同人誌即売会の「お約束」に頼りきらない、最もていねいなQ&Aを目指した理由 その原点は”自分の大好きなゲームを好きな人達が、沢山いる”という喜び

2019年11月開催「科学世紀のカフェテラス」「求代目の紅茶会」主催、久樹輝幸氏インタビュー

丁寧な「参加概要」のワケ

ーー公式サイトを拝見していて、他のイベントに比べて開催概要、特に「参加するためにどうすればいいの?」というところが非常に充実していて、丁寧だなと思いました。これを作ったきっかけは?

https://cafe-terrace.info/gaiyou.php

久樹:

 これはどちらかというと、うちのイベントが、大きな企画をぶち上げてやるというイベントではなくて、サークルさんが集まってクリエイティブなところでやっていくというところに重きがあるからです。
 ちょっと伝わる表現かどうか難しいんですけど、昔ながらの同人誌イベントのようなものを思考していた部分もありまして。

 今の東方ジャンルに居る若い子たちは、”同人誌即売会”って、そもそも、知らないですよね。だって中学校の子たちが東方を知って、東方のイベントがあるらしいといって、同人誌即売会?何それ?という話になるじゃないですか。
 あとは場所柄というところもあります。京都というのは良くも悪くも目立つ街なので、どこかでうちのイベントの名前を見かけて「なんのイベントだろう」と調べる人がいるかもしれない、というのも若干意識しつつ。同人誌即売会を知らない人にも「イベントってどういうものなんだろう」というのを理解してもらえればいいな、ということも意識して作りました。

ーー「東方ジャンルであること」とは関係なく、なんですね。

久樹:

 はい。京都だと、会場のゲートのスタッフさんとかが「これは何のイベントですか?」と聞かれるんですよね。

ーー会場のみやこめっせが、京都のど真ん中にありますからね。

久樹:

 会場の近所に、平安神宮もありますし。普段から色々とイベントをやっている会場なので、お年を召した方や親子連れも、色々な方が訪れるんです。比較的誰にでも、誤解のないように伝わるような表現ってなんだろうな、というところでやっていくと、「ゲームの、自主制作物の」というような表現になっていきますね。

ーー主催含め、イベントの開催の姿勢としてこういう細やかなところに気を配りたい、というのが伝わってきますね。

久樹:

 そうですね。他のジャンルでも、こうなればいいかなと。まぁ、特に東方は若い方が多いので。

ーー小学生もイベント参加していますからね。

 

写真は第6回開催のもの

久樹:

 同人誌即売会って結局、「お約束」が多いじゃないですか。
 分かっている人間にとっては「同人誌即売会をやります」と聞いたら、机が並んでいる様子をパッとイメージできて。
 サークルさんが朝に来て、我々はその後に来て、入口でカタログを買って、入場開始になったら入れるところからバーっと入って、それでサークルさんのスペースに行ったら物が並んでいて、それを買ってという、お約束。それが理解できる。

 「同人誌即売会」という一言にその全てが凝縮されているので、Twitterとかで「◯◯の同人誌即売会やります!」と言うと「おぉー!」って理解して盛り上がってもらえたりとか。 でも、そのお約束って、必ずしもみんなが知っているわけではないんです。
 そういう意味では、そのお約束に頼りきらない告知にした方がいいかな、と若干意識しています。

 九州で開かれている「東方久遠境」【※】というイベントの、運営の方と色々話をしたことがあって。あちらのイベントも、非常に案内が丁寧なんです。丁寧な案内というのは、本質的には、“フォーマットに頼りきらないような告知”をしたほうがいいということのかな、と個人的に思ったのがきっかけです。

 ※東方久遠境。2010年2月より九州で開催している、東方Projectの同人イベント。 以降、福岡・長崎・大分・熊本の九州内4県で様々なかたちで開催され、参加者数は述べ3000人以上を数える。 ー公式サイト内「久遠境とは」より内容抜粋
https://qon.cc/

 

ーー東方のイベントをネットで調べたときに、最初に出てくるのが、おそらく例大祭とかで。サイトの写真を見て想像するのは、東京ゲームショウやニコニコ超会議みたいなものかもしれないですよね。
 そうなったときに、「科学世紀のカフェテラス」公式サイトには、同人誌即売会について「自主制作物の展示・販売を行うフリーマーケットのようなもの」というテキストがある。これは行ったことがない人でも想像がしやすい。テクニカルじゃないワードだな、と思います。

久樹:

 サイトの過去開催分アーカイブ、ちゃんと更新します! すいません(笑)。

追記:先日、アーカイブが更新されました
https://cafe-terrace.info/archive/index.php

 

 

「宇佐見菫子について」

ーー多分2015~2016年頃だったと思うのですが、サイトの「サークル参加条件」に、宇佐見菫子に関する文章が増えました。これを書くことになった流れについてお聞かせいただいてもいいでしょうか。ある意味「わざわざ書くことにした」というのは、色々あったのかなと思うのですが。

https://cafe-terrace.info/circle/circle_info-1.php

久樹:

 なるほど。なかなか鋭い質問ですね(笑)。

ーー個人的な想像ですが、その当時「描いていいのかな」という空気があったのかなと。そのなかで、イベントとして“確証”が必要だから書いたのかな、と考えたのですが、実際のところはどうだったのでしょうか?

久樹:

 まさにおっしゃる通りです。東方全体はずっと原作の更新があり、新しいサークルがどんどん出ていますけど、秘封倶楽部というのは「大空魔術」が頒布されてから何年も新作が来なくて【※】。ふさわしい表現か難しいですが、そこから時が止まっていた分野でもあります。その当時は、まさか新作が出るとは思っていなかった部分もあるんですけども。

 ※ZUN’s Music Collection Vol.5「大空魔術」の頒布は2006年8月。その後、ZUN’s Music Collection Vol.6「鳥船遺跡」が頒布されたのは2012年4月。実に6年近くの間が空いていた。

 そういう流れもあって、やっぱり秘封倶楽部って、二人の関係性を重視する方が、サークルさんも、観る側も、多かったんです。
 そこにある意味降って湧いたというか、電撃デビューしたのが宇佐見菫子というキャラクターですね。最初はだって、あのTwitterでネタバレ画像を見て、コラだと思って信じませんでしたからね(笑)。

ーー僕も最初はコラ画像だと思いました(笑)。

久樹:

 「またこんな手の込んだコラ画像を~!」って(笑)。河城みとり【※】じゃないですけども、「架空の秘封キャラ作って東方厨釣ろうぜww」みたいな、VIPの奴らがやったのかなみたいな。
 ……っていう戸惑いがやっぱりあった。当時しかも、夏の頒布だったので、その流れが。

 ※河城みとり。河城にとりの姉で人間と河童のハーフ、という設定で作られた、創作キャラクター。2ch(現5ch)のニュース速報VIP板で立った「架空の東方キャラ作ってニコ厨釣ろうぜwwwww」というスレッドにて、有志の手で作られた。その後、有志らが架空のプレイ動画や東方風原曲などが制作、ニコニコ動画にアップロードされ、知名度が高まった経緯がある。
https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B2%B3%E5%9F%8E%E3%81%BF%E3%81%A8%E3%82%8A

 

ーー深秘録で菫子が登場したのが2015年5月で、「科学世紀のカフェテラス」の開催が10月ですね。5ヶ月は、新刊を出す作家さんたちからすれば割と近い……

久樹:

 ……と、いうところもあったので、戸惑っている方も結構いたなという印象を、当時抱きまして。
 私としてはもう、秘封倶楽部の可能性がまたひとつ広がったと思っていました。そういう意味では、「やっていいよ」ということも含めて、ああいう風な形の告知【※】を出させていただきました。

※当時の告知ページ。「東方深秘録頒布を受けてのお知らせ」
https://cafe-terrace.info/archive/05/circle_info-sumireko.php

ーーこれが書いてあることの一番大きなことは、「やっていいよ」という、安心感だと思うんです。作っていいかどうかって、結局二次創作においてはほとんど無いと思っていますが、中でもいくつか存在する”決まりごと”のひとつに「そのオンリーの主催が認めているかどうか」はあるんじゃないかと思っています。
 イベント側から明言してもらえるというのは、サークルさんにとってはやはり重要で。そういう「作り手も気になるだろうな」ということを気にかけておられるのが、サークルをやっている人間が主催をやっていることの良さであり、ひいては「コミュニティ白書」という本を出されているからだよな、と。

久樹:

 Q&Aのところにもチラッと書いているんですけど、「××は秘封倶楽部の作品とみなされますか?」というのがありまして。
 うちのイベントに関しては、基本的にはそれぞれの作家さんの判断としています。例えば、キャラクターが一切出てこない作品であったり、テーマ的な要素が一切出てこない作品であっても、秘封倶楽部の作品だよ、阿求の作品だよと言うことは当然できると思っています。
 そもそも以前から、自由な発想で作っていただければ、と考えていました。そこを一歩踏み込んで、宇佐見菫子も秘封倶楽部だよというのを改めて言ったという。このQ&Aを作ったのはもっと後の話なので、実際は「宇佐見菫子もオッケーだよ」と言ったほうが先ですけどね。

ーーQ&Aの「東方深秘録オンリーではないので、深秘録キャラオンリーはご遠慮ください」という一文につづいて、「それぞれに秘封倶楽部のキャラクターのイメージが入っていれば良しとします」っていう文章があります。これは、なかなか他のジャンルだとないよな、という。こういったことが書かれているイベントのQ&Aって、もしかしたら、他には存在しないのかもしれないなと。

久樹:

 今までで一番丁寧なQ&Aを目指しましたから(笑)。

ーー同人は、決まっていないことが良かったりするんですけど、とは言え、決まってないと作れない部分もあって。その中庸さというか、どこまでやりますか、というのは、元々作り手じゃないと、何が書いてあると嬉しいのかがわからない。それがすごくいいなと思いました。

久樹:

 個人的に、しょうもないことで“学級会”をしてほしくないなと思っています。

ーー唯一、学級会に対して、答えではないですが、一定の答えを出せるのが即売会の主催ではあるなと。

久樹:

 場を作る側ができることですよね、それは。

 

 

自分の好きなゲームを好きな人達が大勢いる、そんなイベント―同人誌即売会―が有ると知った

ーー少し話の方向を変えまして、久樹さんについてお伺いしたいなと。まず同人との最初の出会いについて、教えてください。

久樹:

 私は、東方の前はFFT(ファイナルファンタジータクティクス)【※】というジャンルにいました。あのゲームがめちゃくちゃ好きで、ネットで攻略情報を探していたときに、当時パラメータ解析とか色々やっている人たちがいて。そこでまず衝撃を受けました、「インターネットにはすごい情報がいっぱいある」と。大好きだったゲームの、こんな新しい発見があるんだという世界が広がっているんだと。

 ※ファイナルファンタジータクティクス。略称FFT。1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)より発売された、シミュレーションRPG。ファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)の外伝的な作品。
 「タクティクスオウガ(発売:クエスト)」を制作した松野泰己・吉田明彦がクエストよりスクウェアに移籍し、制作に参加。国家間紛争や貧富格差などを題材とした、従来のFFシリーズとは異なる重厚かつ社会派なストーリーを展開、シミュレーションRPGとしては異例の国内135万本を売り上げた。現在はPlayStationゲームアーカイブスにてプレイ可能。また、「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」として、移植版がiOS・Android向けに配信されている。

 

久樹:

 その世界に、FFTの小説とかイラストを投稿している人たちがいると。二次創作との出会いはそこで、自分も当時中学生だったので、イタい小説を書いたりしました(笑)。

ーーその時代のオタクの殆どが通る道かもしれませんね(笑)。

久樹:

 音の鳴るサイトを作ってみたり(笑)。
 そのときに「二次創作」という分野があるのを知り、そこからしばらくして「FFTのオンリーイベントをやります」という話を見まして。どういうことだと思って調べたら、どうやら二次創作をして、自分で本を作って売っている、そんな人達が大勢いるイベントがあると。それはぜひ行ってみたいなということで、夜行バスで東京に行ったというのが、最初の同人誌即売会です。

ーーとてもいい話ですね。当時の人は、ウワーーッて思い出すし、今同じような年齢の子もワクワクする話です。

久樹:

 当然、東京というのも行ったこともなかったし、遠出すると言ったって関東は初めてだし。夜行バスに乗って、ただでさえ眠れないのに、眠れずにドキドキしながら(笑)。

ーーイベントは楽しめたのですか?

久樹:

 まず、カタログの見方もわからなかったので(笑)。うちのイベントって、多分東方では唯一「サークルカットの読み方」というページがあるんですけど。

 

求代目の紅茶会カタログより「サークルカットの読み方」

 

ーーそれはもしかして、その時の経験から?

久樹:

 ありますね。

ーーすごくいい話! イベントに行って、いつもインターネットで見ていたイラストの方の本を探しに行ったりとか?

久樹:

 なんかね、「ここでは本になってる! すげえ!」とかってなって。あの時はもう、買いまくりましたね。お金はあまりなかったけど、あの時に買った本は全部家にありますからね。

ーーやっぱり、原風景はとっておかないといけないですからね。

久樹:

 その時のFFTジャンルって、そんなに大きいジャンルでもなかったので、そのままオフ会があったり、カタログにアンソロジー漫画が掲載されていたり、なかなか楽しかったですね。第二回か第三回に企画されたアンソロジーに「参加します」って立候補したんですが、思いっきり締め切りをブッチしまして、ほろ苦い思い出もありますね(笑)。

ーーまだ当時高校生とかですよね。

久樹:

 いやいや、今から考えても本当に申し訳なかったなと。

ーーそれはおそらく、それはイベントを開催するにあたって、懐の大きくなれる一端だったのではないかと。

久樹:

 だからという訳ではないのですが、うちのイベントは基本的に「締切日の23:59に申し込みを締めますよ」って言ってますけど、その後に、よく「私は今から寝ますので、私が起きてメールを確認するまでは23:59までに到着したものと見なします」ってどこかでツイートしていますね。

 

「え!?オンリーがビッグサイトで開催、どういうこと!?」ー東方に出会うきっかけ

ーーでは、東方に出会ったタイミングについて教えていただければ。

久樹:

 これも私の世代ではあまり変わり映えしないかとは思うんですけど、ニコニコ動画という動画サイトがございまして(笑)。当時、まだID制限がかかっていた頃で。

ーー2007~2008年ぐらいですかね。

久樹:

 その頃に「ニコ動というのが面白いらしい」「ニコ動というのが面白いらしい」と聞いて、アカウントをとって。当時はアカウントを取るのに時間がかかりましたね……。

 それで、たまに東方の動画がランキングに上がってくるんですよね。当時は割と音楽系の投稿が多かったんですけども、どうも東方は音楽がすごいらしいというイメージがつきました。
 じゃあ東方ってどんなゲームなのか、というところで調べると、なんか弾幕シューティングゲームらしいと。「シューティングは苦手だな~」って(笑)。

ーー本当に、あるあるですね。

久樹:

 当時、私、ひぐらし【※】と東方を同時に買ったんですよ。

 ※ひぐらしのなく頃に。同人サークル『07th Expansion』制作の同人ゲーム。シナリオ・イラストは、サークル代表の竜騎士07。昔ながらの集落“雛見沢“を舞台に、村にまつわる因習「綿流し」をキーにして引き起こされる連続怪死・失踪事件を扱った、ミステリーサウンドノベル。
 選択肢が存在しないこと、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に影響を受けた物語展開と叙述、プレイヤーに謎を提示する「出題編」とその謎の真相を明らかにする「解答編」という形式など、様々な要素が反響を呼び、ドラマCD・コミカライズ・アニメ化・コンシューマーゲームへの移植など、多くのメディアミックスが行われた。

 

ーー当時の二大巨頭という感じですね。

久樹:

 ひぐらしを先にやって、東方はちょっと積んでたんです。しかもそれがいいタイミングで、東方風神録が出て、全作品再販がかかったんですよね。やるかどうかはわからないけど、とりあえず風神録まで買っておこうと思ってガサっと買っておいたんですよ。で、ひぐらしをやった後に東方やろうと思ったときに、もう東方は完全に品薄で。運が良かったですね。

ーーニコニコ動画で流行った直後の、原作が手に入らない期間は長かったですよね……。

久樹:

 地霊殿の委託が始まるまではずーっと書店から消えていましたからね(笑)。
 それで例に漏れず紅魔郷からやってみよう!ということでやってみたら、最初のルーミア戦から「あぁ、これがあの、某アレンジのあの曲か!」と。やっていくと聞き覚えのある……「聞き覚えのある」っていう言い方も逆で、二次創作から入った側の表現ですね。
 「チルノちゃんだ、⑨だ⑨だ!」って、舐めてかかったら沈められました(笑)。

ーー本当に紅魔郷あるあるですね(笑)。

久樹:

 強いじゃねーか!と。すごく良かったのは、私のような「弾幕シューティングって何ぞや」って人が、当時沢山いたからだと思うんですけど、解説動画が多かったところですね。弾幕の避け方とか見て、こう避けるのか!とか。テキストを見るよりは、明らかに避け方がわかったので。そういうのを見ながら、東方って面白いなと、ひたすらやり続けたんです。
 その頃はまだ東方のコミュニティがあるなんて知らなくて、ひたすら原作をプレイし続けていて。年も明けて、3~4月ぐらいに「どうやら東方の新作が出るらしい」と。「東京のビッグサイトで博麗神社例大祭というイベントがあって、そこで出るらしいよ」「え!? オンリーが、ビッグサイトでやるの?どういうこと!?」って。

ーーなるほど、オンリーイベントというものはすでに知っていて、規模感がわかるわけですね。そんなところに「オンリーでビッグサイト」というのがもう、わけがわからないとなった。

久樹:

 「募集スペース1000!?」みたいな。とりあえずオンリーがあるということはわかったので、調べて。皆さんもご存じとは思うのですが、あの頃は結構ニコ厨叩きというか、ニコニコ動画に対する風当たりがキツイ時期ではあったんですよ。

ーー特に第五回は、「地獄の第五回」と言われていますね。

久樹:

 あれもカタログを先に買って見ていたからよかったですけど、カタログを買っていなかったらやばかったですよね(笑)。

ーー私も第五回が初めての参加だったので、あれが初めてで、悪いような良いような。今となっては、良い勉強になったと思います。

久樹:

 私もヘトヘトに疲れたんですけど、意外と楽しかったんですよね。当時は東方の友人も全くいなかったので、もうイベント終了後、両肩にかばんを抱えてネカフェに向かい、夜行バスが出るまでの時間を過ごしていました。

ーー満喫していますね。私も、「叩かれた」というか「大変だった」みたいな話は、後にインターネットで知って。当時は「楽しかった!」という記憶しかなかったですね。
単純に、当日雨が降っていて辛かったのはありますが。

久樹:

 あの頃は「新参がジャンルを潰す!」とか結構言われていたのも見てしまって、それはそれで悲しい気持ちになったりして、「イベント参加の心得をまとめてみた」みたいなのも作ったりしていましたね。

ーーその頃から今に続く、という感じですね。

久樹:

 その時の経験が、「東方コミュニティ白書を作ろう」というきっかけにもなりました。

 

(つづく)

同人誌即売会の「お約束」に頼りきらない、最もていねいなQ&Aを目指した理由 その原点は”自分の大好きなゲームを好きな人達が、沢山いる”という喜び おわり