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2019/11/18
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「東方は、わたしの日本のイメージそのものです。」例大祭でZUNさんと記念撮影をしていた、海外東方ファン、イタリア人・パトリックさんに直撃インタビュー!

東方海外ファン特集:イタリア人・パトリックさんインタビュー

「秋季例大祭」でZUNさんと記念撮影をしていたイタリア人・パトリックさん。かなりインパクトのある彼に話を伺ってみると、どうやら卒業論文で東方Projectについて書いたとのこと。そんな彼に直撃インタビューしてみました!

東方のお陰で、日本が好きになりました

ーー例大祭は楽しかったですか?

パトリック:
 本当に楽しかったです!

ーーZUNさんと一緒にお写真を撮っていましたが、いかがでしたか?

パトリック:
 夢のようなことでした(笑)。実は、2年前にもZUNさんをコミケで見たのですが、話しかけたことはなかったから、(今回の出来事は)素晴らしかったです。

ーー今回、どのようなことをZUNさんと話しましたか?

パトリック:
 わたしは、大学の卒業論文で東方Projectについて書きました。ZUNさんにも、この小論文を見てもらいました。ZUNさんもうれしそうに見えましたから、わたしも本当にうれしかったです。

上記はパトリックさんが書いた卒業論文

 

ーー今回の秋季例大祭では何を買いましたか?

パトリック:
 たくさん買いました。特にマウスやグラスはすごかったです。そして、私の一番好きなバンドもいました。「East New Sound」が大好きです。タオルも持ってます(使い込んでいるタオルを見せてくれました)。

ーーライブに行って買ったんですか?

パトリック:
 はい、秋葉原の東方LIVEBOXに行って買いました。

ーー「East New Sound」さんを追いかけ始めて何年ぐらいになりますか?

パトリック:
 まだ新しいほうだと思いますが、確か6年前です。YouTubeで聴いて好きになりました。

ーー「East New Sound」で一番好きな楽曲は?

パトリック:
 「Urahara ff」です。大好き! この曲は、夕月 椿と紫咲ほたるも一緒に歌っているから本当に大好きです。

ーー「East New Sound」さんは海外でも結構人気ですよね。

パトリック:
 はい。それからIOSYSやAlstroemeria Recordsも、本当に人気です。あと魂音泉も最高に人気になりました。魂音泉はラップが肝だから、特別なことです。みんな「わぁ、すごい!」と言います。

ーーそもそも東方Projectを知ったきっかけは?

パトリック:
 9年前、大学に入ったばかりのとき、東方の世界と出会えました。そのきっかけは、YouTubeです。YouTtubeに素晴らしい曲がたくさんありました。例えば、「Bad Apple!!!」とか、「チルノのパーフェクトさんすう教室」とか、いろんな曲がありましたから、「これは、すごい!」と思いました。そこで虜になりました。そのあと、私は東方Projectのゲームと、東方の愛好者の自作ゲームをプレイしました。私の一番好きなゲームは「東方紅魔郷」です!

ーー9年前はパトリックさんは何歳でしたか?

パトリック:
 20歳です。

ーー東方の二次創作ゲームは何をやりましたか?

パトリック:
 「東方人形劇です。子供の頃からずっと、わたしは、ポケモンが大好きだったから。だからこれが好きです。それから「touhou insane」と呼ばれるハックロムがあるんですが、超難しいゲームだったから、私はすぐにそのデータをアンインストールしました(笑)。

※ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーンのハックロム。ポケモンの代わりに東方キャラクターが人形として登場、差し替わっている。ハックロムとは、スーパーファミコン、ゲームボーイなどのROMデータをPC上に吸い出して改造を施したもの。海外では非常に盛んな文化。
もちろん、ゲームデータの吸い出しは概ねライセンス違反になる事が多く、データ自体の入手経緯が怪しければ当然違法行為になる。この記事では現状存在する文化としてハックロムについて取り上げましたが、それを推奨するものではありません。

ーー「touhou insane」は日本の方が作っているものですか?

パトリック:
 たしかアメリカ人だと思います。超難しいです。Lunaticのような難易度でした……。

ーーそもそも日本のゲームを知ったのはいつ頃ですか?

パトリック:
 6歳のときにポケモンの青をやったのがきっかけです。そのあと、どんどん日本のゲームがたくさんイタリアでも出て。日本の文化やゲーム、テクノロジーも好きで、日本語の大学に行くことに決めたんです。

ーー日本語学部なんですか?

パトリック:
 そうです。大学はヴェネツィアの大学で、「カフォスカリ」(Ca’ Foscari University of Venice)と呼ばれています。イタリアの日本語の大学と言われたら、最も良い大学です。そして、卒業論文はGame Studiesの論文です。

ーーそれで東方Projectの論文を書いたんですね。他の学生さんはどんな論文を?

パトリック:
 「Fate」や「グランブルーファンタジー」などあります。

ーー日本語は大学に入ってから勉強したんですか?

パトリック:
 大学に入ってからです。20歳のとき、わたしは日本に最初の旅行をしました。そのとき、全然しゃべれなくて、残念なことでした。そこで、本当に勉強したいと思いました

ーーなぜ、論文で東方について書こうと思ったんですか?

パトリック:
 東方は大学に入った頃からずっとずっと大好きだったから、「東方」は私の日本のイメージそのものと思ったから、論文を書きました。わたしは、東方のお陰で、日本が好きになりました。だから、東方に決めました。

ーー日本に来たときに、「これは東方で見た!」みたいな経験があった?

パトリック:
 そうです、そうです。東方は、わたしの最初の本物の日本です。

ーー一番日本を感じられるのが東方。東方は日本である、と。

パトリック:
 そうです。

ーー東方の魅力はどういったところにあると思いますか?

パトリック:
 いろいろな理由があります。東方のゲームは新しくて素晴らしいから、みんなそのゲームが好きです。そしてプレイバリューは、とにかく難しいものだから、「私はそれをやりたいんです!」「フランドールに勝ちたいんです!」と言います。それから、東方のキャラクターは本当にたくさんいます。わたしたちは、どんな人でも自分の性格に合った、好ましいキャラクターが見つかります!

 そして、音楽。ZUNさんが作られた音楽が大好きです。これはもう素晴らしいことだと思います。それから、ZUNさんと愛好者(二次創作者)の関係も素敵です。東方の愛好者の自作ゲームを加えたら東方のゲーム400以上。400の自作ゲームと200の音楽バンドもありますから、それはすごいと思います。さらに同人誌も加えたら、1,000以上です。これはネットの人たちが、東方を好きな大きな理由だと思います。

ーーイタリアで東方は人気ですか?

パトリック:
 たぶん、わたしはイタリアで最初の東方についての卒業論文について書いた学生だと思いますけど、東方はますます人気になります。2006年ぐらいからコンベンションに東方のキャラクターのコスプレイヤーも現れました。アメリカやドイツの東方のバンドも素晴らしいです。

ーー大学の中で、東方はどれくらい知られていますか?

パトリック:
 友達とかに聞いたら60%ぐらいは知ってます。

ーーちなみに、今日の格好を見たら聞くまでもないと思いますが、東方で好きなキャラクターは?

パトリック:
 チルノです! チルノ以外だと、美鈴も大好き。実は、大学の友達で、チルノのようなちょっとバカな友達だった(笑)。それでチルノが大好きになりました。

ーーそこからですか!?

パトリック:
そうそう(笑)。ますます好きになりました。

ーー日本に来たのは今回で何回目ですか?

パトリック:
 4回目です。今回は観光できましたが、インターンシップをとってまた来たいと思います。

ーー日本に来て、一番好きな場所、一番記憶に残っている場所はどこですか?

パトリック:
 実は東京が大好きです。わたしは日本の色々な所に行ったけど。北海道や九州や四国。でも東京は一番好きな場所です。東京には全部がありますから。秋葉原があって、上野や代々木など素晴らしい自然もあります。新宿はナイトライフがあっていいし、渋谷は良いレストランがありますから、それは大好き。アニメだけでなく全部があります。

ーー最後に一言お願いします」!

パトリック:
 (サークルさんたちへ)心から、本当にありがとうございました。あなたたちの二次創作は本当に素晴らしいことです。心から、本当にありがとうございました!

パトリックさんの卒業論文をコチラで掲載しています!

 

「東方は、わたしの日本のイメージそのものです。」例大祭でZUNさんと記念撮影をしていた、海外東方ファン、イタリア人・パトリックさんに直撃インタビュー! おわり