊兵をすべて無力化した頃、騒ぎを聞きつけた霊夢が飛んでくる。小町は霊魂を届けに一旦冥界へと逃亡し、妖夢は代わりに博麗神社へと引っ張られていった。

 

 霊夢に事情を聴かれた妖夢は経緯を話すが、霊夢にはそれらしい話は来ていないという。当てが外れ、妖夢は戻ってきた小町の提案で魔法の森近くの道具屋・香霖堂を尋ねることにした。亡霊兵の依り代が外の世界から流れ着いたものと見られることから、森近霖之助を当たるのが妥当と考えたのだ。

 

 結果として、小町の予想は当たっていた。

 霖之助の元には幻想郷の大賢者・八雲紫が訪れており、彼女は霖之助に、幻想郷へ流れ着いた外の世界の武器・兵器群の処分を依頼していた。その中には第二次世界大戦後に開発されたツァーリ・ボンバの姿もあった。

 

 処分の必要がある武器・兵器があまりに大量にあるので、河城にとりを筆頭にした河童たちに処分を依頼し、数日間で粗方捌けた。だが幻想郷全土と博麗大結界すら焼き尽くす威力を持つ核兵器には、それを安全に解体するために専門の人物の協力が必要だった。その人物は霊烏路空、核融合を操る地獄鴉だ。

 

 いよいよ解体作業を始めようという段階になって、1人の亡霊が現れた。漆黒の軍服に身を包む亡霊は、その存在だけで壮絶な雰囲気を漂わせている。一目見ただけで霖之助は「危険だ」と判断できた。

 

 亡霊はジェーン・カーネル・オウスティナと名乗り、亡霊兵団を率いる首領を自称する。彼女は急速に間合いを詰めて霊烏路空を昏倒させたあと、ツァーリ・ボンバとともに身柄を奪い去った。

 残されたにとりと霖之助を始末すべく、亡霊兵が襲撃する。逃げ回るにとりたちに合流した妖夢と小町は、亡霊兵たちを片し、ここまでの話を聞いたのであった。

 

 妖夢と小町ににとりが同行することになり、一行は空と爆弾、黒幕の行方を追って山を目指す。

登場人物紹介

魂魄妖夢
半人半霊、西行寺幽々子の剣術指南役にして白玉楼の庭師。長刀・楼観剣と短刀・白楼剣を操り、亡霊であろうが銃弾であろうが近代兵器であろうが真っ二つにする。亡霊兵との戦闘では従来の辻斬り気質が顔を覗かせ、八面六臂の活躍を見せる。小町との会話ではツッコミ役だったが、にとりが仲間に加わったために徐々にボケをかますようになってきた。

 

小野塚小町

地獄の裁判長・四季映姫・ヤマザナドゥの部下。死神。霊魂を彼岸に運ぶ役割を持ち、今回の霊魂大量消失事件に関する調査員として妖夢と行動をともにする。サボり癖は相変わらずだが、確保した霊魂を冥界に運んだり妖夢の危機を要所要所で救ったりと仕事はちゃんとする。トレードマークの鎌は刃のついたものを試験的に導入しているらしい。

 

河城にとり

妖怪の山に住む河童。人工物に興味津々のスーパー・エンジニア。森近霖之助から兵器群の解体依頼を下請けした1人。ツァーリ・ボンバの解体を霊烏路空とともに行う予定だったが、黒衣の亡霊の襲撃を受けて頓挫する。妖夢と小町が亡霊兵の事件を調査していると知り、協力を申し出る。2人のボケに対するツッコミ役も兼任。

 

八雲紫

幻想郷最強の妖怪、大賢者。すべてを知り、必要に応じて動く勤勉な怠け者。外の世界から幻想郷に流れ着いた大量の武器と兵器群の処分を霖之助に依頼しつつ、霊夢には今回の異変で動かないよう釘を刺す。すでに幻想郷に迫る危機を把握しているようだが……。

 

博麗霊夢

博麗神社の巫女、異変解決のスペシャリスト。妖夢と小町から話を聞いて何かが起きていることは把握しているが、自分が動くべきか考えているところで紫に動くなと釘を刺される。それはそれで不満なのか、あるいは八つ当たりか、霊夢も独自に異変の調査を始める。

 

森近霖之助

 魔法の森近くに店を構える道具屋。あらゆる道具を取り揃えながら、てんで商売に向かないコレクター。外の世界から流れ着いた兵器群の処分を紫から元請けし、河童という下請けに出す。兵器の解体にあたっては名前と使い道を河童たちに教えていた。

 

亡霊兵
 外の世界から流れ着いた武器・兵器を依り代に、地獄から脱走した霊魂が憑依して実体化したもの。戦い方の記憶があるらしく、武器・兵器を妖夢たちに遠慮なく向ける。記憶のせいか、あるいは戦いのトラウマのせいか、身体がきちんと人の体裁を保っていない部分がある。


ジェーン・カーネル・オウスティナ

 亡霊兵団の首領を自称。左目には眼窩の闇だけがあり、黒衣の軍服、軍帽、軍刀と、どこから見ても軍人の風貌を持つ亡霊。特徴的な鉾を背負う。亡霊ながら確固たる意志を持ち、饒舌に会話する。霊烏路空に(油断していたとはいえ)一瞬で肉薄し、一撃で昏倒させる技量を持つ。空とツァーリ・ボンバを奪ったあと、どこかへ姿を消した。

 

 ということで、ここまでのあらすじとキャラクター紹介をお送りしてきました。まだ読んでないという方、ぜひ、この年末年始に1話から読んでみてください!

『妖世刃弔華』1話はコチラ

文・編集担当:高松良次

迫り来るは近代兵器。立ち向かう剣士の冒険活劇! 今からでも楽しめる! 東方二次創作小説『妖世刃弔華』あらすじ&キャラ紹介! おわり